両耳、耳あな形のクロスにした場合の聞きにくさを数値化する方法


クロス補聴器の中には、両耳とも耳あな形を使うタイプがあります。こちらの欠点は、聞こえる耳が聞こえにくくなる傾向があるということです。

この部分ですが、とある測定を行うことで、聞こえにくくなっているのか、そうではないのか確認することができます。

確認方法

両耳とも耳あな形のクロスの場合、聞こえる耳が聞こえにくくなる可能性があります。

代表的な耳あな形のクロスのセット。

代表的な耳あな形のクロスのセット。こちらの場合、聞こえる耳側が聞こえにくくなるという現象が起こりやすい。

このような形状ですね。

その場合、音場域値測定と呼ばれる測定を行うことで、現状、どうなのか。それを調べることができます。

音場域値測定とは

基本的に耳の状態を調べるものは、防音室で行われる。

基本的に耳の状態を調べるものは、防音室で行われる。

このような部屋で

その中には、補聴器を装用し、どのくらい聞こえるのかを調べる測定がある。その場合に使用されるのは、このスピーカー

その中には、補聴器を装用し、どのくらい聞こえるのかを調べる測定がある。その場合に使用されるのは、このスピーカー

スピーカーから音を出し

聞こえたらボタンを押す。やり方は、聴力検査そのものと同様。

聞こえたらボタンを押す。やり方は、聴力検査そのものと同様。

聞こえたらボタンを押す。という仕組みで、どのくらい音が聞こえているのを調べる測定です。補聴器を装用した状態の聴力検査のようなものです。

これを補聴器を装用した状態と補聴器を使用していない状態を測定することで、実際に聞きにくくなっていないのかを確認することができます。

本来は、聞こえにくい耳に補聴器を装用し、どのくらい聞こえるようになったかを見る測定。しかし、今回のような確認にも使える。▲が補聴器を装用した状態、△が補聴器を装用していない状態。

本来は、聞こえにくい耳に補聴器を装用し、どのくらい聞こえるようになったかを見る測定。しかし、今回のような確認にも使える。▲が補聴器を装用した状態、△が補聴器を装用していない状態。

こちらが実際に測定した数値ですが、補聴器を装用している状態が、▲です。補聴器を装用していない状態が、△になります。

補聴器を装用した状態としていない状態で同じ位置に出れば、聞こえにくくなっていないことがわかる。

補聴器を装用した状態としていない状態で同じ位置に出れば、聞こえにくくなっていないことがわかる。

測定した後、この2つの差がなければ、聞きにくくなっていないことになりますし

しかし、補聴器を装用した状態の方が下に来ている場合は、聞こえにくくなっていることがわかる。

しかし、補聴器を装用した状態の方が下に来ている場合は、聞こえにくくなっていることがわかる。

差があれば、聞きにくくなっていることになります。

元は、補聴器を装用してどれだけ聞こえやすくなっているのかを測定するものですが、この測定が調べている内容を利用し、聞こえる耳が聞こえにくくなっていないのかを確認することができます。

調べるとよりわかりやすい

調べることで、どこが下がっているか。もしくは、下がっていないかを確認することができます。補聴器をつけるだけでは、なかなかわかりにくいこともありますので、数値化すると、理解しやすくなります。

仮に聞こえにくくなっている場合でも、全体的に下がることはなく、ある一部のところが下がっていたりします。

聞こえにくくなっているのか、聞こえにくくなっていないのか。それを調べる上では、上記の測定が有効です。

なお、健聴の人でも調べられるように作られているのは、ごく一部の機器だけになります。その点にご注意ください。

細かい数値までいうと一般的なものは、20dBまでしか測ることができません。私のところは、0dBまで測ることができます。意識したわけではなく、私の場合、購入したものが偶然、そのくらい測定できるものでした。

両耳ともクロスのものに関しては、ただいま、いろいろと検証中ですので、もう少しお待ちを・・・。