2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

Mimiヒアリングテストを活用するには

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さて、Mimiヒアリングテストについて書く事3回目ですが、今回は、Mimiヒアリングテストを活用する方法について、述べていきます。前々回、前回をご覧の方は、欠点がわかっていますので、記載する必要がなさそうに思えますが、念のため、記載していきます。

なお、前々回、前回は、聴力を測定するアプリMimi ヒアリングテストの登場Mimiヒアリングテストは、どこに向かっているのか、こちらになります。補足として、前回の内容を少し、変更しました。前回、欠点であると言った「聴力検査の特性」に関しては、アプリそのものも元々注意しており、静かな環境で測る事、ヘッドホンを使用して測る事を推奨する文章が出てくるという事でしたので、修正しました。この点については、申し訳ありませんでした。

さて、今回は、活用に関するお話しです。

Mimiヒアリングテスト 活用

このアプリを活用する際の注意としては、この数値のみを見て善し悪しを判断するのではなく、同じ条件で測定したデータ同士を比較する事をお勧めします。例えば、このアプリを使って耳の聞こえを測定したとしますと、その測定したデータの数値だけで難聴か、難聴じゃないかを判断するのではなく、その後、以前測った状況と同じ条件で、一ヶ月後、数日後に測定し、それぞれ測定したデータ同士を比較するという事です。

基本、聴力検査は、同じ条件下で検査した内容同士で比較します。そのようにする事で、初めて耳の状況を把握する事ができます。このアプリの場合、元々難聴の方用に作られているようですので、その方が、違いがわかりやすくなります。どのくらい聞こえにくくなっているかは、測定するだけでわかるかもしれませんが、現状の聴力が変わっているか、変わっていないかは、以前のデータと比較しなければわかりません。そのための以前のデータを持っておく事が大切です。

そして、同じヘッドホン、同じような静かなところで測れば、違いがあるのか、違いがないのかを理解する事ができるようになります。ただ、あくまでも目安程度にお考えください。

とはいえ、以前に測定してあるデータと今測定したデータと比較する方法であれば、単純にその差を知る事ができますので、有効なツールになり得ると、私は、考えています。心配事を確認するツールとしては(前提として、以前このアプリで測った事がある事)良いように感じますね。

なお、恐らくご理解されているとは思いますが、病院で検査した内容とこのアプリで測定した内容を比較するのは、お勧めできる方法ではありません。どちらも違う条件で測定していますので、正確には、比較ができない状況です。このように測定しても、迷ってしまうだけですので、しないようにしましょう。もちろん、それを理解し、アプリと病院の検査結果は、どのくらい違いが出るのかを見るのであれば、それは構いません。

聴覚管理アプリツールを流行らせるには

このようなアプリツールが増えてくるという事は、個人的にとても良い事だと思っています。このようなものが増えてくれば、いずれ体温計のように、気軽に聴力が測られる世界になるのでは?とも思ったりします。そうなれば、案外、突発性難聴なども少なくなるかもしれない……と思う事もありました。

耳に少し、違和感を感じた際、明らかに聞こえにくくなっていたら、それをきっかけに病院に行く人や心配になり行く人が増えるかもしれません。私自身、脅すようなやり方(恐怖を与えるようなやり方)で、催促するやり方は、好きではないのですが、ご本人のためになるのであれば、少しでも早く早期発見になり、症状を軽減できるのであれば、有効な手段と考える事もできます。

後は、使い方、そして、それらの数値の見方、どのように見ていけば良いのか、どのように活用していけば良いのか、これらを考え、そして伝えていく過程が必要です。

前回「Mimiヒアリングテストは、どこに向かっているのか」という事で、もしかしたら誤解されてしまった方がいるかもしれませんが(すみません、かなり書き方が悪かったですね……)、あくまでも、私は、このままで自然に流行る、もしくは、このようなアプリが使用される環境に自動的になるという事は、難しいと考えました。

このアプリの事を批判したのではなく、冷静に今の状況から考えて流行るか……を見てみると、測るだけで終わってしまう感覚がしてしまいます。良いアプリである事は確かなのですが、それだけでは、恐らく一般の人は、動かないだろう……と個人的には読んでいます。

その理由は、定期的に測るのは、意外に面倒である事、調子が良い時は、気にかけないが調子が悪くなると気にかける事、見方がわからず、どう見て良いかわかりづらい事、特に数値だけで耳の聞こえを示されたらわからないですね。これは、聴力検査の時も同様です。

聴力検査もそうですが、データの見方、測り方が重要になります。ここの部分の啓蒙のようなものが必要ではないかと、個人的には、思います。そして、そう思っているからこそ、こんな事も書いています。

最後に

このようなアプリが出てくれば、どんどん耳そのものを理解しやすくなる事に繋がるのかもしれません。聴力検査とどれほど、違いがあるのか、どれほど違いがないのか、スマートフォンの機種ごとの違い、ヘッドホンごとの違い、これらの部分で気になる事はあるものの、同じ条件(同じスマートフォン、同じヘッドホン)で測定したデータ同士なら、比較する事で、現状を理解する事はできます。このような使い方なら間違いはかなり少なくなります。

今後、どのようになってくるかわかりませんが、このようなアプリが増えてくるのは、個人的には、歓迎です。もちろん、良いアプリ、目的までしっかり考えて作られているアプリは、そう多くないとは、思います。

しかし、増えてくる事で、少しでも難聴になる方が減ったり、そのまま放置する事によるリスクを軽減したり、悪くなる事のリスクを減らせるのなら、そのテクノロジーを使用するのは、良い事ではないでしょうか。テクノロジーは、人をより良くするためにあるのですから。

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、お客様の聞こえを改善しています。私に関する内容は、書いている人の詳細をご覧下さい。当店の特徴は、こちらです。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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