2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

どうやって良い補聴器販売員を見抜くかについて

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当店も早いもので、今現在、運営7ヶ月目で、来月で8ヶ月目になります。初めは、全然人が来ない状態でしたが、今は、連日、人が来るようになりました。そのせいか、ブログの内容も実際にお客さんとお話しした内容を参考に書いたり、話題となったものを書いたりしています。それが一番ですね。

さて、先日、お客さんとお話ししていて話題に上がったのは「どうやって良い販売員を見抜くか?」という事があったのですが、私から言えるのは、正直、よくわからないという事です。唯一できる事は、お話しを聞いてみて、耳を改善させる方法をお話ししてくれるか、補聴器で改善させる方法をお話ししてくれるか、その違いを理解するくらいしかないように感じます。

認定補聴器技能者に相談しよう!は、良いのか?

この手の話題になると、テンプレのように「認定補聴器技能者に相談しよう!そうした方が良いよ!」という方がいるのですが、どんなものにも当たりと外れがあります。

この話題をしてくれたお客さんは、それを理解し、技能者に相談していたようですが、うまく行かず、私の元に訪れました。耳の状況を確認しつつ、どのように補ったら良いのか、数値で説明し、実際に試聴後、以前の補聴器よりも聞こえが良くなるとの事で、ご購入に。ちなみに、ご存知の方もいますが、私は、認定補聴器技能者ですらありません。

認定補聴器技能者の中にも、何の目的でその資格をとったかにより、その人の性質が出ます。性質には

  • 補聴器や耳の知識を深めるため
  • 給料アップのため

の二つがあります。この中で、補聴器や耳の知識、いわゆる、患者さん、お客さんに対し、どのようにしたら、より良い状態にできるか、感じている苦痛を取り除けるのか、その知識を深めるために、試験に臨む方もいれば、お金のためだけに受ける人もいます。

一般的な補聴器販売会社、あるいは、メーカーでは、給料アップの条件が、認定補聴器技能者の資格を持っている事だったりするので、そのようなインセンティブが働きやすいんですね。これは、まぁ仕方がない事です。このような事は補聴器の世界だけでなく、様々な業種でも行われている事ですので、これに関して、どうこう言う気はありません。

ですので、この資格を持っている人には、二種類の人がいるという事になります。

認定補聴器技能者の格差は大きい

私も過去は、補聴器の販売店にいましたのでわかるのですが、認定補聴器技能者の格差は非常に大きいです。できる人は、でき、できない人はできない。その理由は単純で、資格をとるために勉強する人とお客さんや患者さんをより良くするために勉強する人では、勉強量が全く異なるためです。

資格をとるために勉強する人は、その事だけしか勉強しましせんが、後者のタイプは、自分から、様々な情報を得ようとし、聴覚医学会(医師が読む、補聴器や難聴に関する研究結果がまとめられた本といえばわかりやすいかも)の情報誌を読んだり、海外のサイトを自分で調べ、知識を得ていたりします。それ以外にも、自分なりに、調整した結果やどのようにしたら聞こえが良くなるのかを独自に研究している人もいます。

なんのためにその資格を取ったのか。それにより、どうしても同じ資格所有者でもレベルが全く異なります。簡単に言えば、資格が人を救うのではなく、人が人を救う、という事です。

どうやって見分けるのか

そうなると初めに戻るわけですが、では、どうやってそのような人を見分けるのか。これは、わからないというのが、正直な気持ちです。唯一感じたのは、冒頭の通り、お話しを聞いてみて、耳を改善させる方法をお話ししてくれるか、補聴器で改善させる方法をお話ししてくれるか、その違いを理解するくらいしかないように感じます。

その理由は、耳の病気や状態、聴力の状態により、改善させる方法が異なるためです。病院さんで見てもらった方が良い症状もあれば、補聴器で聞こえにくさを補う方法しかない場合もあります。そして、場合によっては、補聴器で聞こえにくさを補うのではなく、別のもので補った方が良い場合もあります。代表的な例は、重度難聴の方であれば、人工内耳ですね。

聞こえにくい人は、別に補聴器が欲しいわけではなく、聞こえにくさを改善させるものが欲しいと思うわけです。それが補聴器よりも良いものがあれば、それを紹介した方が良いですし、補聴器で改善させた方が良いなら、そうした方がいいでしょう。つまり、耳にフォーカスすれば、補聴器の事だけでなく、耳全般に関する知識が必要になるので、ここに良い人とそうでない人に差が出てきます。

もっとも実際には、聞こえにくくなった耳の状態によっても補聴器でどう補うか。その方針も異なったりするのですが、そこまで含めるとどう見抜いたらいいかは判断できません。これらの事を知っているのは、同業者くらいですので、尚更です。

お客さんとお話ししていて「そうだよなぁ……」と感じたのは、資格を持っているのは、わかるけれどもその人の知識がどのくらいのものなのかが非常にわかりにくいという事。私の場合は、自分の考えや知識をこのブログ(インターネット)上に出しているので、知らないところも含めて、すごく参考になった。という事でしたが、確かに、資格だけではわからない部分は、たくさんあります。

これらの事は、認定補聴器技能者の方々に散々見てもらったお客さんだからこそ、感じていた事なのかもしれません。私から言えるのは、耳そのものを良くする方法を教えてくれるのか、補聴器のみの相談をするのか、そして、聞こえを改善させる場合は、どのようにして改善させていくのか、それらが説明できるか、できないか。そこに違いが出るように感じます。そして、話しを伺い、信頼できると感じたら、そのまま相談する……くらいでしょうか。

アドバイスになっているかわかりませんが、私自身は、そんな風に感じます。なお、こちらのものは、認定補聴器技能者を否定するわけではありません。私よりも優秀な認定補聴器技能者は実際にいます。

資格あり、なしに限らず、現状を良くする方法を教えてくれる人がお勧めですね。

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、お客様の聞こえを改善しています。私に関する内容は、書いている人の詳細をご覧下さい。当店の特徴は、こちらです。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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