2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

周囲の人の感音性難聴の理解度から考える理解度の乖離の対応

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感音性難聴といえば、耳の中の内耳と呼ばれる部分が何らかの原因で悪化してしまい、耳の聞こえが低下する難聴です。この難聴の特徴を表現するとすれば、音が聞こえる事と音が理解できる事は異なるという事です。

前者の部分は、感音性難聴でも音を補う事によって可能になるのですが、後者の部分は、人によりそれぞれで、音を大きくしたとしても必ずしも理解できるようになるとは、限りません。

Twitterを見ていたら、感音性難聴について、面白いものを見つけました。それは、感音性難聴に関する理解のアンケート調査です。こちらでは、やはりと言いますか、聞こえにくい人からすると「そうだよね」というデータが出てきました。

感音性難聴を理解している人は、約24%

Twitterを見ていたら、面白いものを見つけました。それは、感音性難聴に関する意識調査です。

元NHKアナウンサーの堀さんが、感音性難聴に関する意識調査のようなものを行っていました。Twitter内ではありますが、このような評価結果になったようです。

こちらを見ると、感音性難聴を理解している人は、約24%ほどであるという事がわかります。そして、感音性難聴について知らない、あるいは、聞いた事はあるけれどもわからない方は、76%という結果になりました。一般的な人の感音性難聴に関する理解度は、4分の1くらいである事がわかります。

ただし、この中の11%は当事者(難聴者あるいは、聴覚障害者)ですので、理解度に関しては、恐らくもっと低い可能性が考えられます。

それぞれの人の理解度の乖離

この情報を見ている方が、どのような人かで、反応が違いそうです。私自身が想像しているのは

  • 難聴者→でしょうね
  • 難聴知っている人→そんなもんなんだ
  • 難聴知らない人→感音性難聴って何ですか?

というような状態でしょうか。生まれつき聞きにくい私からしますと、正直なお話し「まぁそんなもんだよね」としか思いませんでした。聞こえにくい状態で生活していれば、どうしても耳の事を説明する機会が出てきますので、説明するのですが、本当に理解されているのかどうか、怪しい反応が多々あります。

「耳が聞こえにくいので、聞き間違う事があります」と言っても一般の人からしますと「音が聞きにくいと聞き間違えるのか?声が小さく聞こえるだけなんじゃ?」というような状況だと思いますし「音は聞こえるんだけど、話しの内容がわからない事がある」と言えば「音が聞こえても話しの内容がわからない?どういう事?」というような状態だと思います。

音が聞こえる事と音を理解する事は違うと言っても実際に体験していない事は、理解しづらいのだと思います。私も色盲の人の見える世界はわかりませんし、正直、想像ができません。大変失礼な表現ではありますが、これと同様です。

理解されなくてもめげる必要はない

この情報を見て感じたのは、理解されなくても落ち込む必要はないのでは?という事です。これだけしか、知られていないのであれば、説明しても、耳の状況を理解しにくいですし、どうしても体験していない事は、わかりにくいですから、正直、仕方がない事だと思っています。私自身が色盲の人の視界がわからないように、ある程度の仕方なさがあるように感じます。

私自身のスタンスは、耳の事をお話ししますが、その内容を受け入れるか、受け入れないかは、相手に任せる事にしています。無理にお願いする事もありませんし、強要する事もありません。しかし、耳が聞こえにくい事だけは、伝えます。

これは、意思疎通がしにくくなると聞いた、聞かない、聞こえていなかった事に気が付かないなど、様々な弊害が出てくるからです。自分が意図していないケースでも、自然に起こる可能性がありますので、このような可能性がある事を予め伝えておきます。その後は、相手次第になります。

耳の事が知れ渡っておらず、状況を理解しにくいのであれば、説明する事はあっても、それを受け入れられないからといって、別にめげる必要はないと個人的には思っています。受け入れられなかった場合は、さっさと気持ちを切り換えて、次に進む。それが、ベストです。過去の私自身は、なかなか気持ちを切り換えられませんでしたが、今では「仕方ないね」でさっさと済ませ、次に行くようになりました。もちろん、未だに厳しい時もあります。

耳の事が理解されていない事を前提で行動していく。これが、私の考えですね。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:聴覚障害は、結局コミュニケーション障害に行きつく

リンク:障害を払拭させる補聴器のヒント

リンク:聞こえにくい方の支援は、聴覚障害者のみになるのは、なぜ?

リンク:人と接する事が苦手な方にお勧めする嫌われる勇気

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、お客様の聞こえを改善しています。私に関する内容は、書いている人の詳細をご覧下さい。当店の特徴は、こちらです。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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