2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

ついにキター!フォナッククロスⅡの耳あな形の成功例


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え〜ちょっとしたご報告なのですが、ついに来ました。クロスⅡの耳あな形の成功例です。

クロス補聴器で、クロスⅡ(今現在の現行機種)の耳あな形を選択した場合、聞こえない耳に付けるのは、耳あな形で良いのですが、聞こえる側に付ける補聴器も耳あな形にしなければなりません。その場合、耳あな形補聴器にすることで、デメリットがいくつか出てくるのですが、それらをクリアしたものがようやくできました。

その事例のご紹介です。クロスⅡの耳あな形でうまくいかない場合は、クロスⅡの写真も載せますので、その写真をかっぱらって(ドラッグして)販売店やメーカーに送れば、その通りに作ってくれると思います。その場合は、勝手に持って行ってください。

クロスⅡ、耳あな形の成功例

さて、クロスⅡの耳あな形の例ですが、聞こえにくい側に付けるクロス側は、今まで通りで、OKですので、省略しまして、問題は、聞こえる耳側に付ける補聴器です。それは、こんな形状になりました。

したの部分がごっそり空いており、そこから音が入るようになっている。

したの部分がごっそり空いており、そこから音が入るようになっている。

下の部分が、ごっそり削られており、そこから、音が入るようになっています。

別の視点から見たもの。かなり大きく削れており、確かに音はよく通しそうだ。

別の視点から見たもの。かなり大きく削れており、確かに音はよく通しそうだ。

反対側は、このような感じです。ごっそり削れすぎて、なんだかよく分からない形になってきましたが、個人的に、一番初め見たときは、正直、震えました。「これ、いけるんちゃうか?」と真面目に思いました。実を言うと、どう製作しようか、私自身も考えていたのですが、全然、改善策が思いつかなかったので、その心中に見た時の驚きようが凄かったです。

フォナック社からは、たまに耳の型を模型にした寒天の模型をくれるのですが、それにはめた様子は、こちら

補聴器業界によくある、寒天模型。耳に入れた状態を確認するアナログ的手法で、状況確認する際に使われる。

補聴器業界によくある、寒天模型。耳に入れた状態を確認するアナログ的手法で、状況確認する際に使われる。

少し、わかりにくいのですが、ちゃんと穴の部分は空いているので「これならしっかり外の音が塞がれず、入るかもしれない!」と思い、実際にお客さんへ試してみました。

実際に耳に入れた状態。おお…確かに塞いでいない!

実際にお客さんの耳に入れた状態。おお…確かに塞いでいない!

それが、こちら。寒天のようにはなっていないのですが、ちゃんと穴が空いており、耳が塞がれた感覚もなく、聞きにくくなっている感覚もないとの事。

お店での試聴だけでは、わかりにくいので、実際の生活の場でも試していただくことにし、数日後、ご来店(9月16日)。そこで様子を聞いてみますと、補聴器を装用している側は、聞きにくくなることはないとの事でした。また、耳あな形補聴器を聞こえる側に付けると、自分の声がこもったり、強く響いたりするのですが、それもないとの事でした。

この瞬間、ついに来ました。そうクロスⅡでの耳あなの成功例です。やっとキター!

ようやく成功例一つ目

え〜結構長かったのですが、ようやく成功例一つ目です。しかし、今まで失敗続きだったので、正直な事を言いますと、ようやく一歩を踏み出せた感じがします。これまでに、実は、どうにもならず、クロスⅡ耳あな形をメーカーに返品し

旧タイプのクロスの耳あなと耳かけ補聴器の組み合わせ。どうにもならない時は、こちらに変更していた。

旧タイプのクロスの耳あなと耳かけ補聴器の組み合わせ。どうにもならない時は、こちらに変更していた。

旧タイプのこちらに変更した事もあります。それからしますと、ようやく一歩ですね。と言いましても、私が努力したのではなく、主にフォナックさんが努力してくれましたので、私がどうこう言えるものではないのですが、一安心といったところです。

それはさて置き、今回、お客様の許可をもらい、この症例をあげてみました。クロスⅡの耳あな形で補聴器側が、うまくいかない場合、このように依頼されてみては、いかがでしょうか。写真をドラッグして、書面に移し、それで見せればいいと思いますし、このブログそのものを見せても構いません。うまくいかない方への手助けになれば幸いです。良い情報は、共有するに限ります。

なお、私の方でも今現在、やってはいますが、女性の方や耳のあなが小さい方は、誠に恐れ入りますが、厳しい場合もあります。男性の場合も耳のあなが小さい場合は、厳しいです。ある程度、耳のあなが大きくないと上記のように作れませんので、その点だけは、ご了承くださいね。

〜2017年5月4日・追記〜

調べていくうちにこの耳あなクロスシリーズに関しては、聞こえる耳側が聞きにくくなる問題がどうにも改善できないことがわかりました。簡単にご説明しますと聞こえる耳側の高い音のいくつかが低下し、それにより、実際に聞こえる耳側が聞こえにくくなることがわかりました。

この成功例のケースですが、実は、高い音に関しては、聞こえる耳側が低下しているため、被害を被っていないことがわかりました。そのため、聞こえる耳側が完全に聞こえている場合は、おすすめしません。今現在、私のところも聞こえる耳側が健聴の場合は、おすすめしていません。

その点に関してご注意いただければ幸いです。


この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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