2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

補聴器を使い続ける人が困らないようにするために必要な三つの事

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補聴器を使用するようになると、補聴器は自然と耳の一部になります。その際、補聴器が故障してしまうと、ものすごい困った事になります。今までできた事が、一気にできなくなりますので、それはもう本当に困ります。メガネ、コンタクトレンズを使用している方が何らかの理由で、使えなくなった時と同様ですね。

補聴器を装用している私から言えるのは、日頃から、どのような状況下になってもできるだけ困らない体制を整えておく事が非常に需要だという事です。特に働いている方にとっては、重要です。仕事場で急に聞こえなくなったら、ものすごく困ります。

壊れなければ、それだけ困る機会も減りますし、得られるものをしっかり受け取れる事にもなります。良い状態をキープする事は、おざなりになりがちですが、非常に重要な事です。

今回は、それを行うための三つについて紹介します。ぜひ、困らない環境を作り、日々の生活をより良くしてみてください。

困らないようにするための三つのポイント

さて、結論から記載しますと、困らないようにするためのポイントは

  1. 補聴器を守る
  2. 補聴器を自分で直す
  3. 補聴器の予備を用意する

の三つになります。どのようなものも基本は

  1. 壊さないようにする
  2. 仮に壊れた場合、直せるようにしておく
  3. 直せなかった場合も考え、代替案を用意しておく

の三つになります。それを具体的に示したのが、一番上の三つです。

初めに壊さないようにする事がきて、それでも何かしら起こってしまった場合は、自分で直す。その後、自分でも直せなかったら、販売店に持っていく。という流れです。補聴器の場合、修理に出す際は補聴器がない期間が続くため、ここに関しても予め考えておけるとなお良しですね。

では、詳細について見ていきましょう。

補聴器を守る

補聴器を守るには

  • 補聴器をケアする
  • 取扱いに注意する

の二つがあります。

補聴器をケアする

補聴器をケアする方法には

  • 乾燥ケース、乾燥機器で乾燥させる
  • 補聴器が濡れた時、水を拭き取る

の二つがあります。

乾燥ケース、乾燥機器で乾燥させる

補聴器は、水や汗に弱いため、夜寝る前や長時間使用しない時がある場合は、乾燥させておきます。こちらは、ライトユーザー向けの乾燥ケースから、補聴器のヘビーユーザー向けの補聴器専用乾燥機器まであります。

ライトユーザーにお勧めなドライカプセル

ライトユーザーにお勧めなドライカプセル

ライトユーザー向けのものは、当店で扱っているものですと、このようなものです。中に小さい錠剤が入っており、効力が無くなり次第交換します。

ヘビーユーザーにお勧めなD-Dry

ヘビーユーザーにお勧めなD-Dry

ヘビーユーザーの方にお勧めなのは、このような専用機器です。

D-Dryの中の形状、そして補聴器を入れた状態

D-Dryの中の形状、そして補聴器を入れた状態

中の様子や補聴器を入れるとこのようになります。私の場合、一日の使用時間が8時間以上の方は、ヘビーユーザー。それ以下は、ライトユーザーと判断しています。

毎日、日課のように行う事で、補聴器は故障しにくくなります。

補聴器が濡れた際、拭き取る

補聴器は、汗や湿気に弱い機器です。そのため、汗をよくかいた時や雨に多く濡れてしまった時は、拭き取ると良くなります。耳から補聴器を外し、補聴器の表面と、汗をかいている場合は、自分の顔も拭いておきましょう。特に耳周りは、意外に汗が多いため、拭いておくとより良くなります。小さな事ですが、これもやるのとやらないのとでは、大きく差が出ます。

なお、この内容は、主に耳かけ形補聴器に当てはまる内容です。耳あな形補聴器の場合は、耳の中にまで汗が入り込む事は少ないため、雨に濡れてしまったとき以外は行う必要はありません。

取扱いに注意する

取扱いに注意する事としては、以下のようなものがあります。

気をつける事は、主に三つ。これを意識しておこう

気をつける事は、主に三つ。これを意識しておこう

一部、上記のものとかぶりますが、補聴器は水以外にも、衝撃に弱かったり、電池が膨張し、取り出せなくなるという事もあります。ですので、夜寝る前に乾燥ケースに入れて乾燥するというのは、理にかなった事です。乾燥する際に電池を外しますので、結果的に、電池に気をつける事にも繋がります。

自分で直す

補聴器には、故障と故障ではないが、故障のような症状が出る事があります。言い換えれば、補聴器の内部機器が故障した場合と、その他の要因で、故障したような症状がでる状態です。前者は、修理に出さなければ改善はできないのですが、後者の場合、その場で改善させる事が可能なケースがあります。

