2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

【重要】誰も言わない聴力低下すると起こる3つの症状


bible-1216063_640

音が聞こえにくくなるとどのような事が起こるのでしょうか。難聴とは、耳が聞こえにくくなる事を指します。音が聞こえにくくなると単純に音が聞きにくくなるだけではありません。難聴になった方が体験するのは、音が聞きにくくなる事により、言葉が聞きにくくなる事です。しかし、それ以外にも耳は、音を活用していますし、耳特有の障害も起こります。

今回は、音が聞こえにくくなる事により、どのような事が起こるのかを記載していきます。こちらにより、難聴の理解、聞こえにくくなる事による被害、そして聞こえの改善に役立てば幸いです。

音が聞こえない事で起こる事

音が聞こえなくなると、耳が行っている事ができなくなります。人は、音を聞くだけでも様々な事を理解していますし、色々な事に活用しています。こちらでは、

  • マナーに影響する
  • 危機感知の低下
  • コミュニケーション障害の発生

この三つに分けて、記載していきます。これらは、全て音が聞きにくくなる事によって起こる事です。

マナーに影響する

人は、誰しも自分の耳で、自分自身が出す音を制御しています。人によってうるさい、うるさくないの範囲は異なるにしても、自分自身で制御しつつ、物音に気をつけています。しかし、音が聞こえにくくなると気をつける事ができず、いつの間にか許容範囲が広くなってしまいます。音が聞こえにくくなれば、その分、音にも気が付きません。さらに、音は目に見えるものではありませんので、その他の方法で、確認する事もできません。音が聞こえにくくなると音に疎くなります。

音というのは、自分自身にとってちょうど良いように感じていればいいのではなく、周囲がどのように感じるかが重要です。例えば、テレビの音を自分にとってちょうど良いくらいに聞いていたとしても、自分の耳の聞こえが低下していれば、低下している分だけ通常の音量より、大きい音で聞く事になります。そうなると他の方から聞けば、うるさいと感じます。聞きたくもない音を大きく聞かされるのは、ものすごく苦痛な事です。これは、誰しもがそのように感じます。

別の例を出しますと、電車の中で大声でお話ししている方がいるとイライラしたり、腹が立つ事は、誰もが経験している事です。これもテレビの例と同様です。自分自身は良いかもしれませんが(話している本人達は良いかもしれませんが)、他人から見たら単なる迷惑行為でしかありません。これでは、腹が立っても仕方がありません。

音というのは、自分自身の感覚ではなく、相手の感覚で良いとならないとトラブルになりかねません。音の感覚がわからなくなれば、このような危険性が上がります。大きい音、イライラする音は、非常に恨みを買いやすいものですので、気をつける必要があります。

危機感知の低下

人の耳には、危機感知をする能力が備わっています。目や耳は、周囲の状況を確認するための器官です。目が細部を確認し、耳は、周囲を確認します。そのため、耳は左右の横に付いており、360度の音を聞く事ができます。そして、目は、前方を確認するために、前にしか付いていません。

音が聞こえにくくなると周囲の音が認識しづらくなります。音が聞こえにくくなったと自覚するのは、主に人とのお話しがうまく行きづらくなった、あるいは、会話しにくくなった時ですが、それ以上に周囲の音の方が聞きにくくなります。すると周囲で何が起こっているのかを認識しづらくなり、車に轢かれやすくなったり、自転車に轢かれやすくなるなどの、危機が及びやすくなります。もし、車のクラクションを鳴らされた経験がある場合は、気をつけた方が良いでしょう。車の存在に気が付かず、何度か轢かれそうになっている可能性も考えられます。

背後から近づいてくるものは、基本音が聞こえないと気が付きません。曲がり角の先などの死角では、目で確認できませんので、音だよりになります。日常には、様々なものがありますので、音に気が付かないと自分自身の身に危機が及ぶ可能性があります。耳は、単に言葉を聞くだけではなく、周囲の音も聞き、自分自身の身を守る働きもあります。

音が聞こえにくくなるとこの機能が薄れてきます。すると思わぬ事故に巻き込まれる可能性があります。人は、音を聞くことでも様々な事を理解しています。音が聞こえにくくなるとこのような弊害もあります。

