2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

初めて補聴器をつけると起こる2つの聞こえてくる音の変化


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補聴器を初めて装用する際、どのような事が起こるのでしょうか。初めにどのような事が起こるのか理解していれば、対応も自ずとしやすくなりますし、受け入れもしやすくなります。

私自身生まれつきの難聴であり、補聴器を装用している身ですが、その経験から言いますと、補聴器は音響機器であり、音響機器で起こる事は、全て補聴器にも起こるという事です。補聴器から聞こえてくる音の感覚は、ビデオカメラで撮影した時の音にそっくりでもあります。

では、具体的にどのような事が起こるのか、早速見ていきましょう。大まかに分けると聞こえる音の感覚の変化(音質の変化)と聞こえるようになって起こる変化(体感の変化)の二つがあります。

聞こえる音の感覚の変化

冒頭の通り、補聴器から聞こえてくる音の感覚は、ビデオカメラで撮影した時の音にそっくりであるという事です。年配であればビデオカメラで撮影した時の音、若い方だと、ニコニコ動画の何らかの実況の音といった方がわかりやすいかもしれません。聞こえてくる音の感覚は、これらにそっくりです。

具体的には

  • 音声の聞こえ方は若干のひび割れ、響きを感じる
  • 細かい物音がよく聞こえる
  • 大きい音がガツンと入る
  • ざわざわした音が聞こえる
  • マイクにものが触れると大きな音がする

この5つがあります。

音声の聞こえ方

こちらは、若干のひび割れ、音の響きを感じる傾向があります。通常の肉声ですと、響きはないのですが、機械を通して、音を大きくしているため、音声を録音した時の声、あるいは、動画などを通じて聞こえる音声にそっくりです。

細かい物音がよく聞こえる

ビデオカメラで撮影した音を聞いた事がある方ならよく経験されていると思うのですが、機械を通して音を録音、あるいは、大きくするものは、周囲の細かな音がよく入る傾向があります。物音がガチャガチャ聞こえたり、細かい音が、意外に入ってきます。これは、補聴器も同様です。

大きい音がガツンと入る

機械で大きくしているせいか、大きい音はガツンと入る傾向があります。ドアを閉める音、物を落とした時の音は躊躇で、大きな音がします。元々大きいのもありますが、補聴器を装用すると特に気になる傾向があります。

強い不快感の原因になるという事で、最近の補聴器では、突然大きく聞こえた音のみ音を和らげて聞くという機能も出てきました。なお、これは、聞こえにくい人の耳の感覚が変化している事も関係しています。

ザワザワした音が聞こえる

補聴器を装用すると感じるのが、このザワザワした音です。ある程度音がある環境下では、常にザワザワ、サーっと言った音が聞こえます。主に暗騒音と呼ばれるものですが、音量を大きくするとするほど、この音は聞こえやすくなります。静かなところでは感じない方でも、騒がしいところでは、必ず感じます。

マイクにものが触れると大きな音がする

音響機器全般に共通する事ですが、音を拾うマイクに触れると大きな音がします。具体的には

  • 補聴器のマイクに直に触れる
  • マイクに風が当たる

などがあります。

なお、大きな音ではありませんが、髪の毛がマイクに刺さったり、メガネのツルが補聴器に当たる事でも音はします。

聞こえるようになって起こる変化

補聴器を装用すると良くも悪くも自分の感覚が変化します。その変化は

  • 今まで聞こえていた音がより聞きやすくなる
  • 今まで聞こえなかった音が聞きやすくなる

の二つです。自分が聞きたいと思っている音のみ大きくなると誤解されている方もおり、そのような事は決してありません。補聴器がしてくれるのは、良くも悪くも音をよく聞こえるようにしてくれる事です。

聞こえていた音がより聞こえやすく

補聴器は音を大きくする道具ですので、今まで聞こえにくかった耳で聞こえていた音は、より大きく感じるようになります。

耳が聞こえにくい状態でも聞こえている音は、ほとんどの場合において大きい音です。特に聞こえにくい耳なのに関わらず、大きく感じる音は要注意で、これらの音は、非常に大きい音である事が大半です。

今まで聞こえなかった音が聞きやすく

耳が聞こえにくい状態ですと、その事により、全く聞こえなくなってしまう音も存在します。聞こえにくさが進むと進む程、このような音が増え、補聴器を装用した時に、実に多くの音を聞く事になります。

全く聞こえないものは、存在を感じる事ができないため、認識する事ができません。細かな音や特に離れたところでの音は気が付きにくくなります。

補聴器を装用するとこう変わる

補聴器を装用すると、このような変化があります。聞こえやすくなるという事は、良くも悪くも感覚が変化する事となります。聞こえるようになり、理解できる事も増える反面、このような事が起こります。

補聴器から聞こえてくる感覚は、もしかしたら初め、少々違和感を感じるかもしれません。しかし、長時間装用していると、その感覚が段々当たり前の様に感じてきます。

これから補聴器を装用しようとお考えの方は、これらの事を意識しておく事をお勧めします。すると、聞こえるようになった後の世界を手に入れやすくなります。

 

こちらの内容をご覧になった方は、この内容もお勧めです。

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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