補聴器を装用する事で得られる効果は、苦痛を減らせる事


補聴器を装用している私自身が思うのは、補聴器とは、聞こえを改善させる事で、対人関係を改善させるものである、という事です。そして、補聴器を装用して得られるものは、マイナス要素を減らす事で、精神が安定する事、あるいは、落ち込んでいる期間、回数を減らす事にあります。

誰でも悪口を言われたり、ハブられたり、上司との関係で上手く行かなければ悩む事になります。その痛みを和らげるのが、補聴器であると、私は、考えています。

補聴器の効果とは

補聴器を使用しているからこそわかる事として

  • 聞いていないの?と言われる回数が減る
  • 仕事のトラブルが減る
  • 自分だけ疎外感を感じるのが減る

というものがあります。これらのものは、補聴器を装用しても完全に無くす事はできませんが、補聴器あり、なしで比較すると私の場合、雲泥の差が出ます。

補聴器を装用していない私は、普通にお話しされても、何かお話ししているのはわかるかもしれませんが、その内容まで理解できるかと言いますと、そのような事はありません。さらに普通にお話しするのが難しければ、意思疎通がしづらく、仕事上での意思疎通に関するトラブルが増えます。そして、聞こえにくい状態ですとなかなか会話にも入りづらく、自分だけ蚊帳の外感も感じるようになります。

補聴器を装用するようになり、改めて考えてみますと、確かに上記の事は、減っています。

前職での自分の経験を思い出してみると、聞いていないの?と言われるのも少なかったですし、聞いていないの?の大半は、聞こえない事に原因があるわけではなく、人にその内容を聞かなかった事に原因がありました(あるいは、聞く気がなかった)。また、プライベートでは、聞いていないの?と言われるのは、あまりなく、聞きにくい人でも平気で聞き返していた事もあります。私の場合は、聞こえにくい事を周りに言っているのもあるかもしれません。

仕事のトラブルに関しても、聞こえない事が原因というよりも、やり方に問題があり、トラブルになるケースが多かったですね。いわゆる仕事の進め方というものです。これは、難聴関係ありません。会議は聞きにくい事もありましたが、杓子定規の会議なので、いてもいなくても変わらず。重要なものは「聞こえにくくてわからなかったんだけど、○○は何て言っていたの?」なんて聞いていました。

自分だけ疎外感を感じるのは、電車やものすごく騒がしい中で会話をする際は、どうしても難しいので、感じやすいのですが、それも数回しか感じなかったように思います。補聴器がなければ、補聴器がある事で、聞こえていたところも聞こえなくなるわけですから、さらにひどくなります。それを考えると、やはり減っているという事を感じます。

補聴器の本当の効果を考える

私自身が思うのは、補聴器の本当の効果は、ここにあるという事です。上記のような事が減れば、当然ですが、傷つく事も減りますし、落ち込んで憂鬱な時間を過ごす事も減ります。これは、自分自身の精神状態の安定に繋がると言う事であり、苦痛を減らせるという事にもなります。

聞こえにくい人なら、だれでも上記の事が起こればショックを受けます(一部は、聞こえにくくなくてもショックを受けます)。しかし、その回数を減らし、嫌な気持ちを抱える事も、その気持ちを長引かせる事も少なくなるのは、補聴器の効果だと感じます。

また、落ち込む回数や時間を減らせれば、自分がしたい事に費やせる時間も増やせます。人生に時間は限りあるものです。その限りある時間を落ち込む時間に消費されないようにするのは、個人的にとても有意義だと感じます。誰でも落ち込んでいる時間より、楽しんでいる時間を長くしたいというのが本音でしょう。

補聴器がしてくれる事

補聴器がしているのは、音を大きくし、少しでも聞きやすくする事です。しかし、その本質を考えてみますと、

  • 聞こえるようになり安心感を得る
  • 聞こえるようになり「聞いてなかったの?」を減らせる
  • 聞こえるようになり、仕事のマイナスを減らしやすくなる
  • 聞こえるようになり、疎外感を感じる事を減らせる

などの効果がある事がわかります。補聴器を装用し、補聴器を装用していない時と比べると、このような事を私自身は感じます。

これらの事が得られれば、ショックを受ける事も少なくできますし、落ち込む事も少なくできます。完全になくすのは、対人関係の問題上無理がありますが、補聴器は、苦痛を減らす効果があります。

 

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