2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

聞こえを良くする第一歩は、耳の状況を理解する事

Pocket

guest-book-guest-77941_640

聞こえを良くする第一歩は、耳の状況を適切に理解する事にあると私は考えています。どのようなものも、適切に理解する事で、改善させる方針を立てる事ができます。この改善させる方針を立てるには、必ず、状況の理解が必要になります。

では、耳の状況が理解できるようになると、どのような事がわかるのでしょうか。こちらについて見てみましょう。こちらがわかると、どのように補ったら良いのか、どのように改善したら良いのかがわかるようになります。

耳の状況確認の重要性

耳の状況が理解できると様々な事がわかるようになります。補聴器は、あくまでも音を大きくして、聞こえを良くする道具ですので、耳の状況によっては、あまり効果がない事もあります。補聴器を装用して聞こえを改善できるのか、それとも難しいのか、その理解の手助けしてくれるのが、耳の状況を理解する事です。

耳の状況を理解する事は、とても重要な事です。

状況を理解する測定

では、実際に、それらを理解するものについて見てみましょう。その機器は、聴力測定と語音明瞭度測定(ごおんめいりょうどそくてい)です。この二つのうち、特に重要なのは、語音明瞭度測定になります。

聴力測定

聴力測定といえば、最もおなじみの測定になります。125Hz〜8000Hzまでの周波数ごとに、プーップーップーッといった断続音を聞かせ、どのような聞こえなのかを調べる測定です。この測定は、単に音がどれくらい聞こえにくくなっているのかを見る測定になります。

このデータは、医師と補聴器屋で見方が異なります。医師は、どのような病気が隠れているのか、どのような病気が考えられるのかを見るのに対し、補聴器屋は、補聴器で、聞こえを補う際、どのくらいの出力(音の大きさ)が必要なのか、どのような補い方が良いのかを見ます。

耳の聞こえにくさを理解する事は、どのようなケースにおいても適切に対応するために、欠かせないデータとなります。

語音明瞭度測定

語音明瞭度測定とは、言葉を聞き取る力がどれだけあるかを調べる測定です。様々な音量で、20個の単体の言葉、あ、か、し、の、などを聞かせ、どれくらいの正解率があるのかを見る測定になります。正解率が高いと高いほど、補聴器の効果は、大きく、低い場合は、残念ながら補聴器の効果は、ほとんど見込めなくなります。

補聴器を装用する層は、ほとんどが感音性難聴という難聴であり、音が小さく聞こえる他、言葉が捉えにくい、聞き取りにくいという障害が出てきます。そのため、一人、一人、言葉の聞き取る力が異なります。

この力があるかないかで補聴器を活用できるか、できないかが決まります。補聴器は、あくまでも音を大きくする道具ですので、この力が低い場合、この力を上げるような事をしてくれるわけではありません。良くも悪くも、この力の通りの力を引き出してくれるのが、補聴器です。

耳の状況が理解できるとわかる事

仮に、語音明瞭度が低い場合、補聴器を装用しても効果が薄い事がわかります。であれば、補聴器を装用する事は、あまり得策とは言えない場合があります。補聴器は、あくまでも装用する耳の聞こえを良くする手段で、聞こえを改善させる機器でしかありません。装用する耳、そのものに効果が期待できなければ、この方法で、改善する事は難しくなります。そして、そのような状況である事が理解できれば、他の方法で補う事も検討できる事もあります。

逆に、測定してみたら、語音明瞭度が良かった、さらに、聴力もそれほど、低下していない事がわかった場合、補聴器の効果は、期待できるという事がわかります。もちろん、全てが聞こえると言う事はなく、聞きにくいところは出てきてしまいますが、邪魔する音がないところ、あまり邪魔される音がないところで会話をする分には、聞きやすくなる可能性は、十分にあります。

聴力を補うのは、どのようなパターンでもできます。しかし、語音明瞭度を補う事は、補聴器ではできません。今現在、語音明瞭度が低下した場合は、上昇させる方法、補う方法はなく、一度低下したらどのようにしても補う事が難しくなります。そのため、耳の状況をまず理解し、補聴器で補えるのか、それとも別の方法で補っていくのかを考えていく必要があります。

このように耳の状況を理解できると、補聴器で効果があるのか、それともないのか、聞こえを改善させる事は、できそうなのか、かなり難しいのかもわかるようになります。これらの測定を行い、耳の状況を理解するのは、補聴器で聞こえを補っていくと考えた場合でも、とても重要になります。

さいごに

聞こえを良くする第一歩は、耳の状況を理解する事です。どんな物事もそうですが、まず状況を理解してから、どのように改善させるか、あるいは、どのようにして目標を達成するかを考えます。耳の場合、単に、耳に補聴器を装用するという考えでは、うまく行かないケースがありますし、それ以上に理解しやすい方法が実は、他にある場合もあります。

また、耳の状況によっては、残念ながら補聴器のみでの改善を諦めた方がよい場合もあります。音でコミュニケーションする際に必要になるのが、会話であり、耳です。場合によっては、音でコミュニケーションする事、そのものを諦めなければならない方もいます。

仮にそのような事がわかった場合は、耳だけでなく、目も活用して理解していく必要もありますし、周りの方にその事をお話ししつつ、ご協力いただく必要も出てきます。そのような判断をしやすくなるのが、耳の状況を確認する事になります。

タイトルの通り、聞こえを良くする第一歩は、耳の状況を理解する事になります。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:初めて補聴器を装用した時の自分の経験

リンク:補聴器を選ぶ際に知っておきたい土台に関する事

リンク:高い補聴器と安い補聴器の違いを理解する3つのポイント

リンク:補聴器を選ぶ際に必要な語音明瞭度測定に関する基本知識

Pocket

この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、お客様の聞こえを改善しています。私に関する内容は、書いている人の詳細をご覧下さい。当店の特徴は、こちらです。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

補聴器で耳を改善させる手引き書、作りました

聞こえにくい事でお悩みの方のために、補聴器で耳を改善させる手引き書を用意しました。

  • 自分の症状に合う補聴器は何か
  • 自分の聴力に合う補聴器は何か
  • 補聴器の種類、性能、違いを知りたい

などお考えでしたら、こちらをご覧下さい。補聴器で耳を改善させる内容のみに絞って記載してみました。お役に立てば幸いです。

お困りごとのご相談、承ります

Webサイトに訪れる方のご要望にお応えするため、東京都墨田区に店舗を構えました。

  • 聞こえにくい事で困っている
  • どこに相談したら良いかわからない
  • お使いの補聴器でうまく聞こえない

などお悩みがございましたら、お気軽にご相談下さい。当店で行なっていること、よくいただくご相談は、リンク先の通りです。

〜更新情報のお知らせ〜
こちらのいずれかにご登録いただきますと更新時、お知らせします。お気軽にご登録ください。なお、Twitterでは、私自身が興味を持った記事や自分のエントリーについてツイートしています。もしよろしければフォロー、ご登録いただけるとうれしいです!
検索フォーム