2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

音を振動やライトで教えてくれるアプリOtoSense

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日常の様々な音を振動やライトの点滅で気付かせてくれるアプリの登場です。

音が聞こえないと来客に気が付かなかったり、機器に搭載されているお知らせ音に気が付かないなど、不便な一面があります。

それらを解決してくれるアプリがついに出てきました。

聴覚以外で音を気付かせてくれるアプリ。これは、可能性を感じますね。今回は、こちらの概要と思ったことを記載していきます。

Otosense 概要

動画はこちらです。

特定の音を感じるとアプリが反応し、バイブレーション、ライトの点滅で音がなっていることをお知らせしてくれ、何の音かも教えてくれます。元々登録されているライブラリーから反応させたり、実際に音を録音し、録音した音が鳴った場合も、反応させることができます。気付かないと不便である点を解消できるアプリとして、発想は非常に優れていますね。

現在、Androidのアプリのみあり、Android4.1以上で対応し、購入金額は、938円です。ただ、こちらは日本語対応しているのでしょうか?サイトを見るととても日本語対応されているように見えませんが……。その内、発表される内容を待ちましょう。

なお、会社のWebサイトは、こちらにあります。こちらにも、情報が載っています。

リンク:OtoSense company  ※日本語です

このアプリを使うとしたら?

考えられる使い方としては、チャイムの音、何か終わった事を知らせてくれるアラームの音(洗濯、風呂の湯はりなど)、これらを登録しておき、音がしたら反応できるようにする事でしょう。

個人的には、チャイムの音がわかるのは、良いかも?と思いました。家では補聴器をほとんど使用していないため、チャイムの音が聞こえません。洗濯も終わった事に気が付かず、放置してしまうことがあるため、助かります。また、この季節、風呂に入る時間が遅くなると、どんどん温度が下がってしまいますので、できれば熱々の状態で入りたいものです。そんな時には、すぐに入れますので、良いですね。

ウェアラブル機器との連携がすごい

個人的に大きく感じているのは、apple watchなどのウェアラブル機器との連携です。ウェアラブル機器とは、体の一部に身につけられるコンピューターです。現在、様々なメーカーが製造しています。

OtosenseのWebサイトにも動画がありますが、ウォッチ型のウェアラブル機器と連携できれば、様々な音を腕時計の振動に変えてくれます。上記で出した音に関しても、スマートフォンを身につけるのではなく、時計を身につける感覚で、様々な音を知らせてくれることになります。

腕時計型のウェアラブル機器については、目覚ましにも使用できます。起こして欲しい時刻になったら、腕時計を振動させて起こしてくれるというものです。自立コムさんのサイトにも腕時計型の目覚まし時計があるように、体の一部に付けられるものは、寝返りしても、寝癖が悪くても影響を受けません。難聴の方にとって朝をスムースに起きられるようになるのは、良い事ですし、ニーズもあると思っています。

日常生活上の音を知らせてくれるOtosenseと腕時計型のウェアラブル機器の連携は、多くの可能性を感じさせてくれます。

現在、注目されている腕時計型ウェアラブル機器であるapple watchの場合、apple社が発売しているiPhoneも必要になりますので、高価になりますが、人によってはお金以上の効果を感じる可能性もあります。これは、そのためだけに購入するのではなく、今後、様々な聴覚障害に役立つアプリと一緒に使用するものと考えれば、安く感じるかもしれませんね。

このアプリのニーズ

ついでにニーズについても考えてみます。個人的には、家の中の様々な音を振動で知らせてくれる機能は、意外にニーズがあると考えています。

家の中で補聴器を外す人は意外に多くいます。難聴の方とお話する機会がある時、家では補聴器を外しているという事をたまに聞きます。外すといっても両耳ある内の片側だけ外す場合や人工内耳を装用している子が(補聴器、人工内耳と装用している場合)人工内耳側(良く聞こえる側)を外すといった事も聞いています。比較的、若い層に多く見られます。

若い層なら、iPhone、Androidを持っている方々は、多いでしょうから、ついで感覚で、使用もされるのでは?と思いました。何よりも使用してみて便利だったら、使い続けるでしょう。

一見「補聴器があるならそれで聞いたら良いのでは?」と思う方もいるかもしれません。補聴器を家の中で使用するとわかりますが、身近な音が結構大きめで聞こえてくるため、鬱陶しく感じることがあります。また、使用する理由があまりにも少ないため(家の中では、聞きたいと思う音がない)、わざわざ補聴器を使用しようと心が動きません。そのせいか、必要な時しか使用しません。恐らく補聴器を装用したことがある方は、そのように感じたこともあるのではないでしょうか。そのような方の場合、Otosenseがあれば、振動で教えてくれるため、非常に便利です。

片耳だけ装用しているケースでも、通常時より聞きにくくなっているのですから、音を振動で教えてくれると逃す事もないでしょう。このように家の中で使用されるニーズは、あると考えています。

もう一つのニーズ?

ニーズと呼べるかは、わかりませんが、ろうの方で、たまに補聴器、人工内耳など聞こえを補うものを装用していない方がいます。それらの方々には、外出時の危機回避として車の音や車のバック音、バイクの音が聞こえたら振動で身の危険をお知らせできると良いかもしれない……と思いました。腕時計型のウェアラブル機器を装用すれば、よりベストですね。

ただし、どんな音か確認している間に、事故に合ってしまっては、本末転倒ですので、危機回避の場合、振動パターンが異なるものにするなどの工夫が必要になります。この振動を感じたら、辺りを見回す……という事ができれば、事故を減らせるかもしれません。考えようによっては、いくらでも発展させられますし、もっとこのアプリが良くなってくる可能性がある部分でもあります。

補聴機器を装用しない方々が普段どのように身の危険を回避しているかは、不明ですが、何も対策を取っていないのなら、このアプリで危機回避ができるかもしれません。OtoSenseには、そんな可能性も思いつきました。

あとがき

音を振動やライトに変えて知らせてくれるアプリOtoSenseについて記載してみました。考えると考えるほど、意外に良いかも?と思います。家の中でのニーズはあると思いますし、外の危機回避については、補聴器を装用している方でも当てはまる内容です。補聴器を装用しても思うように聞こえない方もいますので、そのような方々にもこのアプリは良いでしょう。

個人的に感じた一番のポイントは、身につけられる機器であることです。これは、自分自身に関係ありそうな物音が、常に聴覚以外で理解できる可能性も表しています。今までは、建物に設備を導入する……といった状況でした。しかし、今回は、人がメインです。このインパクトは、計り知れないものがあります。そうなれば、ますますバリアフリーは、進んでいくことでしょう。

現在、技術の進歩によって様々なアプリが登場しつつあります。また、新たなテクノロジーも生まれつつあります。これらを駆使して、いくのがこれからの時代です。アプリやテクノロジーには、精通しておきたいものですね。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:補聴器の力をさらに引き出す周辺機器まとめ

リンク:髪につける振動機器ONTENAで感じた壁

リンク:スマートフォンによって聴覚業界も変わろうとしている

リンク:音声をリアルタイムで翻訳するCaptioning on Glass

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、お客様の聞こえを改善しています。私に関する内容は、書いている人の詳細をご覧下さい。当店の特徴は、こちらです。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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