2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

ボクカノ発達障害を読んで思う働く事の重要性と就労支援の意義


先日は、ボクの彼女は発達障害2を読んだ内容を記載しました。そこで感じた事ですが、働くという事に関して、個人的には、考えさせられるものを感じました。そして、そこに障がいがある方の就労移行支援事業の意義も見出す事になりました。

私自身、アドラー心理学を崇拝しており、嫌われる勇気という本を読むと「確かに」と思う事が多くあります。また、人の中に眠る心理に関し、それをどう対処するかまで、しっかりと書かれている事もあり、考えさせられます。

この二つの本から、働くという事に関して、私自身が感じている事を記載していきます。

どう自分の居場所を作るか

個人的によく考えているのは、働く事ではなく、どう自分の居場所を作るかになります。言い換えれば

  • ありのままで居られる
  • 心が苦にならない
  • 落ち着いていられる

そのような環境作りが、一部の方には必要なのではないかと思います。

結論を先に言ってしまいますと、それが仕事をする事です。ですので、障がいがある方にとっても仕事は大切であり、その就労移行支援事業を行っているところの意義もそこにあるのではないかと思っています。アドラー心理学の中にも以下の内容が出てきます。以下、流れから記載していきます。

青年 貢献とはつまり、自己犠牲の精神を見せて、周りの人に尽くしなさいと?

哲人 他者貢献が意味するところは、自己犠牲ではありません。むしろアドラーは、他者のために自分の人生を犠牲にしてしまう人のことを「社会に過度に適応した人」として、警鐘を鳴らしているくらいです。そして、思い出してください。われわれは、自分の存在や行動が共同体にとって有益だと思えたときだけ、つまり「わたしは、誰かの役に立っている」と思えた時だけ、自らの価値を実感する事ができる。そうでしたね?つまり他者貢献とは、「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感するためにこそ、なされるものなのです。

青年 他者に貢献するのは、自分のため?

哲人 ええ。自己を犠牲にする必要はありません。

嫌われる勇気 P238より引用

こちらの内容は、どのようにしたらより良く自分の人生を歩めるのか、アドラー心理学が掲げる

  • 自己受容
  • 他者信頼
  • 他者貢献

この中の一つ、他者への貢献について記載された内容です。

私自身、アドラー心理学が画期的だと思うのは、承認欲求をどのように処理するかの答えとして、この三つを出しているところです。人は、何かに認められる事です。自らの存在に価値を感じる事ができるのは、周知の事実で、よく読むとアドラー心理学も他人から承認を受ける事は、否定しても、承認欲求が存在しないとは、言っていません。つまり、この認められるという事を、他人から影響されずにどう実現しようかを考えたのが、アドラー心理学とも言えます。

そしてアドラーが出した答えが他者貢献。それが、仕事に繋がります。上記の引用の章のタイトルは「仕事の本質は、他者への貢献」です。仕事は、自分自身の価値を実感するために行う。ここで、就労移行支援事業が出てきます。

ボクの彼女は発達障害のあお氏から見える事

先日読んだ本の中には、発達障害のあお氏が、どのような流れで就労移行支援所で、就労していくのかが記載されていました。就職前には、ご自身に自信ない様子が見られましたが、就職し、働く事により、自信を取り戻しました。

この一連の流れは、まさに、自分自身の価値を実感し、自信を取り戻したとも言えます。あお氏の思考も影響しているとは思いますが、それ以上に貢献できているという実感を得られる事で、より自分に自信を持てたのだと思います。

もちろん、仕事をするというのは、このような側面がある一方、実際には、厳しい面もあります。しかし、このような一面があるという事を認める事は、仕事というものを公平に見るために、必要だと思います。

就労移行支援事業の意味を再定義

これらの事を考えて思ったのは、就労移行支援事業というのは、単に障がいがある方を就職させるという事だけでなく、その方の価値を認める活動、あるいは、その方の価値をどのように社会に出していくかを行っている場所とも取れます。

あお氏のように自信を持って社会に出る事ができれば、それは、とても素晴らしい事です。もちろん、仕事ですので、全てが良い事だらけではありませんし、全員が全員働かなければならないとも、私は思いません。

基本的に私は、自分の価値を認められる事ができれば、それは何でも良いと思います。それが一番しやすいのが、仕事であると考えています。お客さんにありがとうと言われ、価値を感じ、ひたすら仕事をしてきた方、仕事をする事が好きになった方もいらっしゃると思います。このように考えると仕事というのは、何とも不思議な感じです。

今現在、日本には、仕事に関してマイナスイメージのようなものを感じる部分もあります。ブラック労働や摂取している企業もあるのは、事実です。しかし、これらは、仕事が悪いのではなく、そのような事をするところが悪いと見るのが、本当のところです。

このように考えてみますと就労移行支援事業というのは、もっと大きな枠組みであり、障がいがあってもその価値を認知し、自信を持たせる事ができる場所とも見れます。本を読んで感じた事は、概ね、このような事でした。

就労移行支援事業は、障害のある方を働かせる場所でも、障害がある方が身内におり、引け目に感じて送り出す場所でもありません。本人が本人らしく社会で自立するためにある場所と言えますね。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:ボクの彼女は発達障害2から見る就労移行支援事業の様子

リンク:音声認識技術のターゲットは、難聴の人ではない

リンク:快適にすごすために重要なイヤモールドの洗浄と洗い方

リンク:損をしないための補聴器電池の注意点と性能の良い電池


この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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