補聴器アプリが変える補聴器市場


昨日補聴器のアプリに関して、記載してみました。

iPhoneの補聴器アプリは考えようによって、補聴器市場を大きく変えてくれるのでは?と考えています。いろんなものが、スマートフォンでできる時代になってきた現在に、あるべき変化なのかもしれません。

今回は、こちらについて記載してみます。

なお、前回のエントリーは、こちら

リンク:時代の変化、iPhoneを補聴器にするアプリが登場

補聴器アプリが変えてくれる事

スマートフォンの普及やアプリの精度が上がってくる事により、二つの変化が起こると考えています。それは、ポケット型補聴器の消滅と集音機の減少です。

ポケット型の消滅

スマートフォンの普及が進めば、ポケット型補聴器を購入する必要がなくなります。アプリであれば、金額はかかりませんし、気になった時に使用することができます。ポケット型補聴器の購入は、耳鼻咽喉科で調べてもらう事、補聴器屋で購入する事を考えると時間がかかります。アプリであれば、ダウンロードするだけです。お金もかからず、簡単に手に入るなら、これほど良いものはありません。少なくと使用したい人にとってのメリットは大きいです。

現在発売されているポケット型補聴器のマイクより、iPhoneに搭載されているマイクの方が高性能ですし、イヤホンもそれなりのものを使用すれば、ポケット型より基本性能が落ちることはまずありません。

これらの理由により、ポケット型補聴器が消滅することが考えられます。

集音機の減少

補聴器アプリが知られてくる頃には、集音機も非常に少なくなってくることが考えられます。補聴器アプリが普及するには、スマートフォンが普及してくる事が前提です。スマートフォンが普及してくれば、気になったことも検索する事が容易になります。補聴器と集音機の違いは何なのか、補聴器と補聴器アプリはどう違うのか、補聴器アプリと集音機はどう違うのか、これらが調べられる事でしょう。そうなれば、集音機の実態についても知れ渡る日もそう遠くないのではないかと考えています。また、集音機を購入する層の中には、補聴器が高くて購入できない層もいらっしゃいます。しかし、補聴器アプリであれば、金額はかかりません。

スマートフォンが普及する事と補聴器アプリが知れ渡る事で、集音機は減少していくと考えられます。少なくとも現在よりは、少なくなっていくはずです。

不安因子としては、補聴器を購入できない層が果たしてスマートフォンを購入するのか、という点ですね。こちらについては、何とも言えません。今後、スマートフォンの市場はさらに激化しますので、さらに値段が下がってくることが考えられます。一人につき、一つのスマートフォンを手にする時代は来ないとは言い切れません。

未来はわかりませんが、たとえスマートフォンを購入しない層があっても、気軽に調べられる環境になれば、補聴器、集音機の情報が知れ渡り、集音機を購入する人は減ってくると考えられます。

考えられるリスク

補聴器アプリがあり、それが普及するにあたって考えられるリスクは何でしょうか。

それは、どのように耳に合わせるか、です。こちらに関しては、アプリの設定でどうにでもなる印象があります。例えば、耳の聞こえを入れて、ある程度まで自動調整してくれるようにすれば、そこから音量を大きくしたり、小さくしたりする事で、耳に合わせられます。これは、補聴器のフィッティングソフトと同じ考え方です。

補聴器アプリに関しても、補聴器のフィッティングソフトと同じようにしてくると考えられます。そうなれば、少なくとも耳を痛めるほど、過大音を聞いたり、デタラメな音の設定になっているというのは、ある程度防げるように考えています。

元となる音量をどのように決めるかがポイントとなります。今後、補聴器アプリが補聴器フィッティングソフトなみになってくる可能性は、十分に考えられます。

あとがき

補聴器アプリについて記載してみました。

補聴器アプリが普及されて変われば良いなと思うところは、集音機が少なくなることです。集音機は、難聴の方に合わせて作られている機器ではなく「よく聞こえる」や「はっきり聞こえる」などと過大広告も目立っています。集音機を知らない方からすると、購入してしまいますよね。また、補聴器の方が良いと思っていても購入できない層もいると思います。これは、いくら集音機を叩いても変わりません。であれば、集音機よりも「こっちの方が良くないですか?」という魅力的なものを出していく必要があります。

補聴器が伸びてこない理由の一つに、集音機が大量に売られている現状もあると考えられます。集音機を聞いて「駄目だったから、補聴器にした」という方もいれば、集音機で聞こえると思っている方、集音機で我慢している方も中にはいらっしゃると思います。

補聴器アプリの発展、普及で、「集音機を購入しようと思っているんですか?でしたら試しに補聴器アプリで聞いてみたらどうですか?お金かかりませんし」なんて言えると良いですね。

集音機は、届くまでに時間もかかりますし、お金もかかります。であれば、それらが解決できる補聴器アプリがあれば集音機は、確実に減っていくと思います。

もちろん、スマートフォンを持っている事が条件になりますので、ハードルは高くなります。しかし、一人につき一台のスマートフォンになりつつある今、今後普及する可能性は、0ではないでしょう。