聞こえにくくて困っていると言っているのに「様子を見ましょう」と言う医者に思う事


当店の場合、このブログを見てくださり、そこから、補聴器の相談やお問い合わせをいただくのですが、思いのほか、患者さんが聞こえにくくて、仕事や人の集まりで困っていると言っているのに、医師から「様子を見ましょう」と言われ、困ったまま放置される事が多い事にびっくりしています。

生まれつき聞こえにくい私から言えるのは、しっかりと患者さんが求めている事について対応して欲しいという事です。最近、立て続けに依頼を受けたため、こちらに関して私が思う事を載せていきます。

結論から

個人的に思うのは、ちょっとひどくないかという事です。患者さんからすれば、聞こえにくくなって困る事が増えてきたので、耳鼻咽喉科に行ったのに、聞こえにくさは改善されず、挙げ句の果てに、診察料だけ払って、何も解決しなかった……となります。どう見ても踏んだり蹴ったりです。

「様子を見ましょう」に関しても、様子を見る事で聞こえにくさが改善できるのなら良いのですが、そうはなりませんので、この対応に関しても不思議に思います。もちろん、症状の見極めのために行うのでしたら、それはアリです。

そのような考えがなく、仮に様子を見ましょうと言っているのでしたら、せめて聞こえにくさが改善できる方法を提示する、治療ができないのなら、どのような改善方法があるのかを提示する。もしくは、実際に行ってみるというのは、必要ではないでしょうか。実際に補聴器を装用している私は、そのように感じます。

感音性難聴の場合、補聴器を装用しても耳を治す事はできませんが、補聴器を装用する事でできる事はあるからです。

個人的に腹立つ事

個人的に腹が立つのは、言っている事とやっている事が異なる点ですね。耳鼻咽喉科としては、補聴器販売店で補聴器が直接販売される事にあまり良い顔をしていません。

今現在の補聴器販売に関しては「補聴器は病院で購入しましょう」的な内容が多くあります。その理由は、補聴器の販売は適当に販売されたり、詐欺的なもので販売されるケースが後を断たないためです。消費者センターで相談される補聴器の件数も徐々に伸びつつあり、それを抑えるのは、確かに重要な事でもあります。そのため、最終的には、病院でしか補聴器の販売をできなくしようとする働きが一部のところで進んでいます。

それはそれで個人的には(廃業になるかもしれませんが)、良いと考えています。しかし、それであれば、せめて患者さんが求めている事は、ちゃんとやる必要があるのではないかと思います。上記の例のように「様子を見ましょう」と改善しないよくわからない事を言うのではなく、聞こえにくくて困っている患者さんをしっかり見て欲しいと思うのです。

今現在、病院さんがしている事を見ると、聞こえにくくて困っている患者さんは見捨て、補聴器の販売は、病院でしかしないという事をやっており、正直何がしたいのかよくわかりません。実際にそのようになるかはわかりませんが、なっても、困っている人は、直接、販売店に相談します。実際にそのようになっても、相談しても病院さんが対応してくれないのなら、患者さんはそうせざるを得ません。

補聴器の販売で、詐欺的なものを行う販売店、強引なセールスで売る販売店があるのは、事実ですので、ここは否定する気はありません。ですので、私を含む補聴器販売店を敵視する気持ちや憎む気持ちはそのままお持ちいただいて構いません。

しかし、せめて、患者さんが求めているものは、提供してあげて欲しいと思っています。それは、いち補聴器販売店としてでもありますし、いち難聴者としての意見でもあります。

患者さんの力になってあげて欲しい

補聴器を装用しつつ、補聴器の販売店を運営している私から言えるのは、患者さんをしっかり見て欲しいという事です。診察や連日ぞろぞろと来る患者さんの数により、今現在、病院は疲弊しがちな状況である事は重々承知です。

しかし、上記のように「様子を見ましょう」では、改善しませんし、このような事をしても誰も喜ばない状況です。そのような無駄な策を取るのではなく、どのようにしたら患者さんが喜ぶのか、どのようにしたら、患者さんがより良い生活を手に入れられるのかを考えていただきたいと思っています。

と、立て続けに対応したお客さんから思いましたとさ。