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東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

補聴器購入後に大切な聞こえをキープする環境づくり

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補聴器を購入した後、最も大切な事は、何でしょうか。私自身が考える答えは、補聴器の聞こえをキープする環境づくりになります。補聴器は、残念ながら、故障しやすいものであり、かつ無くてはならない生活必需品の一つです。

補聴器購入時は、補聴器の性能、機能、価格に注目しがちですが、補聴器を使用している方の中には、壊れにくさで考える人もいます。それは、補聴器が壊れると非常に困る経験をされているからです。

そして、補聴器の手入れやケアに関して怠ってしまうと壊れる可能性は、徐々に上がってきます。すると補聴器が故障し、困った体験をする事になります。

では、なるべくそのような不便な思いをしなくて済むようにするには、どのようにしていけば良いのでしょうか。今回は、こちらをテーマに記載していきます。

補聴器購入後は、いかに聞こえをキープさせるかが大切

補聴器購入後は、いかに聞こえをキープさせるかが最も大切になります。この理由は、非常にシンプルで、補聴器が故障すると困るからです。

初めに結論を記載しますと、聞こえをキープ方法には、

  • 代替機(代わり)を用意する
  • 補聴器を故障しにくくする

この二つがあります。思考方法としては、

  • 壊れてもリカバリーできる環境を作る事
  • そもそも壊れにくい状態にする事

この二つがあります。この概念で考えますと、初めに記載した

  • 代替機(代わり)を用意する
  • 補聴器を故障しにくくする

となります。この二つを行う事で、壊れにくく、かつ壊れてもすぐにリカバリーできるようになりますので、故障しても困る事が少なくなります。特に代わりを用意できている状態であれば、困る事は、ぐっと少なくなります。

購入後は、何に困る?

私自身がこのように考えるのは、補聴器購入後に最も困るのは、上記に記載した通り、故障時だからです。

補聴器を使用している方にとっては、補聴器は自分の体の一部であり、補聴器が故障するという事は、聞こえにくい状態に戻る事を意味します。そのようになると、以前の聞こえにくい状態に逆戻りします。

補聴器の聞こえを体験した後は、ただ戻る状態にはなりません。今までできた事が急にできなくなりますので、非常に困ります。この観点が大切で、今までできた事が急にできなくなると、思っている以上にショックを受けます。

聞こえにくくなれば

  • 音声が聞こえず、コミュニケーションができない
  • 音に気が付かず、危機がきても気が付かない

などありますが、自分自身の経験からお話しさせていただきますと、厳しいのが、

  • お話しを聞く事に対する恐怖感が急上昇する
  • お話しを理解しようと必死に考えるが、結局聞き返す事が増える

この二点があります。この中でも私自身が注目するのは、お話しを聞く事に関する恐怖心が急上昇する事です。特に今まで聞き取れていた事が聞き取れなくなるというのは、非常に困る事であり、音が聞こえにくくなると、非常に音声が理解しにくくなります。

お話しが理解しにくくなると人とお話しする事が恐怖に変わります。聞きにくい状態は、どうしても自分自身に自信が持てず、人とのお話しもしたくなくなるような感覚も出てきます。

聞こえにくい人の中には、電話対応に対し、非常に苦手意識を持っている人がいます。これはまさに、聞こえにくいからこそ、苦手意識を持っており、できるだけ避けたいと考えます。そのような方に対しては、電話対応は、恐怖の対象です。

聞こえにくい状態というのは、思っている以上に自分自身の自信を損失させ、コミュニケーションに関する恐怖心が出てきます。

聞こえやすさをキープさせる環境づくり

では、実際には、どのような方法があるのでしょうか。初めに記載した

  • 代替機(代わり)を用意する
  • 補聴器を故障しにくくする

の二つに分けて載せていきます。

代替機を用意する

代替機を用意する方法には

  • 自分で補聴器を用意する
  • 販売店側で用意してもらう

この二つがあります。今現在、どちらが多いかはわかりませんが、補聴器を装用している人の中には、予め予備を購入したり、今まで使用していた補聴器を故障時の予備として持っている方が多くいらっしゃいます。

