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感音性難聴の概要と代表的な6つの難聴の改善方法

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感音性難聴とは、いま最も多い難聴の一つです。難聴には、耳のどの機能に障害が出るかで、自分自身に起こる症状が決まります。この症状は、多くの難聴に共通する部分が多いため、ぜひとも覚えておきたい難聴です。

では、感音性難聴になるとどのような事が身に起こるのでしょうか。そして、それを改善させる方法には、どのようなものがあるのでしょうか。感音性難聴に関する基礎から、改善方法まで、幅広く記載していきます。

耳、聞こえの改善に役立てば幸いです。

感音性難聴の概要

こちらでは、感音性難聴に関する基礎内容について、まとめていきます。

  • 感音性難聴とは
  • 感音性難聴の症状
  • 聞こえの仕組み
  • 難聴に共通する事

これらにわけて、感音性難聴について記載していきます。こちらをご覧になれば、感音性難聴とは、どのような難聴なのか、良く理解できるようになります。

感音性難聴とは

感音性難聴とは、基礎難聴の一種です。全ての難聴は、必ず感音性難聴か、伝音性難聴か、どちらかにわかれます。難聴別にまとめてみますと、より理解しやすくなります。

難聴の症状とその分類

難聴の症状とその分類

上記の右端にあるものは、全て難聴の原因となるものであり、難聴の症状そのものを表しています。鼓膜穿孔(こまくせんこう(一番右下))と書かれているのは、鼓膜が破れてしまう事によって聞きにくくなる難聴です。この症状は、伝音性難聴の一種になります。突発性難聴(上から二番目)というのは、今多く出ている難聴の一種です。この難聴は、突然片耳が聞こえにくくなる難聴として有名です。この難聴は、感音性難聴の一種になります。

このように見てみると、どの難聴も感音性難聴か、伝音性難聴にわかれている事がわかりますね。伝音性難聴か、感音性難聴かは、耳のどの器官に障害が発生したかで決まります。耳の器官は、それぞれ役割が異なり、損傷する器官ごとに、起こる症状も異なります。

耳の内部から見る難聴の原因

耳にはいくつかの部位がある。どの部位が悪化したかにより、難聴が変化する

耳には、大きく分けて、外耳、中耳、内耳に分かれています。上記の耳の図にも、それぞれの器官が記載されています。

伝音性難聴は、外耳、中耳に何かしらの障害が起こると発症する難聴に対し、感音性難聴は、内耳に何かしらの障害が起こると発症する難聴です。外耳、中耳は、基本音を内耳に送る役割があり、内耳は、中耳から送られてきた音を感知し、感知した音を脳が理解しやすい電気信号に変換して、脳に送る役割があります。そのため、伝音性難聴には、伝音性難聴特有の症状、感音性難聴には、感音性難聴特有の症状が起こります。

※こちらでは、感音性難聴に絞って記載していきます。伝音性難聴について理解したい場合は、こちらをご覧下さい。

リンク:伝音性難聴を引き起こす症状とそれぞれの改善方法

感音性難聴の症状

では、感音性難聴の症状には、どのようなものがあるのでしょうか。こちらでは、症状について見ていきましょう。

感音性難聴の症状は、

  • 音が聞こえにくくなる
  • 言葉が言葉として捉えにくくなる

この二つがあります。感音性難聴は、内耳が損傷する事によって起こる難聴です。内耳は、脳が音を理解するために必要な変換機の役割があります。脳は、音を直接理解する事ができないため、脳の言語である電気信号に変換し、音を理解しています。この変換器の役割をしているのが、内耳です。

この部分が傷ついてしまうと、うまく音を受け取れないがために脳に十分な音(電気信号)を伝える事ができません。その結果、音が聞こえにくくなる症状のほか、言葉が言葉が捉えにくくなるという事も起こるようになります。

上記に出てきた感音性難聴に属する難聴は、全てにこの症状が起こります。例えば、突発性難聴、老人性難聴、騒音性難聴には、全部にこの症状がでます。内耳という部分が損傷するのは、この三つの難聴全てに共通する事であり、異なるのは損傷した経緯、損傷具合になります。これが、感音性難聴が基礎難聴であると言われる所以です。

