2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

3Dプリンターが起こす流通革命、より楽になる補聴器使用者

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よく考えてみれば、3Dプリンターは、補聴器業界に革命を引き起こすのではないか。再度、そんな風に思いました。

3Dプリンターが普及すれば、消費者(補聴器装用者)にとってはより便利な世界になります。

私が注目したのは、補聴器の消耗部品です。

3Dプリンターが普及した世界は補聴器業界をどのように変化させるのでしょうか。補聴器装用者側と企業側、双方の変化について記載していきます。

3Dプリンターで補聴器の消耗品が不要に?

よく考えてみれば、3Dプリンターで補聴器の消耗品が作れますね。自分で作れれば、わざわざ買いに行く必要がなくなります。消耗品というのは、耳かけ型であれば、フック、イヤモールド、ものによっては、フィルターです。補聴器を装用していると自然と劣化してくる部品の事です。補聴器を使用しつづけるには、定期的に交換する必要があります。耳せんチューブ、イヤモールドチューブは、アスクルでも売ってますので、こちらには含めていません。耳あな型であれば、耳垢防止フィルターです。こちらが作れば、詰まったとしてもその場で作って、改善できますね。

これらが3Dプリンターで作れるとしたらどのように世の中が変わるでしょうか。様々な事が変わる事が予想できます。

なお、3Dプリンターを使用してものを製造するには、3Dデータが必要です。3Dスキャンもありますので、買ってきたものをスキャンして、予備を作っておく事もできます。

業界はどう変化するか

では、一足先に、仮に3Dプリンターが普及するとどのように変わるかを見てみましょう。消費者側(補聴器装用者)と企業側に分けて記載していきます。

消費者側

3Dプリンターでものが作れるようになるとその場で修理する事ができるようになります。消耗品であれば、予め3Dスキャンしておけば、3Dデータが手に入ります。3Dデータを手元に持っておけば、壊れた時にそのデータを使ってものを作る事ができます。

こうすれば、すぐに交換できますね。今までであれば、補聴器屋にもっていって交換してもらう……という流れですが、3Dプリンターがあるところならどこでもできるようになります。家になくとも学校、療育センター、病院で、すぐ作ってもらえば、その場で修理できることになります。これは補聴器装用者にとって、非常に便利です。時間も負担も減ります。

このように消費者にとって物を直しやすい環境が整います。これは快適に補聴器を使用できる環境でもありますし、補聴器が使えない時間も短縮されます。

実際に公の機関で3Dプリンターを使わせてもらえるかは別として、3Dプリンター1つで作れてしまえば、金額も安くすみますし、楽になる事でしょう。

3Dプリンターに必要なのは、3Dデータと材料費だけです。

これらが普及すれば、消費者にとってはより便利になります。

企業側

こんな世の中になったら企業側はどうすれば良いのでしょうか。

部品があったとしても3Dスキャンされて作られてしまったら売れなくなります。しかし、ここは、考え方ようによります。例えば、消耗品を仕入れて販売する場合の利益とあえて作らない場合は、どれだけ差が出るのでしょうか。

仮に、仕入れて販売する場合の方がコスト高になってしまうなら、あえて作らないという選択肢もあります。そして、3Dデータを関係者に渡しておけば、その関係者が作ってくれるでしょう。例えば販売店に3Dデータを渡す、もしくは、公の機関、病院、学校、療育センターに渡すなどです。

販売するとコスト高になるのであれば、そこを無くしてしまえば良くなります。結果、企業を含め、全てのところで、良くなるでしょう。販売店はいちいち過剰な数を注文しなくて良くなりますし、消費者は、手に入りやすくなります。

また、新たなやり方としては、月々○○○円で3Dデータをダウンロードし放題にするという方法もありますね。今後も新しく補聴器が出てくるわけですから、様々な補聴器に対応した消耗品の3Dデータがあれば、販売店や病院など、補聴器を扱うところは、非常に便利になるでしょう。これであれば、企業側にとっても補聴器を販売する側にとっても良い商売です。

ちなみにデータ販売方式は、基本人件費しかかかりませんので、利益の大きい商売の一つです。物を販売するには、物を仕入れる必要があります。しかし、データ販売は、ソフトと人さえいれば作れます。そのため、利益率が高い事で有名です。

このように商売そのものが変わってくる可能性があります。

あとがき

3Dプリンターについて再度書いてみました。こう考えてみると3Dプリンターは、すごい革命を起こしそうです。ますます世の中が便利になりますね。

数日前、3Dプリンターについて記載しましたが、それよりもこちらの方がインパクトがあります。身近な環境で、すぐに修理できれば、壊れた事により不便に思う人が少なくなる事にもなります。これは良い傾向です。

もちろん全ての人がこのようにしたいわけではありませんので、全部が全部このように移行するとは、考えていません。例えば、機械類が好きな方は、ほぼ自分で作ってしまう可能性が高まりますが、苦手な方は、専門の人に頼みたいと考えます。人によってそれぞれの価値は異なりますので、全部が全部このようにはならないでしょう。

しかし、このように移行することで、すぐに修理ができる環境になると消費者側としては、助かるのではないでしょうか。私は、そんなように考えています。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:3Dプリンターは補聴器業界をどう変えるだろうか

リンク:補聴器もクラウドファンディングされる時代になったようです

リンク:障害者差別解消法の実施で、世の中は良くなるのだろうか

リンク:音声をリアルタイムで翻訳するCaptioning on Glass

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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