2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

耳が聞こえにくいという事は、状況を認識しにくいという事

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聞こえにくくなる事については、意外に理解しているようで、理解しきれていない部分もあると思います。例えば、聞こえにくくなると一番始めに困るのは、人との会話です。しかし、耳には様々な役割があり、会話以外にも役割があります。

では、どのような役割があるのでしょうか、意外に理解しているようで、理解しきれていない部分とは、どのような事が考えられるのでしょうか。今回は、こちらについて記載していきます。

音が聞こえにくい事は、状況を認識しにくいという事です。こちらに関するある事が起こります。難聴の事をしっかり理解するのは、ご自身の耳の理解に繋がります。

聞こえにくい=認識できる空間が狭くなる

聞こえにくくなると起こる事の一つとしては、周囲の環境がわかりにくくなる事が上げられます。基本的に人は、耳で周囲の状況を確認し、目で詳細を確認します。耳は、遠くの音や見えない位置にある情報を受け取れますが、目は、見える範囲内での情報しか受け取る事ができません。という事は、聞こえにくくなる事=認識できる空間が狭くなる事を意味しています。

目や耳は、それぞれの役割が異なっており、耳は、言葉を聞く以外にも周囲の状況を確認する、認識する役目ももっている事がわかります。

私自身の経験

私自身、生まれつき難聴であり、補聴器を外すと確かに周囲の状況がわかりません。時計の針の音も聞こえませんし、足音も聞こえません。そして、パソコンのタイピングの音まで聞こえません。周囲には、何か起こっているのでしょうが、音が基本的に聞こえないと何も起こっていないように感じます。実に不思議ですね。まるで、時計が止まっているかの様に感じます。

しかし、実際には、そのような事はなく、周囲は常に動いています。音は聞こえなくても車がすぐ近くに来ている事もありますし、人がすぐ近くに来ている事もわかります。音が聞こえなくても呼んでいる仕草が見える事もあります。音が聞こえないというのは、実に不思議な感覚です。

これらの事は、考え方を変えてみると自分の認識できる空間が狭くなっているとも考えられますね。周囲は動いているけれどもそれについてなかなか認識しづらい、気が付きにくいという事です。

難聴になるとこのような感覚を得る事になります。

視野が狭くなると起こる事

基本的に認識できる空間が狭くなると起こる事としては、

  • 周囲の状態に気が付きにくくなる
  • 周囲に与える事がわからなくなる

この二つがあります。こちらは、基本、音が聞こえにくくなった場合において起こる事であり、認識できる空間が狭くなるという事にもなります。

周囲の状態に気が付きにくくなる

こちらは一般的に起こる事であり、上記にも記載した内容です。自分自身が認識できる範囲が狭くなると、周囲の状況がわかりづらくなります。こちらの注意点は、気が付かないと全くわからない事にあります。音は目に見えるものではありませんので、聞こえない限り、気付きようがありません。この点は、意外にも意識されていない方が多いように感じています。

聞こえにくくなる程、認識できる空間は狭くなります。周囲の状況が知らず知らず気付きにくくなり、車が近くに来ていても気が付かなかった、最近、危険を感じる事が多くなった、呼んでいる事に気が付かない場合があるなどあった場合は、それだけ聞こえていない事にもなります。

このような症状がある場合、要注意となります。

周囲に与える事がわからなくなる

意外に理解されていない事には、こちらもあります。基本的に音というのは、身近な存在であり、どのような事をしても音が聞こえます。歩けば足音がしますし、コップを机におけば音がします。お茶を飲めば、飲んだ音もします。

しかし、認識しづらくなるとこれらの音に気を使わなくなってくる事があります。なぜなら聞こえが低下してくると今までより、音が聞こえにくい状態で聞いているため、なかなか自分が出している音に気が付きません。特に聞きにくくなっている耳でうるさくないとしても、他の方からうるさいと感じられてしまえば、それは、うるさい音となります。

大切なのは、自分がうるさくないから良いのではなく他の人が聞いてうるさくないとならないとなりません。こうならないとのちのちトラブルになってしまう事も考えられます。

聞こえにくくなると、自分自身が周囲に与える事がわからなくなりがちです。これも音は目に見えるものではないからですね。特に何かの音がうるさいと言われ、自分はうるさく感じていない場合は、要注意です。

身に覚えがあれば改善させよう

もし、身に覚えがあれば、改善させましょう。聞きにくさを感じているのでしたら、まず耳鼻咽喉科を受診する事をお勧めします。耳の状況をしっかり見ていただくだけで場合によっては改善するかもしれません。聞こえにくくなる原因は様々ですので、一概に言えない点は大変申し訳ありません。

仮に、耳を見ていただいたけれども聞こえが改善しなかった場合は、補聴器を装用して聞こえを改善していきます。耳の改善をする場合、基本的な順番は、耳を診察し、治る耳であれば治療を行い、治らない耳の場合は、補聴器を装用して改善していきます。補聴器は、基本的に耳が治らなかった場合に装用するものであり、治る症状であれば、耳鼻咽喉科で治療してしまいます。その方が、患者にとって最も良い事になるからですね。

身に覚えがある場合は、すぐに改善させてしまいましょう。できれば信用が落ちる前にする事をお勧めします。

あとがき

意外に気が付かれていない難聴のポイントに関して記載してみました。音が聞こえにくくなるという事は、状況を確認しづらくなる事も意味しています。このようなところも意識できるようになると、難聴に関しての意識も変わってくると思います。これらの事がお役に立てば幸いです。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:簡易難聴測定ツールを作ってみました

リンク:【どのくらい聞きにくい?】難聴レベル別聞きにくさのまとめ

リンク:オージオグラムの見方と検査数値から見る耳の聞こえにくさ

リンク:聴力図(オージオグラム)では、障害レベルは測れない

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、お客様の聞こえを改善しています。私に関する内容は、書いている人の詳細をご覧下さい。当店の特徴は、こちらです。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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