一年間、実際にお店を持ってみた結果、こんな一年でした


さて、本日を含め、あと2日もすれば新年ですが、私のところは、昨日、12月29日で、仕事納めです。今現在は、残りの仕事をこなしながらブログを執筆中。年始は、1月6日(金)から開始します。

今年の総括ということで、一年間、実際にお店を持ってみて、ブログを活用しながら、補聴器の販売や相談を受けてみた結果、どのような一年だったのか。こちらに関してまとめていきます。

私のお店は、ほぼインターネットと言いますか、このブログからお問い合わせや相談いただき、補聴器の販売やご相談を受けています。その結果ですね。

結論

結論から言いますと

  • 難しい症例の経験が増えた
  • クロス補聴器の症例がかなり増えた
  • ブログを見て、自分で聞こえを改善させる猛者が出てきた
  • 実験がしやすくなった

の4つです。

難しい症例の経験が増えた

補聴器は、耳の状況により、補うのが比較的楽な方からかなり難しい方、特殊な方もいます。耳という元のものを活かすのが補聴器ですので、その元の状況が特殊ですと、補聴器の効果も低くなりがちです。

インターネットで集客していると、やはりと言いますか、特例な方や難しい方からのお問い合わせが多いなと感じます。初めは病院に相談したけれども、そこで改善ができず、こちらに流れる。というのが多いですね。その結果、実際にそのようなケースにおいて、聞こえを改善させられることもあり、自分なりにかなり知見が溜まったなと感じます。

難しい症例は、そう多くあるわけではありませんが、明らかに独立した後の方が経験数としては、多くなりました。

これは、個人的にいい傾向で、誰がやっても難しい症例は、難しく、かつ改善できる幅は、限られます。その中で、どう耳を活かしていくのか。それを考えるのは、非常に頭を使うことで、悩むことも多いのですが、そのような経験なしに技術やレベルが上がることはありません。状況を改善させる方法を考え、決断、そして、その決断した結果を経てこそ、成長します。簡単に言えばPDCAのサイクルが回せるわけですね。

ただ、私でもさすがに改善できない例はあるので、そこは申し訳ない限りです。

クロス補聴器の症例がかなり増えた

私のお店の半分は、実は、クロス補聴器の相談になり、世にも珍しいクロス補聴器の症例が多いお店になりました。

片耳難聴の方の相談が多いため、多いことをいいことにお客様に実験のようなこともしており、これもまた、クロスに関する知見も溜まりました。

知見の一つは、クロスの効果は、形状により、大きく左右されることです。ですので、クロスは、形状選択がかなり重要であることですね。

なお、実際には、どう作るのかも結構重要な要素になるのですが、ここに関しては、お客様の許可を得次第、書いていこうと思っています。

なぜかよくわかりませんが、お客様に「今回、ご相談いただいた内容に関して、どのような方がどのように改善されたのか。どのように改善したのかを書いてもいいですか?」「聴力や耳の状況なども書くのですが」

と伝えても「いいですよ〜」や「別に構いませんよ〜」と言われます。個人的には、非常にありがたい限りですね。みなさん、かなり好意的です。

こちらには、改善例として症例改善のものも書いていますが、あれは、全部、お客様から承諾を得てから書いています。当たり前だ。

ブログを見て、自分で聞こえを改善させる猛者も出てきた

個人的に少し実験的に行っていたところではあるのですが、自分で聞こえを改善させる猛者も出てきた。というのが、あります。お礼のメールをいただいたり、実際に報告してくださる方もいて、少しずつではありますが、増えてきているように感じます。

このブログは、表向き、補聴器や耳の情報提供ですが、裏の目的と言いますか、当初ブログを作った目的としては、「自分で自分の聴力を改善させる」としていました。

ですので、補い方と称し、どのように耳を理解し、どのようによくしていけば良いのか。補聴器に関してもどう理解したら良いのか。効果は、どう見たら良いのか。その部分まで書いています。

リンク:補聴器の手引書

上記のページは、それをまとめたページです。まだ完成度としては、7割くらいなので、まだまだよくしていかなければならないのですが、ようやく自分で改善させられる猛者が出てきたな。と感じます。

初めは、知識を得るだけで、本当に改善できるのか?という疑問はありましたので、実験的にやってみました。その結果、販売店側の人と協力したり、実際に自分の聞こえを数値化したりすることで、改善している方も見受けられました。

個人的には大きな収穫ですね。私が理想とするのは、相談する側も相談される側もなるべく同じような知識で相談できると一番良い結果を生むと思っています。耳は、残念ながら補聴器を装用すれば治るということはできないため、それを理解しながら、目指せるところを販売店、使用者、共に目指していくのが一番、ベストだと個人的には思っています。

それに貢献できたなら、個人的にはやってよかったなと思います。・・・一銭の得にもなりませんが。

実験がしやすくなった

私自身もまだまだ未熟な部分もありまして、すぐに最もベストな改善方法がわかるケースもあれば、いくつか補う方針が思いつき、どのように聞こえを改善させたら、最も聞こえの改善度が高くなるのか。その人の生活の不自由度が軽減されるのか。それがわからないケースもあったりします。

その場合は、事情を説明し、かつ補う方針に関して説明しつつ、まず試してみる。というスタンスで、聞こえを改善させる方針を確立させてから、希望の方のみ販売。というやり方をしています。

ネットで検索される方は、リテラシーが高いのか、結構、事情や説明に関して理解してくださり、おかげさまで、大変重要な知見が溜まりやすくなりました。

自分なりに仮説を立て、やってみてどうか。悪い言い方をすれば、お客様を利用して、実験しているわけですが、それがかなりしやすくなった。と感じています。

私の場合、一人でやっていますので、これが必要だと思ったらすぐに買えるのも大きいですね。販売店にいた頃は、備品一つ買うのも大変ですが、こちらは、私の懐事情次第ですぐに用意できます。

昔に比べ、実験できる環境がかなり整ったなと感じます。それにより、多くの知見を得ることができました。

まとめ

私の場合、お店をやる前は、ある販売店にいたのですが、その頃に比べると明らかに知見が増えたなと感じます。それは、お客様に協力いただきつつ、実験したり、どちらが良いかを試行錯誤しながら行っているせいなのですが、そのおかげで、結構、レベルアップできたなと感じます。

難しい方の症例もそうですし、クロス補聴器に関する知見、そして、バイクロスと呼ばれる補聴器も結構溜まってきました。

個人的には、よかったものもダメだったものも全部知見として得ていますので、この差が大きいです。

プロフェッショナルとしての立場は、どうなのか。という物言いもあるかと思いますが、耳の場合、やってみなければわからないことが多いため、私の場合は、実験しつつ、販売。もしくは、試してみて、よければ販売。というような形が多いです。

一応、私のお店は、補聴器というよりも聞こえの改善をうるお店。という認識でやっていますので、それができるような相談の仕組みにようやくできてきたなと感じます。

もちろん、補聴器は耳を治せる道具ではないので、どうしても限度はあります。その限度に、なるべく近づける。というのが私がしていることですね。

お客様に協力をいただきながら、本年は成長できた一年でした。今後ももっと挑戦していきます。

みなさま、良いお年をお迎えください。