メガネを買うときに知った自動検眼システムと補聴器について考えてみる


先日、メガネを買いに行き、そこで色々と考えさせられたことがあったため、メガネのお店で学んだフィッティングの基本の様な内容を記載しました。実は、一番、私自身が気になったのは、目の状態を見る(どの様にメガネを合わせれば良いかを調べる)自動検眼システムになります。

本当の意味で、そこまでできる機器が補聴器の世界にもあれば、もっとより良くできるのではないか。と感じたんですね。ついでにいうと、私自身が欲しいくらいです。

ということで、ちょっとこちらについて思うことを載せていきます。

自動検眼システムと補聴器の世界

おそらく私が経験したのは、

ニデックより引用

こちらだと思うのですが、形だけそっくりで、中の性能とかは、流石にわかりません。ただ、書いてある内容的には、これっぽい気がします。いや〜インターネットってすごい。検索すればわかる世界というのは、いいですね。

で、話は戻りまして、経験した時に感じた限りではありますが、やっていることを簡単にまとめますと

  • 目の見え方を調べる
  • どの様に補ったら良いかを調べる

の2つになります。

改善する上で、非常に重要な2つですね。実際に目の見え方を調べた上で、実験ではないですが、本当に改善できるのか。それを確認する作業まであります。

補聴器で聞こえを改善させる際もその考えは、重要で、耳の状況を調べ、どの様に補ったら良いかを調べる。そして、検証(効果が出ているかの確認を)する。というのが、基本的なやり方になります。

自動検眼システムを補聴器ベースで考えてみる

実際に、その様なシステムがあるとすると、どの様なことができたらいいのだろう?と、想像してみたのですが、考え付いたのは、

  1. 聴力から語音明瞭度、不快閾値まで、測定してくれる
  2. 各周波数ごとにどのくらい音を入れると、音および、語音が改善するかのシュミレーション機能
  3. 改善方法が複数ある場合は、それぞれの改善方法別、効果を出し、選定できるように

この3つでしょうか。自動検眼システムをベースに考えて出したのは、1と2になります。そして、実際に補聴器を選定する上で、一部の難聴は、複数の改善方法があったりします。それらの部分も比較できるようになると、より良い選定ができるな。と感じます。

こちらは、「今の自分にとってあると、便利なもの」というように考えて出して見ました。思考は、狭めても仕方がないためですね。

①聴力から語音明瞭度、不快閾値まで、測定

自動検眼システムが、そもそもの部分として、視力の測定をしているのかまではわからないのですが(一応、検眼の意味は、視力を検査することなのでやっている気がする……)、まずは、状況を確認するという意味で、補聴器の調整及び、補う方針に必要となる各測定を行うことです。

ここは、従来の耳を調べる。というところになります。聴力の他、音声の理解度を調べる語音明瞭度、そして、不快閾値(大きい音を聞いて不快に感じる数値)が調べられるといいですね。

特に不快閾値は、補聴器で補う際、一部の病気により、聴力低下したケース(突発性難聴、メニエール病)の場合、音を不快に感じるレベルが一定よりも低くなってしまった方に有効(有効というよりもやらないと、使いづらい補聴器になる)で、それらの部分まで調べられると、より適した補聴器を提供できるかなと感じます。

②各周波数ごとにどのくらい音を入れると、音および、語音が改善するかのシュミレーション機能

これは、自動検眼システムで目を調べた時に経験したものをそのまま補聴器に当てはめて考えたものです。自動検眼システムは、目の近視、乱視、遠視を調べるのもそうですが、それ以上に、その目をどのように改善させたらよくなるのか。それを調べられるところがすごいです。(メガネの世界では当たり前かもしれないのですが、すごいどころか、個人的には、衝撃!)