感音性難聴になると、音が聞こえにくくなる、言葉が言葉として捉えにくくなる、といった事が起こります。

聞こえの仕組み

内耳が損傷し、必要な量の音(電気信号)が脳に送られないと聞きにくくなるのは、なんとなくわかるかもしれません。音をキャッチする部分が少なくなれば、通常より掴める量(感じ取れる量)が減り、音が小さく聞こえる、聞きにくくなるのは、おおよそ考えつきます。しかし、なぜ言葉まで捉えにくくなるのでしょうか。ここは、少々疑問を抱く方もいると思います。こちらは、どのようにして音を理解しているのか……を知れば、自ずと理解できるようになります。

音を理解する仕組み

初めにお伝えしたいのは、音は、脳で理解してるという事です。耳が音を感じると耳の中を伝って内耳に音が届きます。そして内耳で電気信号に変換され、その信号は、脳に届けられます。送られてきた信号は、脳の中にあるデータベース(記憶)と結びつけることで、初めて音を理解できるようになります。どんな人でも聞いた事がない音は理解できないように、必ず人は、聞いた音を記憶しておき、その記憶の中から音を理解しています。

例えば、犬が吠える声は、聞いた事がある方が大半です。ワンワン吠えていれば、大抵の人は「犬が吠えている」「犬が近くにいる」という事がわかります。しかし、もし犬の吠える声を聞いた事がない方がこの声を聞いたとすると「何の音?」や「騒々しいな……」くらいにしか感じません。これは、音を脳の中にある記憶と結びつけて理解している例と言えるでしょう。

言葉も同様です。誰でも聞いた事がない言葉は、いくら日本語でもすんなりと理解できる人は、いません。聞いた事がない地名、名字の方、あるいは社名は、誰が聞いても聞き取りにくい状態です。聞いた事がないものをサラッと言われると「はい?」や「○○……ですか?」と聞き返す方が大半でしょう。

しかし、初めは聞いた事がない単語でも、聞き続ける事により、すんなり聞き取れるようになります。現に聞いた事がない言葉でも2、3度聞けば、すんなり聞き取れるようになっている事はないでしょうか。初めは、脳の中に記憶がないため、うまく理解できない状態ですが、聞き続けた後は、脳の中にデータがあるため、それとひも付けられるようになっています。そのようにして言葉も理解できるようになっています。

音というのは、聞こえれば良いという事ではなく、脳の中にある記憶と結びつける事で、初めて音を理解する事ができます。ここが理解できると感音性難聴がどのような難聴なのかがわかりやすくなります。

感音性難聴が起こす事

音を理解する仕組みを知ったところで、再び感音性難聴について考えてみましょう。感音性難聴は、内耳の損傷により、耳から入ってきた音をうまく受け取れない事がある難聴です。そのようになると脳には、断片的な情報しか送れなくなります。断片的な情報しか送れなくなると当然脳の中にある記憶と結びつかなくなってしまう可能性が高くなります。

このような事が起こるため、感音性難聴は、言葉が言葉として捉えにくいといった事が起こります。聞き間違えも同様です。断片的な情報からしか判断できないため、本来言った内容ではなく、別の内容だと脳が認識してしまう事により、聞き間違えは起こります。

感音性難聴のチェック方法

感音性難聴か、そうでないかは、聴力検査をするとわかるようになります。聴力検査は、どんな聞こえなのかを知るツールではありますが、どんな難聴なのかを知るツールでもあります。このツールを使うと感音性難聴か伝音性難聴かがわかります。

感音性難聴の聴力図

感音性難聴の聴力図

上記の図は、オージオグラムと呼ばれる表です。こちらは、耳の聞こえを検査した時に、作られます。見方は、下記の内容をご覧下さい。※長くなりますので、別にしています。

リンク:オージオグラムの見方と検査数値から見る耳の聞こえにくさ

上記の図には、気導閾値と骨導閾値が記載されています。この二つの数値がほとんど同じところにある場合は、感音性難聴となります。しかし、この二つの数値が離れている場合は、感音性難聴ではありません。

