Mimiヒアリングテストの不安点は、スマートフォンがパソコンである事


このところ、Mimiヒアリングテストのアプリについてばかり記載していますね。それだけ、考えさせられる事が多く、実際にこのアプリは、どうなのか、可能性はあるのか、どう補聴器業界、聴覚(耳)業界を変えるのか、影響するのかを考えるのは、個人的には、とても面白いです。少し妄想が膨らみすぎる事はあるのですが、それだけ、色々な見方ができ、個人的には、とても刺激的なものだと考えています。

あれこれ考えているうちに、もう一つ、不安点がありました。それは。スマートフォンは、パソコンである事です。これは、どういった意味なのでしょうか。こちらについて感じた事も記載していきます。

個人的に思う不安点

個人的にわからない事の一つとして、iPhoneの機種ごとに違いはでないのかがあります。これには、

  • スマートフォンはパソコンである事
  • 聴覚管理的視点で思う事

この二つがあります。違いがなければ良いのですが、もしあるとすれば、それについては、割り切って使う事になります。

スマートフォンはパソコン

もしかしたらこのブログを見ている方は、スマートフォンは、電話だと思っているかもしれませんが、個人的には、パソコンだと考えています。スマートフォンは、電話をする機器のように感じられますが、正直、電話するよりも他の操作をしている事の方が多いですし、Webブラウザやアプリなどの機能を使う事により、様々な事ができます。もはや、電話は、機能の一つであり、電話のために作られたのではなく、総合的な小型パーソナルコンピュータとして作られた中に電話ができる機能が入っているに過ぎません。このような事から、私は、スマートフォン=パソコンであると考えています。

スマートフォンがパソコンであるとすると、一つ思うのは、お分かりの方には、お分かりの通り、ムーアの法則があります。簡単に言いますと、パソコンのスペック(性能)が18〜24ヶ月で倍になるという法則です。これが意味するのは、ほんの1〜2年で技術が陳腐化、もしくは、古くなるという事になります。パソコンの場合、それほど早いスピードでどんどん性能が良くなっており、パソコンを買い換える頻度、スピードも早くなってきました。これは、スマートフォンも同様であり、日本の市場の中で大きなシェアを持つAppleでさえ(iPhone)約1年後には、新しいものができているという状況です。

仮に機種ごとに測定した数値や測定結果が違うような事が起これば、その数値は比較できない事になります。

聴覚管理的視点で思う事

聴覚を管理するという視点で考えると、長期に渡り、聴覚を管理する必要があります。難聴の中には、治療で改善できる層とできない層がおり、治療で改善できる層は、中耳炎や鼓膜が何かの拍子に破れてしまったという例が当てはまります。このような場合は、耳そのものを治療する事により、同じような事が起こらない限り、再発する事はありません。そのため、管理は必要ありません。

一方、何らか難聴になってしまい、耳鼻咽喉科に伺ったけれども治療のしようがなかった場合においては、補聴器を装用して聞こえを補っていきます。そして、補聴器の場合、聴力の低下は、聞こえにくさに直結してしまいますので、管理を行い、仮に聴覚が低下したとしたら、どのような原因が考えられるのか、それは治療が可能なのかを見ていく必要があります。治療ができるケースなら、補聴器の調整をするより、治療を優先させ、聞こえを改善させていきます。それが難しい場合においては、聴力低下分の聞こえをさらに補う処置が必要となります。

このように聴覚管理は、仮に治らない難聴、補聴器を装用して補っていく難聴になった場合は、長く続いていく事になります。

二つを合わせると見える事

さて、この二つの情報を合わせると見えてくるものがあるのではないでしょうか。もし仮にスマートフォンが変われば、結果も異なるとした場合、このアプリに関しては、ある程度割り切って使う必要があります。聴覚管理は、長く続くものである事がわかれば、どうしても媒体(スマートフォンの事)は変わらざるを得ませんし、変わらないようにするのは、不可能に近い事です。個人的には、このような事も感じました。これは、スマートフォンそのものを機種変更する際も同様ですが、スマートフォンではなく別の媒体に将来変わる場合においても同様です。

アプリの特性から見えるのは、短期で使用するのは、良いけれども長期で使用し続けるのは、ちょっと難があるかもしれないという事です。もちろん、新しい媒体になった時に測り直すという方法もありますが、それは、そのように理解している方しかする事ができません。

また、人によっては「それは管理できていると言えるのか」というツッコミをしたくなる部分もあると思います。特に、聴力検査をしている方からすれば、管理とは、比較できる対象物を保管する事であり、比較できないものを保管していても、意味がない事をよく知っています。比べられないものを比較しても意味がありませんし、違うもの同士を比較したとしても得るものは、何もありません。

これらについて、どのように見るかでも、評価がわかれそうなアプリです。

あとがき

個人的に感じた事を載せてみました。先の事ばかり考えてしまうのは、ある意味、無駄なのかもしれませんが、このような事も思いつきました。パソコンであると考えれば、色々な事が想像できますね。スマートフォンが変わる事もそのものの媒体すら変わってしまう事も考えられます。数年前、スティーブ・ジョブズ氏がiPhoneで世界を変えてしまった通り、今もしかしたら、どこかで次世代の機器を作っている会社が存在するのかもしれません。そうなれば、そのものが変化する事により、また変わる可能性はなきにしにあらずです。

病院の場合は、ある意味変わりがありません。それは良い意味でもしっかり検査するという事を行っているからであり、統一された検査を行っているからでもあります。それは、時間がかかってしまうものの確実な方法でもあります。聴力検査の場合、良くも悪くも変わらない事が、結果的に聴覚管理ができているという結果に繋がっています。

アプリの評価は、このような事からも変化しそうですね。聴覚管理は、永続的に続く事を考えるとコロコロものが変化してしまう場合、考えなければならない事も出てきます。短期で使用する分には良いのですが、長期で考えると難ありと個人的には、見ています。

もちろん、これらは、どこまで求めるのか、どこまでやるのか、どのようにしたいかでも異なってきます。そして、使用する人がどこまで考えているかによっても変わります。合う人には、良いのですが、合わない人には、合わないアプリとなりそうです。

 

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