また、中には、販売店側で故障時に補聴器を用意してくれる親切なところもあります。そのようなところで補聴器を借りるという方法もあります。

代替機を用意する方法には、主にこの二つがあります。

補聴器を故障しにくくする

補聴器を故障しにくくする方法には

  • 定期的に販売店でメンテナンスを受ける
  • 補聴器のケア用品を購入し、補聴器のケアを行う

この二つがあります。

定期的に販売店でメンテナンスを受ける

定期的に販売店でメンテナンスを受けるのは、

  • ケアだけでは対応できない各部品の交換 
  • 故障の有無のCheck

この二つのために行います。補聴器には、細かい部品がついており、最もベストなのは、これらが消耗し、聞こえに影響するまえに交換する事です。このようにする事で、聞こえをキープできます。

また、故障の有無のCheckも必要です。特に音(補聴器のイヤホン)については、知らない間に聞こえにくくなっていたり、補聴器の出力が低下している事があります。音が低下すればわかるのでは?とお考えの方もいますが、ある特定の周波数のみ落ちるという現象もありますので、装用していても、なかなか気が付かないケースがあります。

これらのものは、特性器と呼ばれる特殊な音測定機器を活用し、調べていきます。

聞こえをキープするというのは、

  • 消耗部品のCheck&交換
  • 聞こえをキープできているのかの確認

この二つが必要になります。この二つを行うのが、補聴器のメンテナンスです。

補聴器のケアを行う

故障を減らすには、補聴器のケアを行う事も大切です。補聴器は、湿気、水に弱く、残念ながら汗に弱い製品です。夏になると補聴器の修理室には、多くの故障した補聴器が運ばれます。

そのため、補聴器を使用する方には、補聴器のケアとして乾燥剤を使用する事をお勧めしています。夜寝る前に補聴器を乾燥剤が入ったケースの中に入れ、朝起きたらこちらから補聴器を取り出す。これを毎日行います。夏だけに限らず、冬も行い、習慣化させる事が大切です。

乾燥するものには

  • 乾燥剤のみのタイプ
  • 乾燥器タイプ

この二つがあります。乾燥の効力に関しては、乾燥剤のみのタイプが弱く、乾燥させる専用機器の方が、効果的に乾燥してくれます。そして、効果があるものほど、金額も上がってきます。

今現在の補聴器には、付属で乾燥剤がついてきますので、そちらをお使いいただき、使用する時間が増えてきたら、専用の乾燥機器にするのがベストです。もちろん、補聴器を購入する段階で、毎日8時間以上使用しているようでしたら、専用の乾燥機器がお勧めになります。

聞こえをキープする環境づくりについてまとめ

さて、聞こえをキープする環境づくりに関して、記載してみましたが、最後にまとめてみます。

基本的な考え方としては

  • 壊れてもリカバリーできる環境を作る事
  • そもそも壊れにくい状態にする事

の二つになります。それを実際の方法に落としこむと

  • 代替機(代わり)を用意する
  • 補聴器を故障しにくくする

になります。代わりを用意するには

  • 自分で補聴器を用意する
  • 販売店側で用意してもらう

の二つがあり、そして、故障しにくくするには

  • 定期的に販売店でメンテナンスを受ける
  • 補聴器のケア用品を購入し、補聴器のケアを行う

の二つがあります。

これらを行う事で、限りなく困る事は少なくなってきます。

補聴器を装用している私自身が思うのは、いかに困らない環境をつくるかが大切だと思っています。それは、故障して困った経験が何度もあるからです。

補聴器は、聞こえにくい人にとって耳の一部です。残念ながら故障しやすい状況というのは、今現在でも変わりません。そのため、聞こえをキープする環境づくりをするかが、重要です。

もしかしたら、これらの内容を見て「うわっ、めんどくさいな」と思った方もいるかもしれません。実際のところ、面倒であり、お金もかかるのは事実です。しかし、これらを行う事で、困る事は減っていきます。

どんな物事もそうですが、やるべき事をやっている人には、それ相応の恩恵が得られます。これは、補聴器も例外ではありません。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:補聴器の両耳装用、片耳装用の違いは、ココ。

リンク:補聴器を守るために知っておきたい影響を受ける機器

リンク:故障を減らすために知っておきたい補聴器の空気穴

リンク:補聴器を長持ちさせるケア方法、紛失防止と水没時の対応

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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