2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

使い初めの方に伝える耳かけ形補聴器の基本的な使い方まとめ

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どんなものも使い始めは、難しいものです。補聴器も使い始めは慣れず、操作を忘れてしまったり、機能の仕様を忘れたりする事があります。

そこで、こちらでは、使い初めの方に向け、耳かけ形補聴器の基礎に関して載せていきます。今現在、使用されている方にとって、何かしらお役に立てば幸いです。

使い方の基礎

補聴器には、主に

  • 電源を入れる
  • 電池を入れる
  • 補聴器を装用する
  • ボリュームを操作する
  • プログラムスイッチを操作する

この五つの動作があります。この中で、重要なのは、

  • 電源を入れる事
  • 電池を入れる事
  • 補聴器を装用する事

この三つです。その他は、操作できなくても補聴器を十分に活用できます。まずは、この三つから覚えていきましょう。

なお、こちらでは、通常の耳かけ形補聴器を載せていきます。

基礎動作の行い方

こちらでは、それぞれの使い方に関して載せていきます。

電源を入れる

補聴器で重要なものは、電源を入れる事です。当たり前ですが、電池を入れて動作する機械ですので、電源を入れられなければ補聴器は動きません。

電源は、補聴器のうしろの部分にある事が多く、大抵はこの位置にあります。

補聴器の電源は、電池を入れる=電源ON

補聴器の電源は、電池を入れる=電源ON

こちらは、閉じた状態であり、しっかり電源が入っている状態です。少し浮かせると電源が切れます。

補聴器の電源を切る場合、電池を開く

補聴器の電源を切る場合、電池を開く

電源を入れる際は、おしりの部分を押すと入れやすくなります。

後ろから押すと電源は入りやすい

後ろから押すと電源は入れやすい

使用している間は、閉めっぱなしにし、夜寝る前などに外す際、電源を切って外しておきます。これが、基本的な補聴器の使い方です。

電池を入れる

補聴器は、電池を入れて使用するタイプの機械です。補聴器を使用し続ける場合、電池を交換し続ける必要があります。そのため、電池の交換は、重要な要素の一つになります。

補聴器の電池には、プラス極とマイナス極があり、プラス極が見えるように電池を入れます。

電池の向きは、平らな面が見えるようにしよう

電池の向きは、平らな面が見えるようにしよう

補聴器電池のプラス極、マイナス極は、以下のようになります。

補聴器に使われる電池のプラス極

補聴器に使われる電池のプラス極

こちらがプラス極で、

補聴器に使われる電池のマイナス極

補聴器に使われる電池のマイナス極

こちらがマイナス極です。平らな面がプラス極というように覚えておけば問題ありません。電池を入れる向きは、プラス極が見えるようにします。

なお、反対に入れるとこのようになります。

違和感を感じたら、無理に操作するのはやめよう

違和感を感じたら、無理に操作するのはやめよう

基本的にひっかかりますので、入れられないのですが、無理に入れようとすると入ります。ひっかかる感覚があれば、無理にやらず、電池の向きを確認し、入れ直した方がベストです。

電池の取り外しには、このような道具があります。

磁石付きツールがあると簡単に取り出せる

磁石付きツールがあると簡単に取り出せる

磁石が先端についており、簡単に取り出せるようになっています。あればどんどん活用しましょう。

補聴器を装用する

補聴器の使い方で難しいのが補聴器を装用する事です。上記のものは、見ながらできますが、残念ながら補聴器を耳に装用する事だけは、見ながら行う事ができません。鏡を使う方もいますが、手の動きと実際の動きが逆になりますので、お勧めできません。

耳せんを使用している場合は、

補聴器の根元を持つとやりやすい(私談)

補聴器の根元を持つとやりやすい(私談)

このように補聴器の根元を持ち、先に耳の裏に補聴器をかけます。

初めに耳の裏に掛けてしまった方が楽

初めに耳の裏に掛けてしまった方が楽

耳にかけた後に耳せんを耳に入れておしまいです。

この際、耳に入れる向きですが、自分の頭に向かって斜め前を意識すると入れやすくなります。耳のあなは、真横ではなく、若干斜め前に空いています。ですので、それを意識すると入れやすくなります。

