軽度難聴の方に補聴器が有効か、そうでないかの見分け方


少し難しい内容になるのですが、軽度難聴の場合、補聴器の効果が望めるのか、難しいのか、聴力データだけではわかりにくいことがあります。その場合、私の方で行なっているのは、耳ベース(聴力データ)で考えるのではなく、補聴器ベースで考え、改善が見込めるか、そうでないかを判断しています。

少し専門的な内容が入りますが、なるべくわかりやすく記載していきます。

結論:補聴器ベースで考えればわかりやすい

さて、結論から言えば、補聴器ベースで考える。となります。これは、どういう意味かと言いますと、補聴器の効果が望める聞こえの位置と現在の聴力を比較することなります。

補聴器には、補聴器を装用している状態でどのくらい聞こえているのかを調べる測定があります。これを音場閾値測定(おんじょういきち測定)と言います。

このような部屋で、

このようなスピーカーから音を出し、

実際に測定するとこのような図になる。見方としては、▲が補聴器を装用した状態の効果。△が補聴器を装用していない時の効果。

実際に測定するとこのような図になる。見方としては、▲が補聴器を装用した状態の効果。△が補聴器を装用していない時の効果。

どのくらい聞こえたか。を調べるもので、補聴器装用時の聞こえを調べることができます。

ここからが重要なのですが、補聴器で改善させる位置というのは、ほぼ決まっています。つまり、この測定で耳の状態を測定し、補聴器で改善させる目標値と比較することで、改善幅がどれだけあるのか。それを見ることができます。

そのようにすると、現状をよりよくできるのか。ほとんど変わりがないのか。それを理解することができます。

例え

ちょっとわかりにくいので、例を出してみます。

補聴器で改善できる数値は、限られている。それが、▲の位置になる。それよりも測定し、△の位置が下にあるものは、改善させやすい。特に重要なのは、500Hz、1000Hz、1500Hz、この部分が下がっていれば聞こえを改善させることが可能。

補聴器で改善できる数値は、限られている。それが、▲の位置になる。それよりも△の位置が下にあるものは、改善させやすい。特に重要なのは、500Hz、1000Hz、1500Hz、この部分が下がっていれば聞こえを改善させることが可能。

例えば、測定してみた結果、上記のような内容だったとします。△が現状の耳の状態で、▲が補聴器を装用した場合、改善できるであろう数値です。この2つを見比べて見ると少しではありますが、幅があります。このように今現在の耳の状態より、補聴器で改善できる値の方が上の場合は、現状をよりよくできる可能性があります。

逆にこのようになるとかなり厳しい。特に、500Hz、1000Hz、1500Hzが改善値よりも上のケースは、厳しいケースが多い。

逆にこのようになるとかなり厳しい。特に、500Hz、1000Hz、1500Hzが改善値よりも上のケースは、厳しいケースが多い。

逆にこのような状況だと、補聴器の効果は、ほとんど得られない状況です。というのも補聴器で改善させられる聞こえには、限りがあり、補える数値よりも自分の聴力の方がいい場合は、効果は、ほとんど見込めない状態です。見込めないというよりも聞こえていることにより、ほとんど差を感じない状態といえば、わかりやすいかもしれません。

音場閾値の数値で比較できると補聴器があればよりよくできるのか、補聴器を装用してもあまり変わらないのか。それを理解することができます。

私の場合は、こんな感じに確認しています

私の場合は、聴力データでは、分かりにくいこともあるので、実際に補聴器ベースで考え、改善ができるのか、そうれないのかを判断しています。もっとも明らかに低下している場合は、このようなことは、しませんが、きわどい場合は、行い、よりよくできるのかを調べています。

耳ベースだとわかりにくいなら、補聴器ベースで考える。そのようにするとわかりやすくなります。これの唯一の欠点は、補聴器販売店か耳鼻科でないと測定できないこととこの測定の有効性を理解しているところでないと測定してくれないところですね。

実際にこのようにすることで私の場合は、より理解しやすくなりました。

以上、こんな風に確認する方法もあるんですよ、という紹介でした。