2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

意外な盲点、テレビパッケージは、使い方次第で化けるかも


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テレビパッケージってこう使うんだね。とちょっとした発見がありましたので、ご報告です。

ちょっとした機会があり、今現在、フォナック社のコムパイロット テレビパッケージなるものをセットしていたのですが、このテレビパッケージ、使い方によっては、結構便利になるな……と思い、情報に関してシェアしてみたいと思います。

この製品は、使い方次第で何でも音が入ります。特に音楽やテレビなどが好きな方には、お勧めです。

コムパイロット、テレビパッケージとは

補聴器メーカー各社には、Bluetoothを利用し、補聴器に直接音声を入れる機器が発売されています。当店が取り扱っているフォナック社も扱っており、テレビを見る人用に作られたBluetooth付きの機器がこちらです。

コムパイロット、テレビパッケージセットの内訳

コムパイロット、テレビパッケージセットの内訳

左側にあるのが、コムパイロットと呼ばれる機器で、補聴器装用者が首にかけて使用する機器です。右にあるちょっとでかい機器は、テレビリンクと言い、コムパイロットに音を送る機器です。この二つは、Bluetoothでペアリングする事でお互いに通信し合う事ができます。

テレビリンクは、基本的にイヤホンジャックを使って聞きたいものに繋げる

テレビリンクは、基本的にイヤホンジャックを使って聞きたいものに繋げる

このテレビリンクには、イヤホンジャックを差し込めるようになっており、Bluetoothが入っていないテレビ、ラジカセ、コンポに差し込む事で、そこから出る音をコムパイロットに送る事ができます。テレビリンクは、Bluetoothが入っていないもののいわば中間Bluetooth機器であり、こちらを介す事によって、コムパイロットに音を送る事ができます。そして、コムパイロットに予め補聴器の設定をしておく事で、補聴器側に直接音が流れるようになります。

スマホをテレビに見立てて設定、テレビリンクに繋ぎ、それがコムパイロットに転送されます。

スマホをテレビに見立てて設定、テレビリンクに繋ぎ、それがコムパイロットに転送されます。

イメージとしては、こんな感じです。テレビがないので、スマートフォンに繋いでいますが、テレビリンクと聞きたい音のものを接続し、コムパイロットを首にかければOKです。

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なおテレビリンクには、コムパイロットの充電機能もありますので、使い終わったら、コムパイロットの電源を切り、テレビリンクに指し込んでおく事で、充電までできる仕様となります。……意外に便利ですね。

これが主な使い方になります。

テレビリンクとコムパイロットのセットがある理由

世の中の製品は、基本的に二つに分けられます。それは……

  • Bluetoothが入っている製品
  • Bluetoothが入っていない製品

の二つです。この両方の製品に対応するためテレビリンクセットがあります。

コムパイロットは、Bluetoothが入っている製品と直接通信できます。しかし、入っていないものは、通信する事ができません。その場合、音をコムパイロット側に送るには、イヤホンジャックをコムパイロット側にも差し込む事で送る事も可能です。ただ、そんな事をすれば確実にコードが邪魔になります。

そこで、Bluetoothが入っていない製品に関しては、別枠としてテレビリンクを用意し、テレビリンク側でイヤホンジャックを使ってBluetooth中継機器として役立ってもらえば、首にコムパイロットをかける必要があるものの、コードがなくなり、使い勝手が良くなります。

コムパイロットに関しては、Bluetoothさえ音が出る機器に入っていれば、直接音声を入れられます。例えば、スマホは、ほとんどのものにBluetoothが入っていますので、この場合、イヤホンを差し込むほか、スマホとコムパイロット側に設定をしておけば、気軽に音楽を楽しんだり、電話の音声が聞けます。

しかし、Bluetoothが入っていないテレビや昔のコンポ、音楽プレイヤーは有線で繋ぐ事しかできません。これらの音を楽しむ場合は、利便性を考えて、テレビリンクに繋いでしまい、テレビリンクからコムパイロットに音を送り、その後補聴器に音が届くようにした方が使い勝手が良くなります。

実際の使用状況

で、私が色々とやってみたところ、意外にも使い勝手がよい事がわかりました。基本的な使い方は、シチュエーションにより変化しますが、概ね以下のように使えば、使い勝手もよく、色々な事ができます。

テレビやコンポなどBluetoothがないものには、そのままテレビリンクでイヤホンジャックを利用して通信させます。そして、家にあるものは、基本的にイヤホンジャックで使用した方が便利になります。Bluetoothで使える物もイヤホンジャックで繋いでおいた方が、使い方としては便利です。

そして出かける際にも聞きたい場合(家以外でも聞きたい場合)は、予めスマートフォンとBluetooth設定(ペアリング)をしておく事で、スムーズに移行できる事がわかりました。

例えば、出かける前まで、テレビリンクとコムパイロットでペアリングしていたとしますと、音の入力さえ切れば(テレビリンクのイヤホンジャックを抜く、あるいは音を止める)すぐに次のものに移行できます。前の音を切り、スマートフォンから音を出せば(iTunesなどを使えば)スマートフォンからもすぐに音が聞こえるようになります。これは、逆もしかりです。

家の中で使う機器は、テレビリンクに繋いでおいて、首には、コムパイロットのみにしておく。というのが使いやすいと試してみた過程では感じました。

個人的な感想

個人的には、今まで試していなかったので、知りませんでしたが、意外に便利ですね。テレビリンクは、テレビリンクにあらず。こちらの使い方は、Bluetooth入りのものは、コムパイロットで設定し、それ以外は、テレビリンクに接続する事です。このように設定すれば、様々な機器の音を補聴器に直接送れる事がわかりました。テレビでも電話(スマホ、携帯に限る)でも、音楽でも何でも入ります。

う〜む、完全に見落としていました……。この機器は、Bluetoothが入っている機器も入っていない機器も両方とも対応できます。その点をうまく利用すれば、何でも入る事がわかりますね。

家で使うものは、テレビリンクにイヤホンジャックで繋いだ方が楽に使用できます。出かける時にも使いたいものだけ、Bluetooth設定を直接コムパイロットと設定しておく事で、使いやすくなります。これに当てはまるのは、電話や音楽でしょうか。この二点は、スマートフォンに予めセットしておくと外出先でも直接音が補聴器に入りますので、便利です。

なお、この機器は、使えるものと使えないものがあります。また、基本的にフォナック以外のメーカーには使えません。お値段も40,000〜48,000円です。気になった方は、見てみてはいかがでしょうか。使えない可能性はありますが、どのようなものか見てみると、より自分の生活を豊かにできるかもしれません。

テレビの音や音楽をもっと聞きたいと言う方にはお勧めですね。

 

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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