2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

うそをついて身体障害者手帳を取得するのはやめよう


身体障害者手帳を取得すると補聴器購入時、助成金、補助金を得られる事から、うそをついて取得される方を、見る事があります。身体障害者手帳を取得する際、耳の聞こえを検査するのですが、検査が反応性(耳の場合、どの位置で聞こえたかは、患者しかわからない)である事を利用し、本来の数値より重くせかけ、手帳の基準をクリアする……という手法です。

個人的に思うのは、このような事はやめた方が良いという事です。これは、悪いからダメという事ではなく、信用を失うからやめた方が良いと考えています。それは、どういった意味なのでしょうか。今回は、こちらに関して記載していきます。

信用を失うのでやめよう

私自身が強く感じるのは、このような事をすると、間違いなく信用を失うという事です。どのような事かといいますと、補聴器屋さんや医師がまともに取り合ってくれなくなってしまいます。これは、元々そのような方々にお会いした事がある私自身もそう思います。

対応する立場になるとわかりますが、うそをついて手帳を取得するような方に対しては、残念ながら、怪しい、うさんくさい、怖い、というような感覚を持つようになります。こうなると、例えば、補聴器の貸し出しを得られなかったり、無理に今の補聴器を使用し続ける事を勧めたりなど、補聴器屋としては、リスクがない方法を選択するようになります。補聴器屋も商売でやっており、そのような方を相手にするより、もっと良いお客さんを相手にしたいですし、貸し出しのリスクがあるような方には、貸し出しは基本的に行いづらくなってしまいます。これは、仕方が無い事です。

補聴器屋の方々は、色々な難聴者を見ていますので、様々な反応を見て、すぐに「この人は怪しい」というセンサーが働きます。これらの方々は、基本的に騙せるものではありません。

信用を失うと様々なデメリットがあります。そのため、私はしない方が良いと考えています。

もう一つのデメリット

基本的に補聴器は耳に合わせる機器ですので、聴力検査でうそをつくと、うそをついた分、自分に跳ね返ってきてしまいます。補聴器は、聞こえにくいと聞こえにくいほど、音を大きくします。テレビのボリュームも聞こえにくい人ほど、音を大きくしますね。これと同じ原理です。すると、ウソをついた量が大きいと大きいほど、本来必要である数値より、大きくなってしまいます。そうなると、補聴器から過大な音を聞く危険性が上がります。

ただこの点は、大変申し訳ないのですが自業自得と言わざるを得ません。うそをつかなければ、そんな体験をする事はありませんでしたし、何よりも起こらなかった事です。デメリットには、このような点もあります。

行動に責任を持とう

私自身から言える事は、伝える事だけです。このブログを見ている方は、ほとんどの方が18歳以上であり、国からしたら成人と見なされる方ですね。ですので、損するからやめましょうという事はあっても、それを強要する事はありません。なぜなら、それは、私の考えであり、私にできる事は、これを行うとこのような事が起こるという事を伝えるだけになります。

自分自身の頭で考えて、それでも行いたいのなら、行えば良いですし、考えてみてやる価値がないなと思うのでしたら、やらない、ただそれだけになります。

ただし、一つだけお伝えさせていただく事があるとしたら「行動に責任を持つ」という事です。それを行った時に起こる問題は、どんな形であれ、引き受ける必要があります。例えば上記の事で言えば、ウソをついて、手帳を取得したは良いが、補聴器屋さんとお話ししていても何だかぎこちない会話しかできない、適切なフォローを受けられない、初めて補聴器を装用したら爆音で耳が痛くなった、これらの事です。

ご自身の頭で考え、どのようにしたら良いかは、自分で決めましょう。私は、アドバイスは致しますが、こうしなければならないと決める事はありません。全ては、この内容を見た方が決める事です。

あとがき

意外に何も考えず行っている方もいらっしゃるようなので、私自身の考えとして記載してみました。自分で納得したのであれば、あるいは、自分の起こす行動に責任が持てるのでしたら、行えば良いですし、このような事が起こるのならやめておこうと思い、やめるのも良いと思っています。はっきり申し上げますが、決めるのは、ご自身であり、私ではありません。助言をする事はあっても、私は決める事をしませんので、その点はご了承ください。

私自身は、デメリットが強いのでしていません。助成を受ける前に、そもそも物を受け取るところで不信に思われてしまうのですから、そのデメリットの大きさは計り知れないものです。もしかしたら、変な人と思われ、ぎこちない対応しかされないかもしれませんし、本当はもっと良い機器、あるいは商品があったとしても紹介してくれないかもしれません。どうしてもリスクのある方は、どんなものもそうですが、企業側、販売側からしたら、避けたいと思うものです。働いていらっしゃる方であれば、それは強く感じるのではないでしょうか。

私自身は、デメリットが強いので、そのような事はする気もおきません。買う所に不審がられてしまうと、どうにもできなくなってしまうからです。これらの内容がお役にたてば幸いです。

 

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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