2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

補聴器から聞こえるノイズや仕様による音を理解しておこう

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補聴器を装用すると実に様々な音が聞こえるようになります。周囲のざわつく音、歩く音、遠くで何かしている音。聞こえてくる音は、非常に多彩です。しかし、中には、補聴器の仕様により、そのように聞こえている事があります。

では、補聴器から聞こえてくる仕様の音とは、どんな音なのでしょうか。ここで、補聴器を数十年使用している私の体験より、補聴器を装用すると聞こえる仕様の音を記載していきます。これらのものは、他の方法を選択することで、解決できるものもあれば、解決できないものもあります。

それでは、見ていきましょう。

補聴器の仕様

こちらで記載するのは、補聴器の仕様によって聞こえる音です。決して故障ではありませんので、ご注意ください。補聴器ならではの音は、補聴器そのものの仕組み上聞こえる音となります。これは、意外に多くあります。

盗難防止機器のノイズ

ツタヤやドラッグストア店に行くと盗難防止ゲートが設置してあるところがあります。そのようなゲートをくぐると蚊が耳のそばを通った時のようなブーンという機械的な音が聞こえたり、場合によっては、バリバリという強烈な音がする事があります。これは、仕様であり、壊れているわけではありませんので、焦る必要はありません。

補聴器は、磁気を発生するものの近く、あるいは、発生しているところに行くとこのような音が聞こえてきます。防犯ゲート類では、磁気を発生させるものがあり、この磁気によって補聴器からノイズが聞こえてきます。

もちろん、防犯ゲート以外にも磁気を発生させるものの近くに行くとノイズは、聞こえます。また、これらを通り過ぎる事によって、補聴器が故障するという事もありませんので、ご安心ください。

メガネをかけるとカチカチ聞こえる

耳かけ形補聴器を装用し、メガネまで装用すると、耳の裏で補聴器とツルがぶつかってしまい、カチカチ聞こえる事があります。この場合も仕様です。補聴器は、音を大きくする道具ですので、ツルが補聴器本体にぶつかった時の音も大きくします。この現象を防ぎたいのでしたら、メガネをコンタクトレンズにするか、補聴器を耳あな形補聴器に変更する必要があります。

このどちらかの対応をすれば、カチカチとした音は、聞こえなくなります。これは、耳かけ形補聴器のみ起こります。

髪が補聴器のマイクに刺さる

こちらも耳かけ形補聴器に起こる事ですが、髪の毛の長さによっては、髪が補聴器のマイクに刺さり、ザッザッ!といった音が聞こえます。髪がマイクに刺さるとマイクを指で触れたような音がしますので、注意です。主に耳かけ形補聴器に多い現象です

こちらは、ほとんどの人は、慣れてしまいますが、嫌であれば、伸ばすか、短くするか、そして耳あな形補聴器にするかになります。

汗でノイズがする

補聴器の代表的なノイズといえば、こちらです。汗が補聴器内部に入ってしまい、ザーザー、ガーガーといった音がします。防ぐ方法は、汗を拭き取り、内部に汗が入らないようにする事です。ただ、こちらは、基本抑えようがないものです。

汗が内部に入ったままですと故障に繋がります。使用後は、必ず、乾燥ケースの中に入れ、補聴器を乾燥させましょう。故障を防ぐのも重要です。

風の音がする

補聴器を装用するとびっくりするくらい風の音が大きく聞こえます。これも補聴器の仕様です。補聴器のマイクに風が当たると非常に大きい音が聞こえます。これは、補聴器だけに起こる現象ではなく、電子機器全般に起こるものです。例えば、スマートフォン、携帯電話のマイクに息を吹きかけるとものすごい大きな音が聞こえます。この現象が、補聴器にも起こります。

この音は、風切り音と呼ばれる音です。補聴器は、この風切り音が聞こえます。一般の人の耳では、感じないものですが。補聴器の場合は、このような音が聞こえてきます。

耳あな形補聴器は、耳かけ形補聴器よりしにくい傾向があり、CICとよばれる耳あな形補聴器は、特に感じにくくなります。

ざわざわする音が聞こえる

補聴器を装用すると、妙にざわざわする音が聞こえてきます。この音は、暗騒音(あんそうおん)と呼ばれる音であり、補聴器の仕様です。暗騒音とは、基本、対象としている音以外の音を指しますが、補聴器では、ざわざわした独特な音を指します。

補聴器を装用している私にも聞こえている音であり、この音が聞こえた方が良い方もいます。私自身も補聴器を装用している時、この音が聞こえなくなると少々不安になります。あまりにも静かですと「あれ?聞こえにくくなったかな?」と思い、不意に「アー、アー」と声を出し、音がしっかり聞こえるかどうかを確認してしまいます。

補聴器は、このような音も聞こえてきます。ただ、この部分は、使用し続けていると聞こえるのが当たり前に感じるようになります。

注意したい事

一つ注意したい事として、MRIがあります。この機器は、補聴器を装用しているとあっさり壊れます。MRIの検査を受ける際は、必ず外しましょう。何か検査を受ける際は、必ず申し出るのがベストです。私の場合、必ず補聴器を装用している事を伝え、このままで良いのか、外した方が良いのかを聞いています。

なお、申し出ず、補聴器が壊れてしまったとしても、検査技師に責任は、ありません。申し出なかったあなたの責任です。一般の方は、そもそも耳を見ませんし、気にもしません。耳にかける耳かけ形補聴器にすら気が付かない人もいるくらいです。

検査を受ける際は「補聴器を使用しているのですが、このままでも良いですか?外した方が良いですか?」と聞くクセを付けておきましょう。このようなクセをつけておくと、基本どんな時も対応できます。

技術が発達してくれば、必ず新しい検査機器も出てきます。この検査の時は、外す、外さないを覚えておくより、検査技師の方にお話しする方が、補聴器を守れます。そして、聞こえにくい事がわかると丁寧に接してくれる事もありますので、こちら側からすると願ったり叶ったりです。

わからない事があれば、必ず聞きましょう。それが最も重要です。

あとがき

様々な仕様による聞こえる音と注意点に関して、記載してみました。補聴器を装用すると実に様々な音が聞こえるのですが、その中には、仕様による音もあります。言い換えれば、聞こえなくて良い音、あるいは、自然界にない音です。

補聴器には、このような事も起こる……と理解されれば、幸いです。

 

 

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、お客様の聞こえを改善しています。私に関する内容は、書いている人の詳細をご覧下さい。当店の特徴は、こちらです。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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