これは、耳あな形補聴器と耳かけ形補聴器で異なりますので、二つに分けて記載していきます。なお、不安な場合は、素直に販売店に持っていきましょう。それも一つの手になります。もし、こちらに当てはまる内容であれば、販売店に行くだけで、改善させる事ができます。

耳あな形補聴器の場合

耳あな形補聴器の場合で多いのは、耳の中に入る部分のフィルターの目詰まりです。この部分が明らかに目詰まりしている場合は、この部分を交換する事で、改善できます。

白いフィルターが目詰まり要因。耳の中にいれるため、汚れによって詰まりやすい

白いフィルターが目詰まり要因。耳の中にいれるため、汚れによって詰まりやすい

フィルターとは、この先端の部分にある白いものです。こちらは、フィルターを交換する道具を活用すれば、簡単に交換できます。詳細は、こちらをご覧下さい。

リンク:耳あな形補聴器のセルフ掃除術を公開します!

聞こえにくくなった後、この部分を確認し、目詰まりしているようだったら交換する事で改善できる可能性があります。

耳かけ形補聴器の場合

耳かけ形補聴器の場合は、耳せんとフックと呼ばれる部分の間にあるチューブに水滴がたまり、それによって聞こえにくくなる事があります。今の季節は、ほとんどありませんが、冬になるとよく起こります。

チューブの部分を外し、水を抜く。なお、水滴は、赤い部分にある事が多い

チューブの部分を外し、水を抜く。なお、水滴は、赤い部分にある事が多い

この場合、フックから下のチューブをいったん外し、チューブを振る、エアパッファーなどの空気を送る道具で水を抜けば、聞こえるようになります。

聞こえにくくなった、やたらと音が低い、低音が強調された感覚がある、などがあれば、ここが原因かもしれません。チューブを見てみて、水が入っているようだったら抜いてみてください。症状が改善する可能性があります。

予備を用意しておく

さて、補聴器を守る事もしたけれども、音がでなくなった。その後、補聴器を見てみたけれども直せそうもない。その場合は、修理に預ける事になります。しかし、修理に預けるとなると、預ける期間中、補聴器がなくなってしまい、生活に不自由してしまいます。その前に、予めできる事は、予備を用意しておく事です。これが最も良い対策になります。

予備を用意しておく方法には

  • 過去の補聴器を予備にしておく
  • 販売店に予め相談しておく

の二つがあります。

過去の補聴器を予備にしておく

今までいくつか補聴器の購入歴があるのでしたら、使える事前提ですが、修理の期間だけ、過去の補聴器を使用するという方法があります。その際に気をつけておくのは

  • 今の補聴器の状態に近づけられるのなら、しておく
  • 故障しているのなら直しておく

の二つです。買い換える理由にもよりますが、今の補聴器にできるだけ似させておく(音の調整)、故障している場合は、使えるようにしておく事が重要です。

販売店に予め相談しておく

故障した際は、補聴器を貸出してくれるのか、予め確認しておくのも良いでしょう。親切なところは、聞かなくても故障時に何も言わず貸してくれます。しかし、確認していないといざという時にどうなのか、全くわかりません。予め「故障時に補聴器を借りる事はできますか?」と確認しておけば安心です。

私のところでは、貸出しています。なるべくご要望に合うものを貸出していますが、貸出機にも限りがあり、厳しい場合もあります。しかし、なるべく要望に合うものを貸出し、少しでも聞きにくい事の不便さを軽減するように努めています。

困らないために対策をしておこう

補聴器を使用している人が困らないようにするためには、補聴器をいかに故障させないか、そして故障した場合、それをすぐにリカバリーできるかになります。そのため、こちらでは、故障を少なくする方法から、仮に故障してしまった場合も含めて記載させていただきました。

故障が少なくなれば、困る事は少なくなりますし、仮に故障したとしても自分で改善できたり、予備を予め用意しておけば困る事も最小限にする事ができます。

私自身補聴器を装用していますが、その事から思うのは、いかに故障させないか、そして故障した後の事を考えて、予防線をはっておくかだと思っています。私の補聴器歴は、かれこれ20年以上になりますが、補聴器が故障してしまうと、本当に参ってしまいます。特に昔は、補聴器の貸出してくれるところもありませんでしたので、非常に聞こえにくくなり、非常に苦労した経験も持っています。

その事から、補聴器を使用していく人が最も重視するポイントは、いかに困らない環境を作れるかになります。自分自身で、困らない環境を作りましょう。それが、補聴器を使い続けていくうえで重要なポイントになります。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:補聴器を修理依頼する際、知っておきたい6つの事

リンク:夏場における補聴器注意事項、大切な補聴器を守ろう

リンク:自分の小さな箱から脱出する方法を読んで参考になった3つの事

リンク:補聴器にまつわる両耳、片耳に関する変な考えに喝!してみる

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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