2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

聞こえにくいけど補聴器を使用しない人に思うつぶやき

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ちょっと聞こえにくいけど、まだいいかな……。年寄りに見られたくない……。いやまだ、私はいけるはずだ!とお考えで、補聴器を装用しない方に思うのは「これで本当に良いのだろうか?」という事です。

そのように思う理由は、難聴が引き起こす事、人として幸せに過ごすには、どのような事が必要なのか、この二つの観点から思います。難聴の本質は、コミュニケーション障害にあり、聞こえにくいと、どうしても意思疎通がしにくくなります。

私自身難聴である事から、自分が普段考えている事を書いていきます。今回は、珍しくつぶやき系ですね。

聞こえにくい事によって起こる事は

難聴の身からわかるのは、

  • 音が聞こえにくくなる事
  • 人のお話しがわかりにくくなる事
  • 周囲の音が聞こえにくい事

この三つがあります。しかし、私が感じるのは、人との信用が失われやすいという事です。聞き返したり、返事がうまくできないと「聞いていない」とされ、徐々に信用が低下してきます。最も避けたい事は、エスカレートすると、聞いた、聞いていないの争いになり、仲まで悪くなってくる事です。ここまで行くと、もう補聴器を装用しても信用を改善できなくなってしまいます。早い話しが、仲直りできないという事ですね。

仲が悪くなる理由は、これだけではありません。例えば、音が聞きにくくなると、どうしても音の感覚が一般の方とズレてきます。でも、聞こえにくい人は、自分の感覚しかわからないからズレている事も、聞こえにくくなっている事もわかりづらい。この感覚でテレビの音を聞いたり、部屋の中で音を出す行為をすると、周囲に迷惑行為をしてしまう可能性も出てきます。

やられればわかりますが、このような事をされたら、ほとんどの人が怒ります。聞こえる人からすると、音はかなり神経質に感じるものです。都市の7大公害の一つには、騒音問題があります。ご存知ですか?この公害の中で最もクレームが多いのが、騒音です。一般の方は、聞こえるがゆえに、音に苦しむ人が多いんですね。

どのような内容も人と人との信用が関わってきます。それが難聴です。

人生をより豊かにするには

ある意味人類の永遠のテーマとも言える内容ですが、本をたくさん読むうちに、やはり対人関係が大事なんだなと思う事があります。お金を持っていても、友人がいない方は、どこか寂しそうにしていたり、逆に、お金がなくても、人に与えられるものがあったり、コミュニケーションがうまい方は、文無しでも生活できています。本を読み、そのような例を見てみると、世の中色々な人がいるんだなぁ……と感じますし、やっぱり人と人との繋がりが大事なんだなとも思います。

そのコツみたいなものは、人に与える事とコミュニケーションをよく行う事、そしてなにより他者に貢献する事など、どの本も似たり寄ったりです。恐らく、この辺りは、真理であり、心理でもあるのでしょう。心理学でも返報性の法則というものもあります。

ハーバード大学で研究している結果でも、対人関係の重要性が説かれていました。

これらの事から思うのは、人は対人関係に悩むからこそ、その幸せの根源も対人関係にあるという事。この辺りは、アドラー心理学の影響を受けていますが、考えると考える程、そのように思います。

言い方を変えますと、人は一人では幸せになれないという事であり、人と関わり合いながら、それぞれ幸せを感じるという事でもあります。

……大丈夫かな?

私が思う事として、ちょっと踏みとどまっている方は、これらの事を意識できているのかな?という事です。聞こえにくい事で信用を落としてまうと、最終的に行きつく先は、孤独になります。誰ともお話しせず、お話ししたくない、お話しできない、というような状況にどうしても追い込まれやすくなります。

これはまさにお金を持っているけれども、どこか孤独を感じている人と全く同じです。私が思うのは、対人関係に響いてくるから、早めにその穴を埋めるという意味でも重要なのではないかと思っています。人との接点がなくなると、簡単に孤独になりますし、毎日に面白みがなくなるとも思います。そのような状態になると無気力になる可能性が高くなりますので、逆に生きている事が辛く感じがちです。

もちろんこれらの事を受容しているのであれば、いう事はありません。こちらに記載しているのは、私自身が思っている事であり、誰かにこの考えを強要する事もありません。しかし、単に知らなかったという事であれば、今一度、考えてみるのも良いのでしょうか。

そして、もし補聴器について考えるのでしたら、聞こえを良くするという事ではなく、自分自身の将来のため、あるいは、今の現状を少しでも改善させるために、装用するという風に考えてみてください。

補聴器は、聞こえを良くする道具ですが、その本質は、聞こえにくい事によって起こるコミュニケーション障害を軽減させる事です。残念ながら、治す事はできませんが、軽減し、対人関係をより良好にする事はしやすくなります。

聞こえにくい事を見るよりも、どのようにしたら今をより良くできるのか。それを考えるだけでも変わると思います。補聴器は、前に向かって進む人のために存在しているのですから。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:オージオグラムの見方と検査数値から見る耳の聞こえにくさ

リンク:生まれつき難聴の私が自分の聞こえにくさを可視化してみた

リンク:補聴器を初めて装用する方に伝えたい装用後の世界

リンク:【実例】中等度難聴者が補聴器を装用するとどう改善されるのか

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

補聴器で耳を改善させる手引き書、作りました

聞こえにくい事でお悩みの方のために、補聴器で耳を改善させる手引き書を用意しました。

  • 自分の症状に合う補聴器は何か
  • 自分の聴力に合う補聴器は何か
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