感音性難聴かそうでないかは、この検査を受ける事により、理解する事ができます。

難聴を理解する

さて、感音性難聴に関する内容は、あらかた記載してみました。こちらでは、感音性難聴を含む、難聴に共通する事をまとめていきます。どの難聴にも共通する事として、

  • 聴力低下するレベル
  • 難聴が引き起こす事

この二つがあります。 どんな難聴も音が聞きにくくなりますし、音が聞きにくくなる事によって起こる事もあります。感音性難聴を理解するついでに音が聞きにくくなる事によってどのような事が起こるのかも理解していきましょう。

聴力低下するレベル

難聴とは、耳が聞こえにくくなる事を指します。視力にもあるように聴力にも様々な聞きにくさがあります。聴力ごとの難聴の区別は、以下のようになっています。

主な難聴レベルの分類

主な難聴レベルの分類

※画像はよくわかる補聴器選びより作成

難聴には、

  • 軽度難聴
  • 中等度難聴
  • 高度難聴
  • 重度難聴

の四段階に分かれており、難聴のレベルが存在しています。それぞれオージオグラムの数値から、どの難聴に当てはまるかを理解する事ができます。オージオグラムに関しては、上記のリンク先を見ていただければわかります。

基本的には、聴力レベルの低下が大きいと大きいほど、音は聞こえにくくなります。これらの難聴で、どのくらい聞きにくくなるのかを知りたい場合は、こちらをご覧下さい。それぞれの難聴の聞きにくさを理解する事ができます。

リンク:【どのくらい聞きにくい?】難聴レベル別聞きにくさのまとめ

難聴が引き起こす事

難聴が引き起こす事というのは、音が聞きにくくなるとどのような事が起こるか……という内容です。人は、音で様々な事を理解しています。音が聞きにくくなるだけでも多くの弊害が生まれます。

主には

  • マナーに疎くなる
  • 危機感知がしにくくなる
  • コミュニケーション障害が生じる

この三つが起こります。この三つは、音が聞きにくくなる事によって起こる事ですので、基本どんな難聴にも起こります。この内容は、非常に重要です。難聴は、聞こえにくくなる事が問題ではなく、聞こえにくくなる事で起こる事が問題です。

リンク:【重要】誰も言わない聴力低下すると起こる3つの症状

感音性難聴に関するまとめ

さて、あれこれ書いてきましたが、ここで、感音性難聴に関してまとめていきます。感音性難聴になると起こる症状としては

  • 音が小さく聞こえるようになる(小さい音に気が付かなくなる)
  • 言葉が言葉として聞こえにくくなる

この二つがあります。さらに、全ての難聴に共通する症状は、

  • 聴力低下のレベル別による症状
  • 音が聞こえなくなる事による症状

この二つがあります。この四つの事が起こるのが、感音性難聴の症状になります。

音が小さく感じるようになり、言葉が言葉として捉えにくくなるのが感音性難聴ですが、厳密には、言葉の聞きにくさは、その人、その人の聴力低下レベルによっても異なります。さらに、どんな人にも聞こえにくくなる事によって起こる症状があります。

これらの事が起こるのが感音性難聴です。

感音性難聴改善の基礎思考

実際の改善方法には、どのようなものがあるのでしょうか。感音性難聴に限らず、どんな難聴でも基本的な思考は同様になります。こちらでは、その思考について記載していきます。

難聴を改善させる方法は二つあり、

  • 耳を治療するか
  • 補聴器を装用するか(補聴するか)

のどちらかになります。どんな時もまずは、耳の治療を行い、どうしても改善せず、耳の聞こえに不自由を感じる場合のみ、補聴器を装用して聞こえを改善させていきます。

耳を治療する

難聴の種類によっては、耳鼻咽喉科を受診する事によって聞こえを改善できます。しかし、中には、難聴になると聴力を改善できない難聴もあります。感音性難聴は、内耳の損傷によるものです。神経的なものともあり、基本治療ができない症状になります。

