補聴器装用時、ピーッと聞こえたら補聴器屋へ行こう


補聴器を装用している時、鼻をかむとピーッとなる、あるいは、力を入れるとピーッとなるというような事がある場合、補聴器屋に行く事で、改善する事ができます。この音は、ハウリングと呼ばれる現象が補聴器で起こっているために、聞こえます。これは、改善する方法がありますので、ご安心ください。

今回は、こちらのハウリングについて記載していきます。ハウリングの音は、意外に気になりやすいものですね。早々に改善させてしまいましょう。

ピーッという音にご用心

補聴器を装用していると起こる事に、ハウリングというものがあります。これは、補聴器そのものが故障しているのではなく、補聴器から出ている音が何らかの原因で、耳から漏れてしまい、その音を拾っている事により起こっています。ハウリングの多くは、耳の中に補聴器がしっかり入っていなかったり、補聴器、あるいは、イヤモールドが古くなってしまい、耳の形状に合わなくなってきた場合に起こりやすくなります。※高度難聴、重度難聴の方は除きます。

しかし、上記のように力を入れたりする事でも起こる事があります。耳の穴の形状は、噛み締めると形状が変化します。それにより、普段はハウリングしていなくても、ハウリングする事があります。このような場合、気になるのであれば改善させてしまう事をお勧めします。

この音は、耳の中から音が漏れないようにする事で、改善する事ができます。

ハウリングの改善方法

基本的には、

  • ハウリングキャンセラーをきかせる
  • 形状の作り直し

の二つがあります。ハウリングキャンセラーの利点は、お金がかからない事であり、欠点は、効果が薄い事です。形状の作り直しは、お金がかかりますが、効果も高くなります。

ハウリングキャンセラーをきかせる

初めにハウリングキャンセラーの概要を載せますと

  • 金額:0円
  • 利点:気軽にできる
  • 欠点:効果が薄いケースがある。改善できないケースがある。

となります。補聴器には、ハウリングキャンセラーと呼ばれる機能があり、これは、その名の通りハウリングを軽減させてくれる機能です。この機能を動作させるとハウリングが軽減されます。動作のさせ方は、補聴器屋さんにある補聴器調整道具(補聴器調整ソフト)で、補聴器内部の設定を変更させる事でできます。個人ではできませんので、その点に注意です。※フィッティングセットを持っていれば別ですが……

この機能を使うには、ハウリングキャンセラーが搭載されている事が条件です。最近の補聴器は、ほぼ全部に入っていますので、ご安心ください。よほど、古い補聴器でない限り、この機能は搭載されています。

ただし、中には、この機能を効かせると、聞こえてくる音が変わったり、妙な反響音を聞いたりと弊害が出る場合があります。今現在の補聴器は、このような事は少なくなったのですが、4〜5年くらい前のものは、このような事もありました。ですので、もしハウリングキャンセラーをかけて、音質の変化があれば、元に戻してもらい、他の改善方法をする事をお勧めします。その方が違和感無く、使用できるようになります。

形状の作り直し

形状の作り直しとは、耳の中に入れる部分の形状を作る事、あるいは、作り直しをする事を意味します。こちらの概要を載せてみますと

  • 金額:耳あな20,000〜30,000円、耳かけ&ポケット形6,000〜11,000円
  • 利点:ハウリング抑制の効果が高い
  • 欠点:金額がかかる、処置(出来上がるの)に時間がかかる

となります。ハウリングは、耳の中に届ける音が耳から漏れてしまっている状態によって起こります。これを軽減するには、隙間を作らず、耳の中にしっかり入るものを製作する事が一般的な改善方法です。言い方を変えますと漏れない状態にするという事です。昔から行われていた事であり、ハウリングの原因から考えて、この方法が最もベストとなります。

耳あな型補聴器は、耳の穴の中に入る部分を製作し、耳かけ型補聴器の場合は、イヤモールドと呼ばれる専用の耳せんを作ります。そして、ポケット型補聴器に関しては、耳かけ型補聴器と同様になります。耳かけ型補聴器、あるいは、ポケット型補聴器を使用している場合は、一般的な既製の耳せんを使用しているケースがあるかもしれません。その場合は、イヤモールドに変更する事で、改善する事ができます。

ハウリングを改善させる方法として、最も多いのは、こちらになります。私自身も基本的には、こちらで対応します。

補足:修正

ハウリングを止める方法としては、補修液とよばれるもので、改善させるケースもあります。これは、イヤモールド、あるいは、耳あな型補聴器本体に、補修液を塗り、ハウリングを軽減する事です。使いどころが難しく、中々効果的な事ができないため、私は、あまり行わないのですが、このような方法で止める事もあります。

改善の基本

ハウリングを改善させる場合、基本的には、耳のあなを塞ぐ方針で考えます。音が漏れている状態というのは、あえてそれを行っている場合を除き、良い状態ではありません。音が漏れているというのは、音が聞こえにくくなっている事と同意です。本来伝えるべき音が漏れると聞きにくさを感じてしまいますので、耳のあなを塞ぐ、形の作り直しをするケースが多くなります。

お値段は少しかかってしまいますが、その変わり良い状態にする事ができます。ピーッとなって気になる場合は、補聴器屋さんに相談してみましょう。何かしら対応いただけると思います。

改善されれば鬱陶しい感覚もなくなりますし、気にしなくもなります。そのような状態が一番ベストです。なぜなら補聴器は、難聴の方をサポートする役目があるからですね。サポートする側が気にかけられては元も子もありません。

気になる場合は、すぐに補聴器屋さんに相談し、改善させてしまいしょう。

あとがき

ハウリングに関する改善方法について記載させていただきました。個人的には、ハウリングは嫌いなので、すぐに改善させてしまうたちです。妙に高い音なせいか、イライラしやすい傾向があります。恐らく、本能的にハウリングの音が嫌いなのでしょう。個人的には、あまり良い音ではないので、基本お客さんに対しても、積極的に改善させるようにしていました。補聴器は、なるべくストレスなく使用できる状態がベストだと考えていたからです。

補聴器は、難聴の方をサポートする道具です。そのように私は考えていますので、気にかけられる存在になってはいけないと思っています。どんなものも快適に使用できる状態が最も良くなります。

こちらの内容で改善されれば幸いです。

 

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