耳・補聴器のこと

補聴器の検証システムがあるとよくなるもの

深井 順一|パートナーズ補聴器

補聴器による聞こえの改善は、聞こえの改善と補聴器のFAQ、にまとめています。また、個々の症状(症例)ごとの改善は、お客様の聞こえの改善事例にまとめています。

メガネを作る過程、体験をつうじ、補聴器のこと、自分のことに応用できないかと、色々と想像、妄想をしているわけですが、補聴器版の検証システムがあるとよくなるのは、時間の短縮。というところです。

私自身でも時間の短縮は、非常に重要な要素として考えていまして、メガネの世界と同等には、ならないにしても、今まで以上に短縮できれば、今現在の状況をより良くできるだろうな。とも感じます。

こちらに関して、思うことを載せていきます。

時間短縮のメリット

時間の短縮というと、あれですが、こちらのメリットは、

  • お客さんの負担が少なくなる
  • 検証の部分が少なくなると通うのも少なくなる

の2つです。簡単にいえば、より簡易的に合わせられるようになると、結局のところ、お客さんにとって、通う負担、そこで対応する時間が少なくなるわけですから、時間を効率的に使うことができるようになり、その点が大きなメリットです。

お客さんの負担が少なくなる

今現在の状況ですが、耳に補聴器を合わせる過程で、色々と調べるのですが、問題になりやすいのは、ほとんどが挙手制、あるいは、お客さん自らが、反応して行うことです。

例えば、聴力検査にしても音声の理解の語音明瞭度にしても、聞こえたらボタンを押す、もしくは、聞こえた通りに書く、というものがあるのですが、何らかアクションを加える必要があります。

個人的に思うのは、最終的にMRIのような本当の意味で、ただそこにいるだけで、全部の測定ができるようになると、負担は、楽になるかなと感じます。私のところは、少し特殊で若い方ばかりなのであまり意識しないのですが、補聴器ユーザーは、明らかに高齢者の方が多いですから、体力的な面も考えると、負担は、少ないに越したことはありません。

そして、測定時間が少なくなれば、それだけ、負担も少なくなりますので、その部分も感じる部分です。

これは、測定する部分もそうですが、補聴器の調整する回数を減らす、というところに関しても同様です。それらの部分が少なくなれば、少なくなるだけ、負担は、減ります。

検証の部分が少なくなると通うのも少なくなる

調整の回数や検証の部分が少なくなると、通うのも少なくなり、結果的には、負担を減らすことに繋がりますね。何度も通うというのは、結構、負担になりやすく、時間がある方であれば、いいのですが、そのようなことは、ないケースもあります。

これは、私の場合、大きく感じることで、私のところに来られる方は、比較的、補聴器ユーザーの分布では、若い方が多いので、忙しい方が多いです。通う負担が少なく、適切に合わせられるようになると、より時間を有効に使えるようになるのかなと、感じます。

私自身が感じる課題

実際に私自身は、補聴器の販売をしている人間ですが、私が感じるのは、どこをどう省略すると、影響が少なく、改善できるか。というところです。逆にいえば、効果的に改善するには、どこが重要か。ともいえます。

基本的に私自身が、補聴器を合わせる上でやっていることは

  • 状況を調べる
  • 効果を検証する

の2つになります。実際に耳の状況を調べ、把握した上で、このようにすればよくなるのではないかと考えて、試聴なり行い、効果の検証。補聴器で、改善できるおおよその数値と現状を比較し、良さそうなら、これで大丈夫だなとわかりますし、改善を考え直した方がいいなと思えば、違う方法で考えたりもしています。

ここで問題になるのは、効果の検証や耳の状況を調べる際に、多大な時間がかかることです。その部分が少しでも軽減すると楽になるのですが、私の筋が悪いのか、一通り、確認した上で、改善を行うと、全体がわかり、その結果、改善に向かうのですが、耳の確認を少し省略したり、省いたりすると、結局、調べ直したり、やり直しするコストがかかるため、余計に時間がかかったりします。

その部分が、短略化できれば、多くの時間が短縮できることになり、結果的に、お客さんも補聴器を扱う方もよくなる訳ですね。まさに改善が簡易的にできるようになり、負担が軽減するようになります。

補聴器は、生活を支援するもの

それと、そもそもの部分ではあるのですが、補聴器は生活を支援するものであり、補聴器が主役なのではありません。それを使うユーザーが主役であり、補聴器が主役ではない。

本来、私達が届けるのは、状況を改善し、自分の人生、したい事、できなかったことをできるようにしてあげる事です。そして、その時間を少しでも長くできるように、補聴器にかける時間は、短くする事が、求められるのかなとも感じます。

まだまだ補聴器では、できないことがあるのは、事実ですので、改善の部分をより良くすると共に、改善にかかる時間も少なくする。それが、必要なのかと、私は、思いますね。

ABOUT ME
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
使っている人が対応している補聴器専門店・代表
1986年、7月1日生まれ。生まれつきの難聴者で小学2年生の頃から補聴器を使っています。聞こえにくい側の状況やお気持ちは、同じ難聴者や当事者にしかわからないことがある事から、このお店では、実際に補聴器を使っている私自身がご相談を承っています。

お店のご紹介

初めまして、パートナーズ補聴器の深井と申します。

このお店は、生まれつき難聴で補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店です。

聞こえにくい側の状況やお気持ちは、同じ難聴者や当事者にしかわからないことがある事から、実際に補聴器を使っている当事者がご相談を承っています。

お店の詳細は、以下のページへどうぞ。

記事URLをコピーしました