2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

中等度難聴の私が補聴器を使用して得られた効果を可視化してみた


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さて、先日から語音明瞭度測定で理解できる3つの事生まれつき難聴の私が自分の聞こえにくさを可視化してみた、と語音明瞭度測定という言葉の理解力を調べる検査を通じてわかる事、理解できる事を記載してきました。こちらを行うと、様々な自分自身の状況がわかりますので、自分の状態を客観的に見やすくなる効果があります。私自身も耳が聞こえにくいので、客観的に見る事の大切さは、自分の経験から感じます。

次は、そんな私に補聴器を装用すると、どのような効果が得られるのか、という点について、記載していきます。語音明瞭度測定を通じてわかる事、最終章の幕開けです。

なお、語音明瞭度測定の見方が不明な場合は、先に語音明瞭度測定で理解できる3つの事をご覧下さい。

私に補聴器を装用させた結果は?

結論から言いますと、以下の通りになりました。

私の補聴器装用時と非装用時の結果

私の補聴器装用時と非装用時の結果

測定条件は、補聴器装用時:スピーカー、補聴器両耳使用。補聴器なし:スピーカー、補聴器なしで測定。となります。私の場合、自分の耳の限界値は、両耳とも90〜95%ですので、上記のような結果になりました。

おっと恒例の

理解度からわかる状況。こちらの理解が重要

理解度からわかる状況。こちらの理解が重要。

補聴器フィッティングの考え方を参考に製作

こちらと

日常生活上の音量表、音声の大きさレベルに注目しよう。

日常生活上の音量表、音声の音量レベルに注目しよう。

も入れていきます。

まず、補聴器を装用した結果ですが、自分なりに試行錯誤して調整を重ねた結果、上記の内容まで改善できました。40dBで90%、50dBで95%、60dBで95%、70dBで90%、80dBで90%です。90dBは、そのような音量で話す事はほとんどありませんので、測定していません。

語音明瞭度測定をする上で気をつけたいのは、検査内容を覚えてしまう事です。そのため、覚えていないものを使用し、なるべく公平に見えるよう注意して測定しました。

私の場合は、耳が持つ限界値が90〜95%とかなり高い状態ですので、その高い状態をいかに音量が低い数値でも引き出せるかに注目して、調整を行い、上記の結果になりました。

この表から見える事

この表から見える事は

  • 補聴器があれば聞こえるようになる事
  • 補聴器ありとなしでは、こんなに違うという事

この二点です。

全ての方が上記のようになるわけではありませんが、自分自身の明瞭度が良ければ、上記のように自分の聞こえを引き出せます。引き出せれば、それ相応に聞こえるようになりますし、今まで聞きにくかった事もわかるようになります。

その差は、補聴器あり、なしで見ていただくとよりわかりやすくなります。私の場合、50dBでは、全く理解できないのが、補聴器を装用する事で、95%まで理解できるようになっていますし、60dBでは、25%だったものが、95%まで改善しています。

この数値を言い換えると、「聴覚はコミュニケーションの補助手段として有用。聴覚のみの会話理解は、不可能」から「補聴器の効果が十分見込まれる。静かな状況であれば、聴覚のみで容易に内容を理解可能」(50dBの比較)まで上がり、さらに「日常会話においても読話や筆談の併用が必要」から「補聴器の効果が十分見込まれる。静かな状況であれば、聴覚のみで容易に内容を理解可能」(60dBの比較)まで改善しています。

そしてその数値は、50dB=離れた時の会話音(3m)、60dB=通常の会話音であり、この二つは、日常でよくあるシチュエーション(環境下)の聞こえになります。その環境下の聞こえが、0%→95%まで改善、25%→95%まで改善されています。

これだけ改善できれば、日常生活上のコミュニケーションも改善できます。全ての物事が改善できるわけではありませんが、補聴器がない状態より、ずっと良い状態にする事は、できます。

注意点

なお、効果に関してですが、あくまでも静かな環境下で測った内容ですので、全ての状況下であれだけ効果がでるかと言いますとそのような事はありません。ほぼ90%台になっていますが、そんな私でも周囲が騒がしければ聞きにくいですし、中には、静かなところでも何を言っているのかさっぱりわからない事はあります。

しかし、単純に補聴器なしと補聴器ありで同じ条件で比較すれば、これだけ効果がでます。その点だけは、偽りない事実になります。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:音場閾値測定で目指す補聴器を装用した聞こえの目安

リンク:補聴器でどこまで補えるのかと聞こえのベースとなる部分

リンク:【非常に聞きやすくなった】高音急墜形感音難聴の方を改善させました

リンク:補聴器は見られたくない!という方へ送るアドバイスと見えることで得られる3つの事

 


この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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