2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

聴力を測定するアプリMimi ヒアリングテストの登場


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ぶら〜っとネットサーフィンしていたら、このようなものを見つけました。

リンク:あなたの耳年齢はいくつ?ベルリンのスタートアップMimiが、聴力テストアプリ「Mimi ヒアリングテスト」日本語版をリリース!

どうやら聴覚をテストするアプリ、Mimiヒアリングテストなるアプリが登場したようです。私のスマホは、残念ながらAndroidなので、詳しく見る事ができないのですが、スクリーンショットを見るかぎり、結構良さげなアプリに見えます。

今回は、記録もかねてこちらのアプリについて載せていきます。

耳の聴力を調べるアプリ

記事先の内容からすると、聴覚ケアを身近に感じてもらう環境を目指す会社が開発したアプリのようです。

耳の聴力を調べるアプリ

Mim sounds like youより引用

確かに、聴力は、日々の生活の中で、理解する事が難しいものの一つです。感覚系は、特に「今どうなのか」がわかりにくく、視力も聴力も低下しているのか、していないのかがわかりにくい傾向があります。それらを、身近に感じてもらう、簡単に理解できるようにしたアプリがこちらのようですね。

現在、iPhoneのみダウンロード可能で、こちらからダウンロードができます。言語は、もちろん日本語です。そして、金額は、かかりません。

リンク:Mimi ヒアリングテスト(app)

スクリーンショットを見てみると……

ヒアリングテスト

Mimi ヒアリングテスト(app)より引用

簡単にチェックでき、さらにテストした結果を記録できるようです。

ヒアリングテスト、測定方法

Mimi ヒアリングテスト(app)より引用

測定方法には、クイックテストと詳しく調べる精密テストがあるようですね。クイックテストは、上昇法で、精密テストは、下降法で聞こえを調べています。中々、珍しい仕組みにしていますね。

上昇法とは、聴力測定をする際の一つの測定方法です。小さい音から初め、徐々に音を大きくしていき、聞こえたところの反応値を見るのが、上昇法です。今現在、主流となっている検査方法は、上昇法となります。一方、下降法とは、聞こえる音から始め、その後、聞こえなくなったところの反応値を見る検査方法です。上記のスクリーンショットでは、ホールド(押しっぱなし)し、聞こえにくくなったところで、ボタンを離す事で、下降法により理解するようにしているようですね。海外では、下降法なのでしょうか。この点は、私には、わかりかねます。

このアプリを作った会社は、なかなか賢いですね。測り方を二つに分ける事で、簡易的に知りたい方ともっと深く知りたい方の両方のニーズに対応しています。この点は、素晴らしいと感じました。

ヒアリングテスト保存

Mimi ヒアリングテスト(app)より引用

そして、測った聴力は、図にして見れるようにもなっています。中心に寄っていると寄っている程、聞こえにくさを表すようですね。

このアプリを見て思う事

スクリーンショットしか見ていない状態ですが、このアプリを見て思う事として、耳の状況を理解する事、そして、聴覚ケアをしていく事を目的に作られているのが、デザイン設計から伝わってきます。記録する機能があるのは、聴覚ケアをしていく事を前提に考えているからでしょう。記録をしていき、いつ測った時のデータは、どのような状態だったのか、それらを見れるようにしているのは、まさに聴覚ケアそのものになります。

個人的にうまいと思うのは、耳年齢を入れた事です。耳年齢という基準を一つ入れるだけで、聴覚ケアに今まで関心がなかった層を取り込もうとしている様子がわかります。例えば、私などは、肌の状態を調べてもらった時、肌の状態がどうのこうの言われるより「あなたの肌年齢は○○歳です」と言われた方が理解しやすいです。肌の事は詳しく知らないため、状況を説明するより、比べやすい、または、状況が良いのか、良くないのかを理解しやすい基準を与えてもらった方が、状況を理解しやすくなります。

一般の方に、いきなり「あなたの聴力は○○です」なんて出して(言って)も、ちんぷんかんぷんです。そこで、理解がしやすい耳年齢というものを導入し、耳に関心を持ってもらおうとする仕掛けが見えます。個人的には、中々勉強になります。

一般の方は、耳年齢という基準、難聴の方や聴覚障害の方は、もう少し踏み込んだ聴力という基準、両方に対応している事がわかります。この点が上手ですね。

上手い点は、もう一つあり、上記にも出しましたが、簡易的に知りたい方と踏み込んで理解したい方、両方のユーザーに対応しているところです。簡単に知りたい方は、スピード重視、詳しく知りたい方は、精密度重視、このように使い分けしているのも、ユーザーを考えたうえで、考慮しているのでしょう。この点も上手です。どんな方も精密度重視にしていたら、恐らく面倒に感じ、離れていくユーザーが出て行くようにも思います。ユーザーが望んでいるものを作る(知りたいと思えるものを提供する)、それが見えるアプリでした。

あとがき

聴力を測定するアプリMimi ヒアリングテストというものが登場したようですので、記録もかねて載せてみました。iPhoneがなく手元で操作もできないのですが、中々良さそうです。スクリーンショットからは、本当に考えて作られている様子が伝わってきます。

もし、iPhoneをお持ちの方であれば、試してみてはいかがでしょうか。色々とやってみる事で、何か新しい発見があるかもしれません。

なお、もし使用する場合は、静かなところで行う事、そして同じ環境で調べ続ける事、この二つを守っていただく事をお勧めします。小さい音を聞いて聞こえたか、聞こえないかは、自身の体調もそうですが、周囲の状況によっても左右されます。聴力検査をする際、聴力検査室のような音が極力音が聞こえてこない環境で測定するのは、周囲の影響を受けないためです。その点について気をつけて、ご使用ください。

これらを守っていただけるのでしたら良いと思います。

そういえば、この手のものは、イヤホンによって音が変わる、結果が変わるという事は、ないのでしょうかね。音が変わると、測定した意味がなくなってしまうので、その点が気になります。問題点は、この点のみですね。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:VR(バーチャルリアリティ)の可能性。難聴の世界を体験できるのか

リンク:耳の中を覗けるスマホアプリが欲しい……と思う今日この頃

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リンク:感情を理解するロボット「pepper」聴覚障害者にもたらす物とは


この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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