耳の錯覚、錯聴を体験してみよう


耳にも目と同じ錯覚というものがあります。耳の場合は、錯聴(さくちょう)と呼んでいます。日本ではあまり馴染みがない言葉です。

耳の錯覚で、錯聴です。耳の聴覚フィルターに関する錯覚は、私達に様々なことを教えてくれます。

これらの実験から、耳が音を聞いているのではなく、耳はあくまでも音の通り道であり、音を理解しているのは、脳であることがわかってきました。

そんな錯聴について記された面白いサイトがありますので紹介します。

錯聴について学べるサイト

錯聴について学べる面白いサイトがあります。結構有名なサイトなのですが、イリュージョンフォーラムと呼ばれるサイトです。

illusion

イリュージョンフォーラムより一部キャプチャーしました(引用)

こちらは、錯覚と錯聴についてのサイトです。画面の通り、それぞれのアイコンをクリックする事により、様々な事が体験できます。

個人的にお勧めなのが、連続聴効果、マガーク効果、モザイク音声です。

連続聴効果では、音声や音楽をぶつ切りにしてノイズを入れるとどうなるかを検証しています。ぶつ切りのみの状態、ノイズを入れた時の状態をぜひ比較してみてください。驚きの聴覚機能を体験できる一つです。こちらを少し応用したのが、時間領域の生起条件(ギャップ)です。こちらはスライダーを使って、どのようにしたら、音が滑らかに感じやすいかを体験できます。個人的に一番びっくりした錯聴です。

マガーク効果では、視覚と音声を入れてどのように聞こえるかを検証したものです。視覚と音声異なるものを入れたら、果たしてどちらが優先されるのでしょうか。こちらも非常に驚く内容です。他に耳と目を使った錯聴では、交差か反発かも非常に面白いです。

最後のモザイク音声では、ある意味補聴器を装用した状態の様に感じました。音質が悪い頃の補聴器はこんな感じです。私の場合は、聞き取れましたが、他の方にとっては、どのように感じるのでしょうか。昔の音質が悪かった補聴器に似ているという理由だけで挙げてみました。

その他、音声が流れるものを体験したら、また初めから聞いてみることをお勧めします。例えば、A、B、C、Dと聞くものがあった場合、Dが正解音で、他のA、B、Cは音を加工した音声だったとします。その場合は、Dを聞いた後に、A、B、Cを改めて聞いてみてください。以前とは違って聞こえるはずです。人の感覚は結構当てにならず、初めはわからなくても、正解を聞いてしまうと以前わからなかった音声でも聞き取れるようになっています。これも一種の錯聴です。

人の聴覚とは本当に面白いです。

なおサイトリンクはこちら:イリュージョンフォーラム

冒頭には、錯覚が出てきますので、錯聴に合わせると、キャプチャー画像のような画面が出てきます。ここで体験できるようになります。難聴の方でも音声を大きくする事で体験可能です。ぜひ様々な錯聴を体験してみてください。

あとがき

聴覚について知れる錯聴サイトを紹介してみました。

人の聴覚は、本当に面白いですね。錯聴は、意図して起こっているのではなく、脳がどのようにしたら効率よく聞きたい音を聞けるようにしているかを知るきっかけになります。

例えば「連続聴効果」では、ノイズがあっても人は滑らかに音声を聞く技術を持っていることがわかります。これは、周りが騒がしくても言葉を聞き取れるようにするにはどのようにしたら良いかを脳が知っていることで起こっています。これを知らなければ、ノイズを入れたとしても、元の音同様、音がぶつ切りで聞こえているはずです。

目や耳を使った「錯聴の交差か反発か」も様々な情報から、どのような事が起こっているかを知る良い例です。目で得られた情報と耳で得られた情報を組み合わせて、そのように状況を理解し、それを目に映しています。目も耳同様、見ているのは単なる映像であり、その映像を理解しているのは脳です。目も耳も脳に情報を与える一つの通達経路でしかありません。

これらを体験すると人の体は本当に良くできていると驚きます。