2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

耳あなクロスの電池の短さが気になる場合の形状選択


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クロス補聴器とは、片耳のみ聞こえにく方の聞きにくさを改善させる補聴器です。今現在、クロス補聴器は、常時双方の補聴器を通信している状態とあり、電池の寿命、電池の持ちが非常に短くなります。ものによっては、電池一つで2〜3日しか持たないものもあり、この点にお悩みの方もいます。

そこで、こちらでは、その点がきになる方へ向けて、クロス補聴器の選定を記載していきます。なお、こちらの内容は、あくまでも効果を重視しつつも、電池の寿命も重視する方向でいきます。その点をご了承ください。

効果を含めた上での選択肢は2つ

さて、効果を含めた上での選択肢は、

  • 旧タイプの耳あな形クロスを大きいタイプに変更する
  • クロスⅡの耳あな形にする

の2つがあります。今現在、おそらく多い選択肢としては

聞こえる耳には、耳かけの補聴器を装用。聞こえない耳には、耳あなのクロス。効果を重視した選択肢で多いのは、こちら。なお、明確には、旧タイプのクロスを使用する。

聞こえる耳には、耳かけの補聴器を装用。聞こえない耳には、耳あなのクロス。効果を重視した選択肢で多いのは、こちら。なお、明確には、旧タイプのクロスを使用する。

のような、聞こえにくい側に耳あな形のクロス(形状が小さいタイプ)。聞こえる側に耳かけ形の小さいタイプを使用するケースです。しかし、この場合は、形状が小さく、目立ちにくい傾向がある代わりに電池の持ちが2〜3日くらいしか持ちません。非常に短い状態です。

この電池の持ちを解消する場合は、形状を変えるしかありません。

形状変更①旧タイプの耳あな形クロスを大きいタイプに変更する

選択肢一つ目は、こちらです。

形状を大きくしたタイプ。こちらにできると使用できる電池のサイズが大きくなるため、電池の保ちも良くなる。

形状を大きくしたタイプ。こちらにできると使用できる電池のサイズが大きくなるため、電池の保ちも良くなる。

クロス側は、このような大きさになります。

クロス側の電池の消費が激しいので、こちらを大きくする必要がある。形状は、結構大きく、その大きさは、耳全体が埋まる状態。

クロス側の電池の消費が激しいので、こちらを大きくする必要がある。形状は、結構大きく、その大きさは、耳全体が埋まる状態。

形状としては、結構大きくなり、耳の穴どころか、耳そのものを埋めるくらいに大きくなります。

補聴器側も大きくなる。こちらは、そこまで大きくならず、耳の裏にかけるだけあり、ある程度髪があると見えづらくなる。

補聴器側も大きくなる。こちらは、そこまで大きくならず、耳の裏にかけるだけあり、ある程度髪があると見えづらくなる。

補聴器の方も、このようにサイズを変えます。実際には、補聴器の方は、そのままのサイズでも構わないのですが、その場合、異なる電池を2つ使いながら使用していくこととなりますので、面倒になります。ですので、オススメは、両方とも大きいサイズに変え、電池のサイズを大きくして、持ちをよくさせる。この方法です。

こちらにすると、約1.5倍ほど持ちが良くなります。

形状変更②クロスⅡの耳あな形にする

一番ベストなのは、こちら。現行機種のクロスⅡにすることです。

今現在のもっとも新しいタイプ。欠点は、聞こえる耳に耳あな形補聴器を作らなければならないこととなる。

今現在のもっとも新しいタイプ。欠点は、聞こえる耳に耳あな形補聴器を作らなければならないこととなる。

大きさとしてはこのような感じになり、サイズも変えず、かつ電池の寿命を約2倍にできます。ただし、その代わり、ある程度、耳の中が大きくないと、聞こえる側に耳あな形補聴器を入れる必要がありますので、今現在、聞いている感覚よりも聞こえにくくなります。耳あな形補聴器が聞こえる耳側を聞こえにくくしてしまうんですね。

この聞こえにくくなる感覚ですが、耳のサイズにもよりますが、大きい方でも少し聞こえにくくなる感覚があります。少し程度であれば、補聴器で補強しながらすると違和感がないのですが、耳のサイズが小さいと結構聞きにくくなるようで、かなり気になってしまう傾向があります。少なくとも私の方で、試聴をしてもらったお客様からは、気になる傾向の方が多くいました。

クロスの場合の選択肢は、3つ

全ての選択パターンを考えるとクロスの場合における選択肢は。3つです。

聞こえる耳には、耳かけの補聴器を装用。聞こえない耳には、耳あなのクロス。効果を重視した選択肢で多いのは、こちら。なお、明確には、旧タイプのクロスを使用する。

こちらは、形状が小さく、かつ耳を塞がず、快適に使用できる代わりに、電池の寿命がもっとも短くなります。一日7時間使用で、約3〜4日くらい使用できます。

形状を大きくしたタイプ。こちらにできると使用できる電池のサイズが大きくなるため、電池の保ちも良くなる。

こちらは、形状こそ大きくなりますが、サイズを気にしないのであれば、電池の持ちをはじめのものより1.5倍にできます。補聴器側も大きくなりますが、快適な使用感覚を得られ、かつ電池の持ちも少しはよくなります。こちらの場合は、一日7時間使用で、約5〜7日くらい使用できます。

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こちらは、形状+電池の持ちが良くできるタイプです。ただし、聞こえる耳側を塞ぎますので、場合によっては、声が大きく響いたような感覚になったり、元々聞こえる耳を塞ぐ傾向があるため、その耳が聞きにくくなりがちです。電池に関しては、一日7時間使用で、約7〜10日くらいになります。

それぞれ、利点、欠点がありますので、それを考慮した上で選択すると良いでしょう。形状が大きいのが嫌であれば、一番上記のものか一番したのものが選択肢になります。その中で、耳の中が小さければ、下は、お勧めできず、一番上のものが良いとなります。電池の寿命が短いのは、誠に申し訳ないのですが、聞こえの効果に関しては、得られるでしょう。

それぞれの特徴を踏まえた上で選択するとより寿命を大きくできます。中には、難しいケースもありますが、それぞれの特徴を見た上で選択すれば現状で一番良いものを選択できます。


この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、聞こえの改善を行なっています。私に関する内容は、書いている人の詳細になります。当店の情報は、こちらにまとめています。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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