2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

補聴器使用中のイマイチ理解しにくい音の感覚を知る方法


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補聴器を装用している私自身が思うのは、補聴器を装用した際、音が聞こえる感覚こそわかるものの、その音の感覚は、果たして良いのか、悪いのかの判断がつかない事です。聞こえてきた音が大きい音だとしても、元々大きければそのように感じますし、聞こえてきた音が元々小さければ、小さいと感じます。これは、当たり前の事です。

補聴器は、耳が聞こえにくくなった方が装用するため、聞こえる感覚こそわかるものの、その聞こえ方が、良いのか悪いのかは、わかりにくい傾向があります。恐らく、何となくで装用している方も多いのではないでしょうか。

世の中には、大きく感じる音もあれば、小さく感じる音もあります。その感覚通り、自分が聞こえているのかを判断する事は、何も使用しないで行う場合、無理があります。

生まれつき聞こえにくい私が自分自身でしているのは、周囲の音のレベルを可視化し、自分自身がどのように音を感じているのかを客観的に評価する事です。これは、あるものを活用すると、簡単にできます。

音の感覚を理解するために使うもの

音の感覚を理解するために使うのは、

  • 騒音計アプリ
  • 音量表

の二つです。

私が使っているアプリは、

今は、iPHone一つで様々な場所の音量がわかるように

今は、iPHone一つで様々な場所の音量が客観的にわかるように

になります。

※リンク:SLA

こちらは有料版ですので、無料版が欲しい場合は、以下になります。

無料版でもそれなりに活用できる

無料版でもそれなりに活用できる

※リンク:SLA-Lite

ライト版は

  • 使える時間の設定がある
  • 広告がある
  • 周波数別など細かくは見れない

などがあります。しかし、本内容を確認するうえでは、問題ありません。

こちらと

騒音レベルとうるささ感覚に注目しよう

騒音レベルとうるささ感覚に注目しよう

このブログおなじみ、こちらの音量表を活用すると、自分自身がどのように感じているのかを可視化できます。

実際の使い方

実際の使い方は、至って簡単です。アプリを起動させ、日常生活上で使用する。ただこれだけです。例えば、何気ないところで使用し、○○dBと出たら、その○○dBで感じている自分の感覚と一般の方の感覚(表にある一般のうるささ感覚)を比較します。すると、音の感覚に対する適正がわかります。一般の方がうるさいと感じる部分で明らかに普通くらいで聞こえていたら、変だとわかりますし、一般の方が普通だと感じる音が、自分も普通だと感じるのでしたら、概ね適切である事がわかります。

もちろん「うるさいな……」と思った際に使用したり「思ったより聞きにくいな」という時に使用しても構いません。この際も音量がわかりますので、上記の表と比較し、どうなのかを考える事ができます。

聞こえにくい方は、補聴器の調整で、どうにでも音を感じられます。そのため、一般的な方の感覚を用意し、客観的に比較できる要素を作る事で、自分自身の感覚が、どうなのかを考える事ができます。どんなものもそうですが、比較基準を作る事で、客観的に物事を理解しやすくなります。

アプリの使い方の注意

アプリの使い方ですが、いくつか注意点があります。それは

  • A特性にする事
  • マイクは、対象に向ける事

の二つです。

SLA-Liteの設定例、FAST、A特性にする

SLA-Liteの設定例、FAST、A特性にする

SLA-Liteの場合は、このように。

SLAの設定、FAST、A特性にする

SLAの設定例、FAST、A特性にする

SLAの有料版は、このように設定します。

この画面の通り、A特性にして使用してください。上記の画像通りに行えば適切に状況を見る事ができます。上記の音量量は、A特性で測ったものの基準です。測定には、主に、A、C、Z(Y)の三つの特性があり、それぞれ使用の用途が異なります。

また、マイクは、自分に向けるのではなく対象に向けて使用してください。自分に向けると音量が小さくなりますので、わかりにくくなります。

この二つさえ守っていただければ大丈夫です。

音の感覚を理解しよう

この二つを活用すると、音の感覚を客観的に理解する事ができます。音が大きく感じるのは、環境のせいなのか、それとも自分自身の補聴器がそのように調整しているせいなのか、判断基準があれば、より音、耳、補聴器の事が理解しやすくなります。

補聴器はあくまでも大きい音は、大きい音で感じ、普通の音量は、普通に感じ、小さい音は、小さく感じるようにします。大きい音が普通に感じ、普通の音が、大きく感じるようになるなど、感覚を無視した調整は行いません。

これらの事を行ってみると、自分自身の補聴器が音の感覚通りに調整されているのかの確認もできます。客観的に判断する事のメリットは、可視化しづらいこのような感覚も見える化できる事です。

自分の音の感覚を理解したい方は、ぜひ活用してみてください。

なお、音の感覚を理解する方法は、厳密には、他にもあります。それは、人に聞く事です。私自身、よく「あの人の声、すごく聞きにくいんだけど、よくみんな聞こえるね」と聞いたり「めっちゃうるさいな、あの音。みんなうるさくないの?」と聞いていました。

これは、自分の調整がおかしいのか、そもそも環境的な要因(自分以外の要因)で聞きにくいのかを理解するためです。大抵の場合は「いや、みんなも聞こえにくいよ、俺もほとんど想像で理解しているし」といわれたり「うるさくないわけないだろ!うるさいよ!」といわれたりしていました。このような事を繰り返し、自分の感覚を理解していました。

今は、客観的に数値で判断していますので、聞く事は少なくなってきましたが、このような方法もあります。どちらも自分自身の感覚を理解するという意味では、活用できるものです。

ぜひ、自分自身の感覚について、理解してみてください。

 

この内容をご覧になった方は、こちらもお勧めです。

リンク:補聴器の音に慣れるために行う3つの事

リンク:補聴器を装用すると起こる5つの聞こえの変化

リンク:生まれつき難聴の私が自分の聞こえにくさを可視化してみた

リンク:補聴器を初めて装用した時の周囲の反応


この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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  • 自分の症状に合う補聴器は何か
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