2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

Skype translatorは、難聴者にどう影響するのか

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今、Skypeが新たに生まれ変わろうとしています。その名もSkype translator、自動音声通訳テキスト化機能がついたSkypeです。

下記の動画では、英語とドイツ語をリアルタイムで翻訳している様子が映し出されています。ついにSkypeもリアルタイムで音声通訳し、テキスト化してくれる時代に入るんですね。本当にすごい技術です。

この機能は、2014年の内に、windows8のベータ版アプリとして、リリースする予定になっています。※他のOSは、未定

この技術、難聴の方にも朗報ではないでしょうか。

リアルタイム通訳がもたらすもの

動画はこちらです。

リアルタイム通訳は、他言語の方と通話ができる画期的なシステムです。テキスト化して通話するところに、大きな意味があります。

テキスト化されたものを読んで会話するという事は、極端なお話、音は聞こえなくても良い事になります。ディスプレイに表示された文字を読み、相手とお話する時にキレイに発音できていれば、こちらの話したい事も伝わるでしょう。ここに大きな可能性を見ました。

難聴を抱えていたとしても、話せないとなる方は、あまりいません。聞き取れない事は多いけれども、それにより口から声を発せられない人は、少ないです。

それであれば、難聴の方も対象になる事がわかります。

現在の難聴児の状況

現在、耳を補聴する技術が進化してきています。その技術により、キレイに発音する子ども達が増えてきました。もちろんあくまでも補聴する技術であるため、聞き取りにくさは残ったままです。しかし、確実に補聴できる範囲は、広がりつつあります。

難聴の場合、重い障害であるとあるほど、音を理解するのが難しくなります。音を理解するのが難しくなれば、会話を理解するのも難しくなります。会話を理解するのが難しくなれば、発音する事も難しくなります。全ての発端は、音が聞き取りにくいから起こっている事です。人は、胎児の頃から、周りの音を聞いて育っていきます。初めは、うまく話せなくても、たくさん音を聞いて、一つ一つ言葉を覚えていきます。

しかし、難聴になるとこの経験量が他の子と異なってしまいます。聞こえない、聞こえにくいのですから、経験量が減ってしまうのは、想像に容易いですね。

そんな状況でも、補聴する技術は、着々と進化してきました。人工内耳と呼ばれる機器を早期装用させる事により、経験量が少なく、通常の子より聞きづらいにも関わらず、話せる子どもが増えてきています。人工内耳は、主に重い障害を持っている子に装用される機器です。

現在は、重い障害の子でも、補聴する技術があがった事により、障害レベルを軽減しやすくなってきました。まだまだ欠点はあるものの、徐々に軽減されつつあります。

今後、さらに軽減されれば、Skypeを初め、一般向けのシステム、サービスも使いやすくなるでしょう。

障害レベルが軽減されるというのは、一般の人と差がなくなる事を意味します。

もう一つの見方

難聴の方の場合、リアルタイムで、自国の音声もテキスト化してくれれば、会話の手助けになります。そのような手助けがされれば、もっと通話を楽しめたり、気軽に通話できる環境が整う事になります。

リアルタイムで通訳をする場合、音声を理解して、理解した音声を別の国の言葉に変換する必要があります。音声を理解する事ができれば、そのままテキスト化できると考えるのは、想像に容易いですね。現在の技術で、十分可能なところでしょう。

仮にそうなれば、より良い環境になりますね。

思ったのですが、どのようにして通訳しているのでしょうか?仮に字幕表示を言語選択する形式なら、日本語を話していても、日本語字幕を表示させされる可能性があります。

それであれば、ますます良い環境が整う事になります。

ちなみに音声テキスト化技術は、難聴者だけが対象になるわけではありません。世の中には、話されると理解できない障害もあります。また、発達障害の中には、知覚過敏の方もおり、音を聞く事で、びっくりしてしまったり、過剰に反応してしまう事があります。そのような方には、音を下げて使用したり、音を切ってテキストだけ表示させたりすれば、より理解しやすくなるツールになります。

考え方次第で、様々な方に必要とされるツールであることがわかりますね。

おまけ skypeの凄さ

現在、私は、友人と通話する時、Skypeを使用しています。Skypeの方が、音声が良く、さらに両耳で聞こえるので、聞き取れる量が全く違います。もちろん、聞き取りにくい時はありますが、聞き取りにくさは、電話より下回った事はありません。

Skypeと電話では、Skypeの方が、高音質です。体感ではなく、仕組みからして、そのようになっています。

Skypeは、加入電話より、広い周波数を扱っています。通常の電話ですと200Hz〜3.4kHZの間の周波数帯を扱っているのですが、Skypeの場合、50~8kHzの周波数帯を扱っています。この周波数帯は、広いと広いほど、肉声に近い音質になります。狭いと狭い程、言葉を理解する音の部分が足りず、聞きづらい、理解しづらいといったことが起こります。

Skypeは、原理的にも、聞きやすくしてくれています。

それが、無料で使用できる現在は、本当に凄い時代だと思います。

あとがき

Skype Translaterについて記載してみました。

年内にベータ版が出るという事ですので、登場間近ですね。しかし、残念ながら私は、windowsを持っていませんので、試す事ができません……。

この技術が有効である場合、徐々に他のOSにも対応してくるでしょう。

テクノロジーにより、どんどん環境が変わってきています。

難聴でも使用できるテクノロジーは、たくさんあります。これらのテクノロジーを使いこなして、障害レベルを下げていくのも良いですね。

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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