ただし、急に起こったものであれば、早急に治療を始める事で、聞こえが改善する例はあります。詳しくは、以下に症状ごとに記載しますので、そちらをご覧下さい。

どのケースでも早急に耳鼻咽喉科を受診する事が重要です。町医者でも構いませんので、早急に受けるようにしましょう。仮に医師が手に負えないようなものであれば、どこか大きい病院、施設が整った病院を紹介してくださいます。早くかかった方が、症状も軽減できますし、治療できる確率があがります。

補聴器を装用する

耳の治療ができない難聴は、耳の聞こえを良くする事ができません。そのため、補聴器を装用して、聞こえにくい耳を補っていく事になります。その際知っておいていただきたいのは、

  • 早期装用する事
  • 補聴器でできる事

この二つになります。どちらも補聴器を理解するうえで、重要な内容となります。

早期装用の重要性

補聴器は、早めに装用するとするほど、効果が高い機器です。逆に、しぶりにしぶって装用するのが遅れると、効果を感じなくなる可能性が高くなる機器でもあります。

感音性難聴を発症した耳には、言葉が聞き取りにくくなるという症状が出ます。この症状は、補聴器を装用する時期が遅れると遅れる程、強くなっていく事が明らかにされています。聴力低下が進みすぎてしまったり、音を聞かない期間が長い人ほど、言葉を聞き取る力が弱まる傾向があります。そのため、医療現場では、この力減衰する前に、少しでも早く装用しようとする試みがされています。

このようにしている理由としては、言葉を聞き取る力は、一度低下してしまうと取り返しがつかない事からきています。さらに、この力が低下した状態で補聴器を装用しても思うように効果がでません。あくまでも補聴器は、音を大きく聞かせる道具であり、音を聞いても耳が言葉を理解できなくなってしまうといくら音を大きくしたところで、言葉を理解する事ができません。それは、どのように言葉を理解するかの仕組みを見てきたあなたであれば、お分かりいただけるはずです。

音が聞こえるのと音が理解できるのは、異なります。補聴器を装用する場合は、音が理解できるうちに装用する事、即ち早期装用する事が重要です。皮肉な事ですが、忠告を素直に受け止めた方は、良い聞こえで補聴器を装用し続けています。しかし、何かが気になり、最後まで補聴器を装用する事を避けた方は、どうにもならなくなっています。

補聴器を装用する場合は、効果がある内に装用する事が大切です。そして、その方法が早期装用する事になります。

補聴器ができる事

では、補聴器を装用するとどのような事ができるのでしょうか。補聴器を装用すると周囲の音がより聞こえやすくなり、周囲の状況が理解しやすくなります。状況が理解しやすくなるとそのおかげで、身を守る事もできます。外には、色々なものがありますので、身を守る事、そして周囲の状況を理解する事は、非常に重要な要素となります。

補聴器を装用する事で、人との会話も理解しやすくなります。しかし、人との会話については、人、あるいは、場所の状況により、大きく変化します。静かな状況で一対一であれば、あらかた聞き取れる事が多いのですが、騒がしい場所だったり、複数の人とお話しすると聞きにくさを感じます。

感音性難聴の場合、どうしても神経系の異常による難聴ですので、メガネのようにいかないのが現状です。実際に私自身も装用していますが、全ての事は聞き取れていません。聞き取れないと感じる事も多々あります。しかし、聞きやすくなる事により、できる事もあります。私は、生まれつき感音性難聴の人間ですが、補聴器のおかげで、人と会話する事も物を買う事もできるようになっています。仮に補聴器がなかったらできなかった事が私の場合多くできるようになりました。

