2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

片耳美大生キクチさんのPlease Tagを見てきました

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皆さん、片耳美大生キクチさんをご存知でしょうか。こちらの方は、生まれつき片耳が聞こえにくい方なのですが、日々の体験をマンガ風に表現されている方です。私自身商売上の事もあり、こちらの方のブログをよく読んでいました。両耳が聞こえにくい方の状況は、私自身の経験上から判断すれば良いのですが、片耳が聞こえにくい方の実態、様子、実際に困っているところは全くわからなかったからです。

さて、今回何気なくTwitterを見ていたところお、大学の卒業制作として「Please Tag」なるものを製作していましたので、日々の御礼も兼ねて行ってみる事にしました。

片耳美大生キクチさんとは

冒頭の通りですが、右耳のみ聞きにくい方で、現在、美大生の方です。日々の様子をマンガにして発信されています。ブログ(note)は、こちら

リンク:片耳難聴マンガ 片耳なんちょー

今現在は、Twitterで発信する事が多くなっています。Twitterアカウントは、こちら

リンク:片耳美大生 キクチ

内容としては、このような内容を載せています。

私自身が気が付いたのは、前年の10月くらいです。片耳難聴の方の様子がわかる事から、むさぼるように読んでいました。どのようなところに困難があり、どのような様子なのかがわかれば、考え方、あるいは、今あるもので、何か解決できるかもしれないと考えたからですね。

実際に読んでいて気が付いたのは、結構聞きにくそうだな……という事でした。片耳が聞こえにくいという事で、これほど聞きにくく感じるものなのか……と感じたのが正直な感想です。これは、ある意味業界そのものも反省しなければならない事ですが、片耳難聴に関して、少々軽視されている点があり、人によっては、片耳聞こえているから、コミュニケーションには、問題ないと考えている方もいらっしゃいます。

実際の経験を記載されたこの内容は、非常に勉強になる事が多く、私自身は、常にこの方をウオッチしていました。そこに、卒業制作で、Please Tagなるものを製作しているという事で、情報提供の感謝と実際の物を見てみるため、お邪魔してみる事にしました。

Please Tagとは

さて、ここからがこの方のすごいところですが、マンガに空き足らず、Please Tagという当事者が伝えたい事を支援する道具を製作します。

Please Tagは、簡単に取り付けられるタグ

Please Tagは、簡単に取り付けられるタグ

こちらに関して、Webサイトから引用しますと

障害者の方も病気の方も怪我の方も妊婦の方もそうじゃなくても。名前の上では同じ症状でも、その人が本当はどうしてほしいかって実は各々で違います。また、助ける方の立場から言えばどうやって援助すればいいのかわからないことって多いです。

PLEASE TAGの役割はシンプルです。どう助けてほしいかを本人がメッセージにして書き、表示する。「お願いします」のコミュニケーションを助けます。

Please Tagより引用

こちらは、なかなか自分の事を伝えにくい方に自分自身の状況を伝える支援をしてくれる道具です。マタニティマークを色々なものに応用できるようにしたものというとイメージしやすいかもしれません。見た目に問題なくても、様々なものを抱えている方は、多くいます。むしろ、見た目で問題ないからこそ、見過ごされてしまうケースの方が多いでしょう。 そのような方を支援するために生まれたのが、このPlease Tagです。

キクチさんは、卒業制作として、こちらのものを製作されました。詳しい経緯やものについては、Please TagのWebサイトを見る事をお勧めします。

リンク:Please Tag

実際に行ってみました

ここが武蔵野美術大学か……

むさびに到着!

むさびに到着!

キクチさんの卒業制作の場所は以下のツイートより

という事ですので、早速行ってみる事に。※実際は、何も知らずに行き、パンフレットでキクチさんを探しました。何も考えずに行ったので、正直めっさ焦りました……。

で、到着。

10号の309教室

10号館の309室の様子

おお〜、すごいな〜。既に人がいっぱい……。

人の数だけPlease Tag

人の数だけPlease Tag

人の数だけPlease Tagがあるという事を考えさせられます。写真ではわかりにくいかもしれませんが、こちらのものは、全て異なる内容が記載されています。

Please Tagの展示様子

Please Tagの展示様子

キクチさんが製作に関わった理由に関しても記載されていました。こちらは、全て一人で製作したというから驚きです。これは、Please Tagもこの部屋の製作も含めてになります。

Please Tagの装用者の声

Please Tagの装用者の声

Please Tagに関する説明ですね。実際に触れた印象ですが、結構大きい印象を持ちました。伝えるためにはある程度大きくないと見えませんので、このような形状だったのでしょう。私自身もマタニティマークを見ると思うのですが、たまに見えないので、気が付かない時があります。この点をどう考えるかが、非常に重要であり、難しい点ですね。

これに追加して、私自身、簡単なご挨拶と日々の御礼をキクチさんに伝えてきました(伝わったかは定かではありませんが……)。キクチさんは、絵のイメージ通りの方で、非常に明るい方であり、活動的な方である印象を受けました。

この製品も商品化をしたいという野望も持っているようで、実際に購入したいという声も聞いている事から、製品の期待感は、あるようですね。人を幸せにできる製品であれば、ぜひとも商品化していただきたいと思っています。

見に行ってみよう!

さて、こちらをご覧になり、興味が出た方は、実際に行ってみてはいかがでしょうか。Please Tagを見に行くのも良し、周りの美術品を見るのも良し、キクチさんとお話ししてみるのも良しです。

武蔵野美術大学の卒業、修了制作展は、2016年1月15日(金)〜18日(月)9:00〜17:00まで行っています。行く際は、私の二の舞にならないよう、先ほどのツイートをご確認ください。

私の場合、全く考えずに行ってしまったので「キクチさんは、どこに居るのだろう?」と片っ端から、パンフレットで、「キクチ」という文字を探すはめになりました。こうならないように覚えておく事をお勧めします。逆に言えば、それでも何とかなるという事でもありますが。

最後にブログに載せる事を了承いただきましたキクチさんに感謝を申し上げます。本日は、お忙しい中、ありがとうございました。

 

リンク:耳の聞こえは補聴器+αで考える時代の到来

リンク:聞こえにくい方の支援は、聴覚障害者のみになるのは、なぜ?

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、お客様の聞こえを改善しています。私に関する内容は、書いている人の詳細をご覧下さい。当店の特徴は、こちらです。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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