これを補聴器に当てはめてみますと、聴力や語音、不快閾値を入力して、実際にどのくらい音を入れると改善できるのか。どのくらい明瞭度は、改善できるのか。その最良値を割り出したり、実際に音を聞かせた後に、それぞれの音の高さでどのくらい大きくすると不快に感じるのか。そして、不快な感覚は、どこまで下げると感じないのか。それらが調べられると、よりベストな補聴器を作り出せるのかなと感じます。

補聴器も実際に耳につけて改善してみないとわからないことが多くあります。しかし、それらの「耳につけて改善してみないとわからない事」が、前もってシュミレーションできてわかるようになったら、補聴器の調整に関しても、もっと煮詰めることができるようになると、感じます。

今現在は、これらの部分は、手作業で行っていることです。しかし、手作業だと、確認しながらやっていくため、膨大な時間がかかります。それらを短縮できると、お客さんにとっては、なんども来なくて良く、かつ耳に合わせやすくなりますし、販売側からすれば、少ない労力で、対応することができます。

測定(検査)類は特にそうですが、大半を「どのように補ったらよくできるのか」を調べるために行われます。聴力測定もそうですし、語音明瞭度測定もそうです(不快閾値も)。そして、補聴器を装用した状態を調べるのもそうです。この部分は、検証部分で、確認部分でもあります。

それらが簡易的にできるようになると、一気に業界そのものが動くのではないかと、感じますね。簡単に言えば、より簡易的に効果を得られるようになるということです。

 

③改善方法が複数ある場合は、それぞれの改善方法別、効果を出し、選定できるように

補聴器の世界には、いくつか、耳の状況により、複数の選択肢がある場合があります。

例えば

  • 骨導補聴器と補聴器(伝音性の場合)
  • クロス補聴器と補聴器(片耳難聴、中等度くらいまで)

この2つが当てはまります。

この2つの部分に関して、改善方法別、効果を見れるようになると、より良い選定ができるようになり、非常によくなるなと感じます。

補聴器の世界には、骨伝導(骨を振動させて聞こえるようにする技術)を利用して、聞こえにくさを改善させるものがあります。それが、骨導補聴器です。

骨導補聴器が合う方は、伝音性難聴の方になるのですが、伝音性の場合、ほとんどが耳を治療できる病気であることが多く、ほとんどが治療をして治します。しかし、状況によっては、治療ができない、リスクがある(手術のリスク)場合は、骨導補聴器や補聴器で改善させていったりします。

しかし、骨導補聴器も実際には、骨導値や聴力により、聞こえが異なり、かつ、骨導補聴器は、耳の裏に押し当てることになり、痛みが生じたり、耳の裏が凹んだりすることがあります。

そのため、補聴器で改善させるケースもあるのですが、その2つのケースにおいて、それぞれ聞こえがどのくらい改善できるのか。その部分を補聴器と骨導補聴器で検証できるようにすると、すごくいいなぁと個人的には、感じます。この部分は私の場合、お客さんごとに直に確認していますので、どうしても時間がかかってしまい、お客さんにも負担がかかってしまうのです。

また、片耳のみ難聴で中等度くらいの難聴の方も、同様です。このようなケースの場合、クロス補聴器と一般的な補聴器で聞こえを補う方法があるのですが、その2つのそれぞれの改善度が目で見えるようになると、より良い選択がしやすいな。と、個人的に感じます。こちらも今現在、私の方では、人力で確認しています。それぞれを試聴しながら効果を見ていくため、非常に時間がかかります。

補聴器の検証システムが欲しい

書いているうちに感じたのですが、平たく言えば、補聴器の検証システムと言えばわかりやすいかもしれません。

耳の状態を入れ、どのように補ったら効果的な補い方ができるのか。その検証システムですね。目の自動検眼システムも、どのように目を補ったら良いかを実験を通じて検証するシステムでもありますので、検証と言えます。

そのようなものがあると、一気によくなる気がするのですが、どうでしょう?どうやるかの問題はありますが、個人的には、めちゃめちゃ欲しいです。今現在、これらは、全部、手動で行なっているため、時間がかかりすぎてしょうがないという部分が大きいのですが。

そろそろ補聴器業界は、どう補聴器を売るかではなく、どう聞きにくい人の生活を豊かにできるかにフォーカスする必要があるとは、思います。

ということで、自分なりの検証システムでも作っていきますかね。