今まで何事も気にせずできていた人には、少し物足りないのかもしれません。しかし、元々何もできない状態であった私からすると補聴器の効果は、大きく感じています。

補聴器を装用してできない事もあれば、できる事もある。それが補聴器です。

感音性難聴を引き起こす難聴別の対応

こちらでは、感音性難聴を引き起こす難聴をまとめていきます。それぞれの難聴の聴力、原因、改善方法を記載していきます。対象とする難聴は

  • 生まれつきの難聴
  • 騒音性難聴
  • 突発性難聴
  • 低音障害型感音難聴
  • 老人性難聴
  • メニエール病

の6つになります。よく見る有名どころについて、見ていきましょう。なお、症状という欄には、その難聴独特の症状について記載していきます。難聴の中には、聞こえにくくなる事以外に独特の症状がでる難聴もあります。

生まれつきの難聴

  • 原因:不明のケースが多い
  • 症状:難聴のみが多い
  • 聴力:様々で一概に言えず
  • 改善:補聴器orクロス補聴器

聴力に関しては、大きく幅があります。生まれつき片耳だけ難聴であったり、両耳とも難聴であっても軽度〜重度まで、実に様々なケースがあります。原因が不明な事が多いため、治療できる事はほとんどありません。そのため、生まれつき難聴の場合は、ほぼ補聴器によって補っていく事になります。

生まれつき難聴にも種類があり、遺伝性の難聴は、先天性難聴、お腹の中にいる頃に疾患になり、難聴になるケースは、後天性難聴になります。先天性は、主に両親からの遺伝によってなるケースもあれば、遺伝子の突然変異により、発症するケースがあります。

生まれつきの難聴の場合は、ほとんどのケースにおいて、治療する手段がないため、補聴器で聞こえを補っていきます。

リンク:感音性難聴により聞きにくい耳を補聴器で改善させる方法

なお、片耳のみ聞きにくい場合の改善方法は、こちらをご覧下さい。

リンク:誰でも可能。片耳難聴で全く聞こえない耳を補聴器で改善させる方法

騒音性難聴

  • 原因:騒音の聞き過ぎ
  • 症状:難聴(両耳)、耳鳴り、耳が詰まった感覚
  • 聴力:軽度〜中等度難聴
  • 改善:治療&補聴器

騒音性難聴とは、主に、騒音を聞き続けた事によって起こる難聴です。大きな音を聞き続けると徐々に、有毛細胞が損傷していき、難聴になります。騒音性難聴は、音を聞く事によって発症する音響外傷の一種です。

音響外傷には、慢性的に音を聞き続ける事により、難聴になるケースと突発的な音を聞き難聴になるケースがあります。慢性的に音を聞き続けるケースは、治療が非常に難しいのですが、突然大きな音を聞き、聞こえにくさを感じた場合、早急に耳鼻咽喉科に受診する事で、聞こえを改善させられるケースがあります。

耳の治療ができず、耳が聞こえにくい事で不自由さを感じている場合は、補聴器を装用して補っていきます。

リンク:感音性難聴により聞きにくい耳を補聴器で改善させる方法

突発性難聴

  • 原因:不明。ストレスと考えられている
  • 症状:難聴(片耳)、耳鳴り、耳が詰まった感覚、めまい
  • 聴力:中等度〜重度難聴
  • 改善:治療&クロス補聴器or補聴器

原因不明の突然発症する難聴です。ワイドショーに取り上げられる事が多いせいか、言葉だけ知られている難聴の一つです。症状としては、片耳のみ聞きにくくなり、低い音の耳鳴り、さらには耳が詰まった感覚に発症時のみめまいがするという特徴があります。

こちらは、早期治療を行う事で、改善できます。1週間以内で治療を始められると改善率があがり、発症より2週間を過ぎると治療率がガクッと下がります。基本的には、3割が完治、3割が改善、3割が治療できず……。となります。

仮に治療しても難聴が残ってしまった、治療しても改善しなかった、という場合は、聴力によって変化します。補聴器で補える範囲内であれば、補聴器を装用して聞こえを補い、補聴器を装用しても効果が望めない、望みにくい場合は、クロス補聴器を装用して聞こえを改善させます。