イヤモールドの場合は、簡単です。補聴器が前に来るようにし、耳の中にイヤモールドの先端を入れます。

イヤモールドの場合は、先に耳の穴の中に先端部分を入れる

イヤモールドの場合は、先に耳の穴の中に先端部分を入れる

その後、補聴器を前側からくるりと回し、セットします。

耳の型を採取しているだけあり、これだけで装用できます。

どちらも初めは、難しいのですが、練習しますと、徐々にできるようになってきます。何度か練習し、感覚を養いましょう。

まとめ

補聴器の基礎動作は、この三点になります。こちらができるようになれば、補聴器を活用する事ができます。どの動作も補聴器を活用するためには、必要な動作になります。

補足動作

補聴器の操作には、上記の通り、基礎動作とその他

  • ボリュームの操作
  • プログラムスイッチの操作

この二つの操作があります。こちらは、補聴器の基礎動作が慣れた後でもかまいませんし、必要なければ使用しなくても良いものです。この二つに関しても載せていきます。

ボリュームの操作

ボリュームとは、音量を大きくする操作です。基本的には、今聞こえている感覚が小さい、あるいは、大きいと感じた時に操作するボタンです。

基本的にボリュームは、この位置にある

基本的にボリュームは、この位置にある

音を大きくする場合は、このボリュームを突起の下から上に押し、音を小さくする場合は、ボリュームを突起の上から下に押します。このようにする事で、細かく音量を調整できます。そして、電源スイッチを一度切ると、元の音量に戻るようになっています。

音量の操作ですが、基本的に少しずつ上がったり、下がったりするようになります。補聴器の調整の時点で、適切な音量に合わせているため、大きく変化させる必要がなく、このような仕様となっています。

なお、誤解されている方が多いのですが、基本的にボリュームは、今聞こえている感覚に関して調整するものであり、騒がしい中で音声を聞く時に操作するものではありません。騒がしい中でボリュームを使い、音量を上げて聞こうとしても聞こえやすくなりませんので、ご注意ください。騒がしい中で聞きやすくするには、別の方法が必要です。

リンク:補聴器のボリュームを上げても聞きやすくならない理由

プログラムスイッチの操作

補聴器で最も認知度が低い機能といえば、恐らくプログラムスイッチではないでしょうか。名前を知っている場合でも、いまいち何に使用するかまでご存知の方は、少ないように感じています。

このスイッチは、音量ではなく、音の調整そのものを別のものに変えられるスイッチです。※予め設定しておく必要があります。

例えば、通常音を聞くプログラムの他、騒がしい中で聞く用のプログラム(少し音量を抑えたプログラム)を入れておく事で、プログラムスイッチを押し、すぐに切り換える事ができます。このような使い方ができるのが、プログラムスイッチです。

スイッチの場所は、こちら。

大抵の補聴器のプログラムスイッチは、この位置

大抵の補聴器のプログラムスイッチは、この位置

単にポチッと押せば、切り替わります。また、ボリュームと同じく、電源を切ると元の状態に戻ります。

補聴器の操作はこれだけ

補聴器には、主に

  • 電源を入れる
  • 電池を入れる
  • 補聴器を装用する
  • ボリュームを操作する
  • プログラムスイッチを操作する

の五つがあります。必ず必要なのは、この中の

  • 電源を入れる
  • 電池を入れる
  • 補聴器を装用する

の三つになります。その他に関しては、必要な方、あるいは、基礎動作ができるようになった後に活用できるようになれば問題ありません。

若い方は、特に気にする必要はありませんが、ご高齢の方の場合、操作そのものが難しい場合があります。その場合は、基礎動作のみできるようになっていただき、初めに活用できる状態にする事が大切です。

なお、こちらの内容は、当店で扱っているフォナックというメーカーの補聴器で説明させていただきました。メーカーや補聴器により、若干形状が異なる事がありますが、基本的な動作は同じになります。わからない事が少しでも改善できれば幸いです。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:【実例】中等度難聴者が補聴器を装用するとどう改善されるのか

リンク:補聴器はやりたい事をするために装用しよう

リンク:感音性難聴に補聴器は効果があるのか、に対する答え

リンク:補聴器を装用する前に確認したい8つの事

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、お客様の聞こえを改善しています。私に関する内容は、書いている人の詳細をご覧下さい。当店の特徴は、こちらです。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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