コミュニケーション障害の発生

音が聞こえにくくなる事により、最も起こる事としては、コミュニケーション障害があります。音が聞こえないと、呼ばれても気が付かず、そのままどこかに行ってしまったり、変に返答してしまう事があります。難聴である事を予め周囲の方が知っていれば、被害はそこまで大きくなりませんが、知らなかった場合は、「なぜ無視するのか」「話しを聞く気がないのか」と思われかねません。音は、聞こえないと聞こえていない事にすら気が付きませんので、知らず知らずこのような事を繰り返してしまう可能性があります。

人は無視されるのも理由もなく変な事を言われるのも、嫌に感じます。このような事ばかり繰り返してしまえば、その人と話す気も薄れてきますし、話そうとも思わなくなってしまいます。

コミュニケーション障害には、話しても伝わりにくくなる事、気が付かない事が増える事、この二つがあります。この二つにより、コミュニケーションが取りにくくなれば、意思疎通もしにくくなりますし、変な誤解も増えていきます。すると、よりコミュニケーションが取りにくくなり、どんどん負のスパイラルに陥ってしまいます。

どちらもそのままにしておけば、どんどん被害が大きくなります。

まとめ

音が聞こえにくくなるとマナーに影響する、危機感知の低下、コミュニケーション障害の発生、これらが起こります。難聴は、耳の聞こえが低下する事が問題ではなく、聞こえが低下する事により、これらの事が起きやすくなる事が問題です。

音が聞こえにくくなれば、耳がしていた事がしにくくなります。特に耳は、人がコミュニケーションする時に使用しているツールの一部です。そのため、自分だけでなく相手にも被害が及びます。ここは、耳という特殊な器官の特徴でもあります。

難聴になるとこれらの事が起きやすくなるという事を覚えておきましょう。

難聴は、信用に直結する

上記のマナーの悪化、コミュニケーション障害を知るうえで考えていただきたいのは、信用に関する事です。これらの事を繰り返してしまうと簡単に周囲からの信用を落としてしまいます。いくら自分自身で気が付いていないからと言い、これらの事を繰り返してしまうと、相手からは嫌な人にしかうつりません。そうなれば、自ずと信用は落ちてしまいます。

テレビの音を常に大きい音で聞いていたり、お話しする際に常に聞き返していると、鬱陶しく感じたり、話す気がなくなってしまいます。自分が感じている音より、常に大きい音を聞かされれば、鬱陶しく思いますし、うるさくてイライラする事もあります。話す際にいちいち聞き返されると何度も同じ事を言わなくてはならなくなり、話すのが面倒になります。これらの事は、相手の立場になって考えるとすぐに嫌な事であると理解できます。

相手にとって嫌な事を繰り返し行えば、信用を落としてしまっても仕方がない事です。これは、マナーもそうですし、コミュニケーション障害に関しても同様です。

危機感知に関しては、自分自身が割を食うものですが、マナーへの影響は、完全に相手が割を食うものです。そして、コミュニケーション障害は、相手も自分も割を食うものです。相手が割を食う事をすれば、自ずと信用は失われてしまいます。

ここは、しっかり意識しないと、たとえ補聴器を装用したとしても状況を改善しにくくなります。

改善方法

難聴の改善方法には、どんなものがあるのでしょうか。こちらでは、難聴の改善方法に加え、重要な事について記載していきます。難聴は「コミュニケーション障害である」ここを考えるのが非常に重要です。

難聴の改善方法

これらの改善方法は、基本的に

  • 耳の聞こえを良くする事
  • 難聴である事を伝える事

この二つがあります。マナーの改善と危機感知は、音が聞こえるようになれば、改善します。そして、コミュニケーション障害は、音が聞こえる事と難聴である事を周囲に伝える事で、改善する事ができます。これは、難聴を補聴器で補った場合に限ります。もし、耳の聞こえが耳の治療、手術で治ったのなら、難聴である事を伝える必要はありません。

