2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

難聴の方は、聴力検査のデータを必ず保管しておこう

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耳の聞こえを図ったデータといえばオージオグラムです。病院で検査したオージオグラムは、どのようにされているでしょうか。今回、申し上げるのは「聴力検査のデータは、必ず保管しておこう」という事です。耳の聞こえは、測定するだけでは、判断ができない場合があります。状況によっては、過去に測定した内容と比較する事で、状況を把握します。

それは、どのような意味なのでしょうか。今回は、聴力検査でわかる事、どのようにして耳の判断しているのか、これらについて記載していきます。この二つを理解できれば、なぜデータを保管しておく事が重要なのかが理解できるようになります。

聴力検査のデータを保管しておくワケ

聴力検査のデータを保管しておく理由としては、ひと言で言いますと「比較をするため」になります。そして、物事は、比較をする事で、初めてその数値の意味が理解できるようになります。

難聴の人が関係するポイントは、

  • 自分自身が難聴であるか、
  • 今現在の聞こえは進行しているか

この二つになります。

難聴の確認

難聴であるか、そうでないかの理解については、基本データの保管は必要ありません。この場合、どんな時でも聴力検査をする事で、理解できます。

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※画像はよくわかる補聴器選びより作成

難聴度分類では、正常〜重度難聴について、上記の図のようにわかれています。基本的には、聴力検査をして出た数値が0〜25dB以内であれば、難聴ではありません。これは、難聴である基準と聴力検査から出た数値を比較する事で理解できます。

難聴であるか、そうでないかの判断は、耳鼻咽喉科内で考えられている難聴の基準と今の聞こえている聴力を比較する事で、理解できます。そのため、この場合は、いつ検査を受けてもわかる事になります。

聞こえが進行しているか、していないか

しかし、注意が必要なのは、難聴が進行しているか、していないかの確認です。これは、難聴であるか、そうでないかの基準とは、別の基準が必要になります。その基準は「元々どのような聴力だったのか」という基準です。難聴の耳の聞こえは、千差万別で、見事なまでに異なります。この場合、元々どのような聴力だったのかを理解するものがないと聴力検査しただけでは、進行しているか、進行していないかはわかりません。

例えば、以下の聴力データをご覧下さい。

※以下に聴力データが出てきます。もし、聴力データの読み方が不明な方は、予めこちらをご覧下さい。

リンク:オージオグラムの見方と検査数値から見る耳の聞こえにくさ

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こちらは、私の耳の聞こえです。どこにでもいそうな典型的な中等度難聴の聴力になります。仮に、6ヶ月前に図ったデータと今のデータがこのように同じだったとしたら、難聴は進んでいない事がわかります。しかし、元々このように聞こえていたのに関わらず、以下のようなデータが取れたらどのように思うでしょうか。

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この場合、聞こえが前回のものとだいぶ差があります。基本的に高い音が聞きにくくなっているのですから、この場合、何らかの原因で、聞こえが進行してしまったのではないか……そのように考えるのが妥当です。この場合は、当然、医師も「最近、何か変わった事がありませんでしたか?」「耳が聞こえにくくなっている感覚はありませんか?」というような事を伺います。

では、実は、初めのような聴力だったけれども、そのデータがなく、今回、このようなデータが取れた場合、どのように診察するのでしょうか。それは「よくわからない」「判断できない」となります。と言いますのも、患者さんがいくら聞こえにくくなったと言ってもそれを証明するものがありませんので、医師としても困ってしまいます。この際、考えられるのは、実際に変更があったかもしれないが、していないかもしれない。さらに、変更があったとしてもどのくらい変更があったかもわからない。つまり、全てが未知の状態になってしまいます。

全ては比較によって決まる

耳の場合は、基本比較する事によって状況を理解する事ができます。聴力検査しただけでは、耳の状況はわかりません。聴力検査をした耳の聞こえと「何か」を比較する事で初めて状況がわかります。耳の聞こえと難聴である基準を比較する事で、難聴かを知る事ができます。聴力が進行しているかどうかも、元の聞こえと比較する事で、理解する事ができます。

難聴かそうでないかの比較は、元々の基準があるから大丈夫ですが、聴力が進行しているかどうかの基準は、その人の元々の聴力データが必要です。それらの比較を適切にするために、聴力データは、保管しておくことが大切です。

あとがき

聴力データの保管に関して記載してみました。聞こえが進んでいるか、進んでいないかの判断は、必ず前データが必要になります。病院の医師は、前データを参考にして、進行していないか、していないかを判断しています。聴力検査をすれば、どんな事もわかるという事ではありませんので、その点にご注意ください。

常にかかりつけの病院に行けるのなら良いのですが、引っ越しなどで、今まで行っていた病院に行けなくなる可能性もあります。そのような場合に備えて、いくつか、保管しておくと良いでしょう。

保管しておけば、いざという時に、自分の身を守る事ができます。そのような時のために、いくつか保管しておく事をお勧めします。特に最新のものだけは、必ず保管しておく事をお勧めします。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:しっかりと理解しておきたい聴力測定を受ける二つのポイント

リンク:【重要】誰も言わない聴力低下すると起こる3つの症状

リンク:【どのくらい聞きにくい?】難聴レベル別聞きにくさのまとめ

リンク:音が聞こえなくて起きにくい→振動式目覚ましがお勧め

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、お客様の聞こえを改善しています。私に関する内容は、書いている人の詳細をご覧下さい。当店の特徴は、こちらです。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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