実は、大切。補聴器のメンテナンスが重要な2つの理由


たまに、お客さんから言われる事に「メンテナンスにかなり拘りますね」という事を言われる事がありました。メンテナンスとは、補聴器の動作確認、補聴器の音確認、消耗している部品はないかの確認、この三点になります。

普段、あまりメンテナンスをする機会がない方にとっては不思議な事にうつるかもしれません。恐らくお客さんによっては「お店に呼ぶ口実?」と思われる方もいらっしゃったと思います。

私自身が、メンテナンスにこだわっている理由は、補聴器ほど、故障すると困るものはないと身に染みて理解しているからです。今回は、メンテナンスにこだわっていた理由に関して載せていきます。

メンテナンスで減る不自由度

メンテナンスにこだわっていた理由に関しては、主に

  • 不自由度を減らす
  • メンテナンスで防げるものがある

この二つの理由からでした。

不自由する回数を減らす

メンテナンスにこだわる最大の理由は、感じなくても良い不自由を軽減させるためでした。簡単に言えば、メンテナンスする事で、故障の回数を減らし、聞きにくくなる要素を減らす事で、不自由になる回数も減らすという事です。

私は、幼い頃から補聴器を装用していますが、補聴器が壊れた時ほど、焦るものはありません。補聴器がないと生活そのものがしにくくなる私にとっては、死活問題です。急に耳が聞こえにくくなると誰でも困るように、補聴器が故障すると、誰でも困ります。

特に、補聴器の恩恵を受けている方ほど、躊躇に感じます。私は、これを身に染みて理解していますので、なるべくそのような思いは体験していただきたくないという事と、そもそもそんな思いは体験する必要もないとも考えています。

メンテナンスで防げるものがある

補聴器には、いくつかメンテナンスをする事で、防げるものがあります。例えば、耳あな型補聴器は、耳垢が音の出入り口を塞いでしまうという事が比較的起こりやすい傾向があります。どのくらいの頻度で塞がってしまうのかがわかれば、その前に来店いただき、メンテナンスをする事で、聞こえにくくなる回数を減らす事ができるようになります。もちろん、この部分は、交換できる部品式になっていますので、交換できる方は、そのまま交換していただいて構いません。難しい方であれば、定期的に来店いただき、音が聞こえにくくなる前に、不自由する前に改善できれば、良い状態をキープする事にも繋がります。

耳かけ型補聴器では、音を拾うマイクの部分にフィルターをつけ、マイクを防護している機器もあります。このようなタイプもこの部分が詰まってしまうと音が弱くなってしまい、聞きにくくなる原因となります。この部分は定期的に交換する事で、聞こえにくくなる回数を減らす事ができます。ただ、このフィルターはお客さんに販売していないケースが多くある事、細かな作業が必要になりますので、基本、お店で交換するものとなります。

その他には、補聴器そのものをクリーニングする事で、汚れが詰まる事により音が弱くなる原因を予め防ぐ事もできます。音の確認をする事で、しっかりと音が出ている事も確認する事もできます。意外に補聴器は、普段通り使用していても、いつのまにか聞きにくくなっているケースもありますので、しっかりと音が出ている事を確認する事も、大切です。お恥ずかしながら、補聴器屋で働いていた頃、私は、自分の補聴器の音の出力が低下している事に気が付かなかった事があります。この経験から、お客さんが「変わりない」といっていたとしても必ずチェックするようにしていました。意外に気が付かず、音が低下しているケースはあります。この確認もなるべく不自由を感じさせなくするという思考の元、行っていました。

感じる必要の無い不自由は感じなくてよい

私自身は、このように考え行っていました。補聴器は、メンテナンスで防げる不自由があるというのもそうですが、根本にあるのは、不自由する回数を少しでも減らしたいからでした。私の中で考えてる事は、感じる必要のない不自由は感じなくてよいという事です。不自由しても何も良い事はありません。もし、楽しみにしていた時に不自由を感じてしまったら、それこそ、一大事です。そのような事が少しでも無くなるようにと思い、メンテナンスを勧めていました。

もちろん、メンテナンスをしていても補聴器は壊れる際は、案外あっさり壊れてしまいます。ここは本当に悩みの種なのですが、それでも改善できる、あるいは、取り除ける不自由は、減らす事に意味があると思ってやっていました。

もし、メンテナンスをあまりされていないという事であれば、私はお勧めさせていただきます。その理由は、上記の通りです。補聴器は、難聴の方をサポートするための機器です。サポートする機器がサポートできない状態になってしまったら、元も子もありません。補聴器は、しっかりとサポートできる状態をキープするという事も大切です。

あとがき

たまに聞かれる事がありましたので、記載させていただきました。少なくとも私は、このような考えの元、補聴器のメンテナンスを勧めていました。感じる必要の無い不自由を感じる必要はどこにもありません。ただ、欠点としては、通う必要が出てきますので、少し面倒に感じる事もあると思います。

補聴器に関して、どのような見方をしているかで評価が分かれると思いますが、価値があるとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。これらの内容がお役に立てば、幸いです。

 

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