2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

フォナックの耳あな形補聴器が地味に改良されていた


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私のところでは、フォナックというメーカーの補聴器を扱っています。今現在、主流の補聴器(クラス、性能のもの)があるのですが、気が付いた事として、耳あな形補聴器のマイクが地味に改良され、風切り音が入りにくくなっている事がわかりました。

今までの耳あな形補聴器のマイクは、むき出しになっており、風の影響を受けやすかったのですが、今現在のマイクは、風がマイクに当たりにくくなっており、カナルサイズのものでも軽減できている事がわかりました。今までは、CICという耳の中に入れる補聴器でなければ改善が難しかったのですが、これは、地味に良い改良点です。

こちらに関する気付きに関して載せていきます。このようにユーザーが本当の意味で邪魔と感じる音を無くしてくれる努力をしてくれるところは、本当に感謝ですね。

耳あな形補聴器の改良

私の方で気が付いたのは、風切り音をマイクの形状を変化させる事で、軽減させた事でした。厳密には、マイクの手前の形状を変化させた事により、軽減しています。今までは

○で囲んだ位置がマイク。直接風が入る構造だった

○で囲んだ位置がマイク。直接風が入る構造だった。

となり、今は

非常にわかりにくいが、上記の写真と全く同じ位置にマイクがある

非常にわかりにくいが、上記の写真と全く同じ位置にマイクがある

のようになっています。非常にわかりづらいのですが、今までは、直接風がマイクに当たるような構造になっており、今現在のものは、マイクの前に、壁を作り、その隙間から音を入れるようにしているため、マイクに直接、風が当たりにくく、その音が軽減されている事がわかりました。

風の音は、聞いてみればわかりますが、非常に大きい音ですので、鬱陶しく感じ、さらに、その音がしている場合は、お話しする事ができません。

携帯電話のマイクに息を吹きかけながら、話しをすると非常に聞きにくくなるように、風切り音は、非常に大きい音なため、聞きたい音も全て覆い被さり、お話しを理解する事がほぼ無理になります。

自転車(ロードバイク)を乗ったとき、風が強いときに起こり、仕事環境によっても起こりやすい方がいます。極力ないほうが良いものですので、このような地味な改善をしてくれるのは、非常にありがたい限りです。

風切り音の抑制方法

基本的に風切り音を抑制する方法には

  • 風をそもそもマイクに当てない
  • 拾った後で加工する

の二つがあります。この中で最も効果が高いのは、風をそもそもマイクに当てない事です。その理由は、風切り音がマイクから入ると非常に大きい音になり、抑制する事が困難になるためです。また、風が当たっても風切り音がしない状況で聞けばわかりますが、静かなところと同じように聞こえますので、非常に聞きやすくなります。※余談ですが、耳かけ形の場合、風が発生している方向に耳を向けると、風切り音が消えます。

音響機器系で見てみますと、みな拾った後で加工するのではなく、風をそもそも当てない方針で、行っています。マイクにマイクガードをつけたり(ブレス、息がかかるのを防ぐもの)、テレビの音響さんが、マイクに大きな防風ガードをつけたりと、周りを見渡せば、皆さん、風切り音を拾った後に加工するのではなく、風をそもそも当てない方針で、良くしています。それは、その方が、音を綺麗な状態で拾いやすいためです。

補聴器も同様で、いかに綺麗に音声を拾えるかがカギになります。ですので、今回のこの施策は非常に素晴らしいと感じました。

聞こえやすさは、少しずつ、前進

今現在、各メーカー抑制機能を使って、いかに聞きやすくするかを考えてはいますが、音は、周波数と音量しかないので、この部分のみの概念で抑制すると、聞きたい部分も抑制します。

音を抑制すれば、そこが関係ある部分の音が小さくなり、楽にはなりますが、聞こえにくくなります。音を大きくすれば、そこに関係ある部分の音が大きくなり、聞きやすくはなりますが、騒がしく感じるようになります。

人は、音をものとして認知しますが、補聴器は、音を周波数でしか認知できません。そのため、もの音の周波数で重なり合う部分は、どうしても影響が出てきます。周波数ごとの音量を調整するためです。

しかし、今回のような周波数ではなく「もの」という視点で、どんどん抑制できるようになれば、明らかに聞こえる必要がない音を失くす事により、より聞きやすくなります。

徐々に聞こえやすくなるものを開発してくれるメーカーさんには、本当に感謝です。実際に補聴器を装用し、補聴器がないと生活できない私は、特にそう感じます。


この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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