リンク:突発性難聴により聞こえなくなった耳を補聴器で改善させる方法

低音障害型感音難聴

  • 原因:不明。ストレスと考えられている
  • 症状:難聴(片耳)、耳鳴り、耳が詰まった感覚
  • 聴力:軽度〜中等度難聴
  • 改善:治療&補聴器

突発性難聴難聴のように急に起こる難聴の一つです。突発性難聴より、症状は軽く、めまいがないのが特徴です。聞こえに関しても低い音が聞きにくくなる傾向があります。こちらも早期に耳鼻咽喉科を受診する事で、症状を改善させる事ができます。治療率は高く6〜7割は改善します。しかし、再発する危険性があるため、何度も再発してしまうとその度、聞こえが低下する事があります。

治癒率は高い事、補聴器が必要になるまで聞こえが低下する例は少ない事、これらにより、補聴器で聞こえを改善させる例は、あまりありません。しかし、思うように聞こえが改善できない場合は、補聴器を装用して聞こえを補っていきます。

老人性難聴

  • 原因:加齢
  • 症状:難聴(両耳)
  • 聴力:軽度〜高度難聴
  • 改善:補聴器

老人性難聴は、今現在最も多い難聴です。基本的に治療する手立てがないため、補聴器で聞こえを補っていきます。人により、加齢によって起こる症状はまちまちですので、高齢でも難聴にならない人もいます。

こちらは、補聴器を使用して聞こえを補っていく代表例になります。

リンク:老人性難聴により聞こえなくなった耳を補聴器で改善させる方法

メニエール病

  • 原因:不明、ストレスによるもの
  • 症状:難聴(片耳)、めまい、耳鳴り、耳が塞がった感覚
  • 聴力:軽度〜高度難聴
  • 改善:治療&補聴器

難聴というよりもどちらかというとめまいの病気です。基本的には、片耳に起こりますが、両耳に起こる場合もあります。治療に関しては、耳鼻咽喉科を受診する事です。

耳の聞こえに関しては、軽度の方も多く、補聴器を装用するまで聞こえが低下するケースは、そう多くはありません。しかし、聞こえが低下し、聞こえに不自由する場合は、補聴器を装用して聞こえを補っていきます。

リンク:感音性難聴により聞きにくい耳を補聴器で改善させる方法

あとがき

こちらでは、様々な感音難聴難聴のまとめとして、

  • 難聴の症状に関してのまとめ
  • 難聴を引き起こす症状のまとめ

この二つを記載してみました。難聴と名前がつくものは、たくさんありますが、こちらで、どんな難聴なのかがわかれば、幸いです。

基本的に、難聴を改善させるには、耳の治療を行うか、補聴器を装用するかの二択になります。そして、順番としては、耳の治療ができるものは、治療を行い、できないのであれば、補聴器を装用して聞こえを補っていきます。

もし、補聴器を装用して聞こえを改善していくのであれば、言葉の聞き取る力が低下する前、すなわち聞こえにくくなった頃から、装用する事をお勧めします。

私は実際に補聴器を販売しておりますが、補聴器を装用する事を後回しにしてしまい、聞きにくい状態で補聴器を装用するはめになってしまった方を何度も見てきました。

このような状態ほど、生殺しな状況はありません。聞こうと思っても聞く力が低下しているばかりに、満足に聞こえない状況は、正直辛いものがあります。一度そのような状況になると誰もあなたを救う事はできません。このような状況になってしまうと、医師にとっても補聴器販売店にとっても本人にとっても良いものではありません。そのような状況を引き起こさないためにも早期装用が重要です。

どんなものもそうですが、早めに対策を取ると取る程、良い状態になったり、良い状態をキープしやすくないrます。これらの内容で少しでも聞こえにくい事による苦痛を取り除ければ幸いです。

 

この内容をご覧になった方は、こちらもお勧めです。

リンク:感音性難聴と診断され、補聴器を勧められてお困りの方へ

リンク:【実例】中等度難聴者が補聴器を装用するとどう改善されるのか

リンク:中等度の感音性難聴の私が自分に合った補聴器を選んだ方法

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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