補聴器で耳を補う場合、残念ながら耳の全てを補えるわけではありません。中には、音は聞こえるけれども言葉が聞き取れない、あるいは、補聴器を装用しても音そのものに気がつかない事もあります。そのような事が起これば、コミュニケーション障害は、発生してしまいます。

コミュニケーション障害は、補聴器を装用するだけでは、改善できません。これを改善するには、補聴器を装用する事と周囲の方に難聴である事を伝える事です。誤解が発生する可能性があるのなら、予めその事を周囲の方に伝えておきましょう。その方が相手にとっても自分にとっても良い結果になります。

音は、聞こえないと聞こえていない事に気が付きません。そのような状況では、知らず知らず相手の方を無視してしまう事もあります。すると相手に嫌な気持ちを抱かせてしまったり、信用度が低下してしまう可能性があります。このような感情は、相手に感じさせるべきではありませんし、感じない方が良いものです。難聴である事を予め伝えておけば、このような感情を抱かせる事は、少なくなります。相手の事を考えると自分自身の難聴の事をお話しするのは、理にかなった事です。

難聴を改善させるためには、耳の聞こえを良くする事とコミュニケーション障害の予防が必要です。

重要なのは、早期に改善する事

もし、難聴について改善したいとお考えでしたら、すぐに治療or補聴器を装用し、改善した方が被害が少なくなります。難聴は、コミュニケーション障害です。聞きにくいがために大きな音を周囲に聞かせていたり、気が付かず無視していたり、聞き返していたりを繰り返し過ぎていると、補聴器を装用したとしても人間関係まで修復する事はできません。

補聴器は、あくまでも音を大きく聞かせてくれる機械です。音が聞こえにくい事で周囲の人を傷つけてしまったとしても、周囲の人の傷を癒す事はできませんし、それをする道具でもありません。

難聴について改善したいとお考えでしたら、人間関係が修復不能になる前に装用する事をお勧めします。壊れた後では、何をやっても修復する事はできません。これは、難聴がコミュニケーション障害だからこそ、言える事です。

重要なのは、早期改善です。これは、補聴器に限らず他にも言える事です。

あとがき

音が聞きにくくなる事により、起こる事を記載してみました。耳は、言葉を聞くだけでなく、周囲の音を聞く事で、周囲の環境を理解しています。さらに耳は、人がコミュニケーションする際に活用するツールの一種ですので、コミュニケーション障害も起こります。これが、難聴の症状です。

この内容を改善するには、耳を聞こえるようにする事、耳の聞きにくさが残るようでしたら、難聴の事について周囲に伝える事、この二つが必要です。

これらの内容で、難聴の理解と少しでも環境を改善できる手助けができたのなら幸いです。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:オージオグラムの見方と検査数値から見る耳の聞こえにくさ

リンク:【どのくらい聞きにくい?】難聴レベル別聞きにくさのまとめ

リンク:【実例】中等度難聴者が補聴器を装用するとどう改善されるのか

リンク:生まれつき聞こえにくい私は、自分の聴力をどう改善させたか


この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

補聴器で耳を改善させる手引き書、作りました

聞こえにくい事でお悩みの方のために、補聴器で耳を改善させる手引き書を用意しました。

  • 自分の症状に合う補聴器は何か
  • 自分の聴力に合う補聴器は何か
  • 補聴器の種類、性能、違いを知りたい

などお考えでしたら、こちらをご覧下さい。補聴器で耳を改善させる内容のみに絞って記載してみました。お役に立てば幸いです。

お困りごとのご相談、承ります

Webサイトに訪れる方のご要望にお応えするため、東京都墨田区に店舗を構えました。

  • 聞こえにくい事で困っている
  • どこに相談したら良いかわからない
  • お使いの補聴器でうまく聞こえない

などお悩みがございましたら、お気軽にご相談下さい。当店で行なっていること、よくいただくご相談は、リンク先の通りです。

〜更新情報のお知らせ〜
こちらのいずれかにご登録いただきますと更新時、お知らせします。お気軽にご登録ください。なお、Twitterでは、私自身が興味を持った記事や自分のエントリーについてツイートしています。もしよろしければフォロー、ご登録いただけるとうれしいです!
検索フォーム