補聴器は、出張(訪問)販売ではなく病院、店舗販売が良い理由


補聴器を販売する形態の中には、病院、店舗での販売と、出張(訪問)販売の二つがあります。病院、店舗販売は、病院、お店に来ていただいて販売するのに対し、出張(訪問)販売は、家に伺って販売する方法です。

補聴器の販売をしている私からしますと、適切な補聴器販売ができるのは、病院、店舗販売のこの二つです。その理由は、補聴器の状態を適切に確認できるためになります。

さて、適切に確認できるという理由は、どのような意味なのでしょうか。今回は、この理由について詳しく記載していきます。補聴器で大切なのは、しっかりと状況を確認できる環境下で購入する事です。

結論として

結論から記載しますと、補聴器が合っているのかの適切な判断ができないためです。補聴器の判断には、

  • 主観評価
  • 客観評価

という二つの評価方法があります。主観評価とは、補聴器から聞こえてくる音の感覚を理解したり、補聴器を扱った感覚の事です。主に自分自身がどう感じたか、を評価するのが、主観評価となります。

一方、客観評価とは、補聴器を装用した状態で、測定をする事です。補聴器を装用した状態で聴力測定のような測定をする事で、どれほど音が聞きやすくなり、しっかりと聞こえるラインまで来ているのかがわかりますし、補聴器を装用して音声がどのように理解できているのか、こちらも調べる事ができます。

この内、主観評価は、どこでもできますが、客観評価は、設備がないとできません。そして、その設備は、基本、持ち出しができないものとなります。

これらの理由により、病院や補聴器販売店など、設備が整っているところに直接伺って相談するのが最もベストです。

補聴器で覚えておきたい事

補聴器を装用している私から言えるのは、補聴器を装用すると、音が大きくなった感覚、音が聞こえる感覚こそわかるのですが、それ以外は、わからない事です。例えば

  • 音は聞こえるようになったけどこれで良いのだろうか?
  • 今、どのくらい聞こえやすくなっているのだろうか?
  • ちゃんと聞こえるような状態になっているのだろうか?

これらの事です。補聴器を装用すると、音量が大きくなる事により、聞きやすくはなるのですが、その聞きやすくなったレベルがどのくらいなのか、自分の聴力に対し、ちゃんと補えるところまで補えているのかの判断は、残念ながらできません。

これらのものは、体感ではわかりませんので、客観評価という測定があります。こちらで調べる事で、どのくらい聞こえているのか、目指すべき数値に対して、今どのくらいなのか、そして、そこを達成できているのか、そうでないのかもわかるようになります。

補聴器は、装用しただけではわからないからこそ、客観評価で補聴器を装用した状態を確認する事が大切です。それができない出張販売は、私はお勧めしていません。

今回のまとめ

出張販売は、残念ながら補聴器を装用した状態を調べる事ができません。全て主観評価のみで判断する事となります。寝たきりの方やお店まで行けない理由がある場合は仕方がないかもしれませんが、それ以外ではお勧めしません。

自分自身の耳に対してしっかりと補いたいとお考えの場合は、お店や病院といったしっかりと設備があるところでご相談する事をお勧めします。それが、ご自身にとって良い事となります。