自分にとって良いものを購入するためのクロス補聴器適合ポイント


クロス補聴器を使う際や購入する際は、どのような部分を見れば良いのでしょうか。私自身も実際に販売している身ですが、

  • 音の感覚について
  • 耳への装用感覚に関して
  • 補聴器の操作、付け外し

の3つに関して確認すれば、概ね、良い状態になります。その点について見ていきましょう。

音の感覚に関して

音の感覚に関しては、

  • うるさすぎることはないか
  • 補足:どれだけ聞こえれば良いかに関して

の2つがあります。

うるさすぎることはないか

クロス補聴器を使用するようになると、様々な音が聞こえるようになります。特に気になりやすいのは、

  • 人が多いところや騒がしいところでの音の大きさ
  • 紙の音
  • 食器や水の音
  • 風の音

になります。これらのものが、聞こえたとしても大きすぎることがなければ、大抵は大丈夫です。

補足:どれだけ聞こえれば良いかに関して

クロス補聴器に関しては、残念ながら、数値を測定して、どこまで聞こえれば良いかの指数がありません。聞こえる耳側へ音を転送するため、いくつかの調整はありますが、数値として、どこまで。というのは、まだ決められていない状態です。

そのため、補聴器を装用して、明らかに聞こえの効果があると感じる方のみが、購入している状態です。私自身も、様々な測定方法を考えましたが、有効な差異がでる測定方法は、確立できていませんので、補聴器の調整ソフトの数値を参考に、調整しています。

幸いにも、クロス補聴器を使う方は、つける耳側が正常で、ほとんど似たようなケースになりますので、うまくいった方の例を踏まえながら調整し、より良くしています。その場合における確認は、聞こえよりも、逆に聞こえすぎないか、うるさく感じすぎないかの方が、確認要素としては、大きいです。

耳への装用感覚

耳への装用感覚も確認する要素の一つです。こちらは、

  • 耳から外れないか
  • 耳のなかが痛くなることはないか

の2つがあります。

耳から外れないか

耳にかける補聴器でも、耳の中に入れて使用する補聴器でも、両方とも共通しますが、耳から外れないか。が、重要です。

上記のタイプが耳かけ形のタイプになるのですが、こちらは、耳の中に入れていても、自然と浮いてきてしまうケースもありますので、試聴中の期間内に耳から外れないかなど、確認できると良いですね。

こちらの耳の型をとって作るタイプ(右側にあるクロス)も同様。

こちらの耳の型をとって作るタイプ(右側にあるクロス)も同様。

耳の中に入れるタイプも同様で、耳の中に入れるタイプは、その人に合った型を採取して作るのですが、その形状のもので、ちゃんと耳から外れないか、しっかり耳に入れられるのかを確認すると、取り扱いに問題ない補聴器を得られます。

耳のなかが痛くなることはないか

補聴器を耳に装用していると、耳の中のどこかに当たり、たまに痛みが生じることがあります。そのようなことはないかの確認です。

痛みがある場合、形状や原因にもよりますが、耳の形を採取して作るものや耳せんを変えて、改善していったりします。

補聴器の操作、付け外し

この部分で引っかかる方は、ほとんどいないのですが、補聴器がちゃんと操作できるのかどうか。を、試聴や試している最中にでも、確認できると良いです。使うのに問題ないものを選ぶのが重要です。

オマケ:クロス補聴器をより使うために

クロス補聴器を使用する上で、覚えておいたほうが良いのは、電池のアラームです。今現在、補聴器は、電池が切れる間際にアラームを鳴らし「もうすぐ電池が切れますよ」と音で知らせてくれます。

ただ、クロス補聴器は、片耳で全ての音を聞く機器ですので、クロス側の電池アラームと補聴器側の電池アラームが別々の音で知らせてくれます。同じ音だと、どちらがなくなっているのかわからないためですね。

その場合ですが、補聴器の調整ソフトで補聴器を繋げている際、クロス側、補聴器側、それぞれ、どのようなアラームがなるのか。聞くことができますので、その部分を確認しておきましょう。すると、電池の交換に関してもわかりやすくなります。

クロス補聴器の適合に関するまとめ

基本的にクロス補聴器の場合は、

  1. 音の感覚について
  2. 耳への装用感覚に関して
  3. 補聴器の操作、付け外し

の3つに関して確認しておけば問題はありません。特に①と②ですね。この2つの確認をしておけば、早々使いづらい補聴器を買うことはないかと思います。