クロス補聴器に慣れる際の注意と慣れやすくするために私がしている事


クロス補聴器は、ある程度、補聴器を使用して、その音に慣れていく必要があります。

メガネを使ったり、コンタクトレンズを使ったことがある方は、想像しやすいかもしれませんが、初めは、感覚そのものに違和感を感じたり、不慣れな感覚を感じたりします。しかし、使い続けることによって、普通に使用できるようになってきます。

慣れるために必要な事は、単純で、使う事。こちらのみになります。

こちらでは、慣れるための内容についてまとめていきます。実際には、補聴器屋さんや耳鼻科さんのやり方のようなものも入りますので、一概には、言えない事も入るのですが、慣れやすくするための方法や注意点に関して、載せていきます。

慣れるためには、使う事

補聴器に慣れるためには、とにかく使用することが大切です。できれば、短い時間で何度も使うというよりも、1日に使用する時間を長くする方が慣れやすくなります。

一日の使用を2〜3時間、を繰り返して使用するよりも、1日にがっつり使っていただく方が早く、かつ、自然に慣れてくる傾向があります。

使用する場所は、どこでも構いません。ただ、比較的静かなところで使用する時間を伸ばす方が使いやすくはなります。騒がしいところは、様々な音が入ってきますので、結構、うるさく感じるためです。

そのため、そこまで騒がしくないところ、例えば、職場の中(騒々しいところではない事が条件です)や交通が多い道路以外の外などで、使っていただき、使用時間を長くしていけると、クロス補聴器は、慣れやすくなります。私のところでは、そのまま職場で使っていただく事が多いです。

ただし、使用していて、頭が重くなる感覚があったり、疲れたな……と感じた場合は、一旦、使用をやめ、まずは、休んでいただく事が大切です。そのような場合は、無理に使用を続けず、体調を回復させることを優先する事が重要です。

そして、体調がまた回復した後に、また試聴やクロス補聴器での使用を開始すれば大丈夫です。

私自身もまだわかっていない部分があるのですが、クロス補聴器を装用し、何も問題なく初めからずっと使える方もいれば、使用した時に疲れた感覚や頭痛、頭が重くなる感覚があった方、の2つのパターンを経験しています。

疲れた感覚や頭が重くなるような感覚を感じる方は、10人中1人いるか、どうかで少ない状況ではありますが、そのようなことを感じる方がいるのは、事実です。そのため、そのような事が起こった場合は、休むことも重要です。

私の方で確認できているのは、仮に疲れや重くなる感覚を感じたとしても、1〜2回ほどで、頻繁に起こるようなものではないようです。

ただ、あくまでもこれは、私の方で経験していることですので、何度も起こるようなケースももしかしたらあるかもしれません。そのような場合は、使用を控えた方が良いでしょう。

クロス補聴器に慣れるには、使用する事が何よりも重要になってきます。ただし、使用していて、頭が重くなったり、少し、疲れるような感覚があれば、休んでいただく事。こちらに関して、ご理解していただければ、大丈夫です。

MEMO
クロス補聴器を使用していると辛くなってしまう場合は、その旨、補聴器屋さん、病院さんに相談する事も大切です。自分が感じていることを素直に伝え、時には、音量を再度、調整し、使いやすい状態に最適化をし直す事もあります。

比較的、簡単に慣れるために私がしている事

ここからは、私自身がお客様に比較的、簡単に慣れるように、私自身がしている事について記載していきます。

まず、使用していただく場所や使用する時間に関しては、基本的に自由にしています。「なるべく使用する事が大切です」とは、お伝えしますが、必ず、使わなければならない。というのは、ありません。基本的には、使いたいところで使用していただく。こちらのみです。

慣れさせる上でのポイントですが、2つありまして、

  • ボリュームを設定し、自分で音を調整できるようにする事
  • 気になりやすい高い音の大きさは、少し音量を下げておく事

の2つです。

この2つは、はじめに結論を言ってしまいますと、クロス補聴器を長く使用しやすくするためのポイント、そのものになります。

ボリュームを設定し、自分で音を調整できるようにする事

一つ目は、こちら、ボリュームを設定して、自分で音を調整できるようにする事です。

クロス補聴器を含む、補聴器は、自分で音量を変えられるようになっている。設定してもらえると、自分でその状況に合わせやすくなる。

クロス補聴器を含む、補聴器は、自分で音量を変えられるようになっている。設定してもらえると、自分でその状況に合わせやすくなる。

クロス補聴器には、このように音量を自分で調整できる設定をする事ができます。自分で音量を変えられるようになりますと、仮に騒がしいところに行ったとしても、ご自身で音量を下げられるようになりますし、補聴器から聞こえてくる音が大きいなと感じた際に、自分で音を下げられるようになります。

すると、自然と使用できる時間は、長くなります。

一般的な補聴器も含む、クロス補聴器でもそうですが、長く使用できない事の多くは、使用する際(クロス補聴器をつける際)に何らかの問題があるケース(付けづらい、使うと耳の中が痛くなるなど)か、聞こえてくる音が大きすぎて、辛い。というようなケースです。

しかし、自分で音量を調整できるようすれば、仮にうるさく感じた場合は、自分で音量を下げることもできます。結果、大きい感覚で聞き続ける。辛い状態で聞き続ける。という事は、かなり少なくできます

特にクロス補聴器を初めて装用する場合、私もその方にあった適切な音量がわからないため、ボリュームで音量調整できるようにし、大きい場合は、下げていただき、音が小さく感じる場合は、あげていただく。ということをお願いしています。

音は、周りの影響を受けやすいため、自分で調整できるようにできると、自分なりに状況に合わせる事ができるようになりますので、グッと使いやすい状態にする事ができます。

気になりやすい高い音の大きさは、予め少し下げておく事

基本的に補聴器で気になりやすい音というのは、ほとんど決まっています。多いのは、高い音の部類で、水道の音が気になる、紙をくしゃくしゃした時の音が気になる、レジ袋の音が気になる。などです。

これらの音の周波数(音の高さ)があるのですが、その部分を少し予め、下げておくと、気になりやすい音を少し楽にできますので、このようにする事でも、クロス補聴器の使用を楽にする事ができます。

ただ、この点は、あくまでも慣れる。という事をするための処置になります。やりすぎるとクロス補聴器の聞こえの効果を低下させることに繋がりますので、注意が必要です。

このように使いやすさをあげる。もしくは、気になりやすい部分を予め、対応しておけると、クロス補聴器は、グッと使いやすくなります。そして、使いやすさが上がれば、それだけ、使用する時間も伸びることに繋がりますので、結果的に、慣れやすさを上げることができます。

なお、ここからは、あくまでもクロス補聴器の使用そのものに関して、問題なくできるようになった後のお話になるのですが、気になりやすい高い音の部分を元に戻す。補った方が良い部分の音量まで、戻す。というのも人によって行なっています。

人によって、と言いますのは、高い音の部分を戻した方が良い方もいれば、使いやすさを重視して、抑えたままの方が良い方、の2つのパターンが存在するためです。

この点に関しては、クロス補聴器を使用した感想やボリュームで音量を大きくした際にどう感じるのか。など、使った感覚を含めてお話をお伺いし、どのようにしていくと、その方が使いやすく、かつ、聞こえの部分を改善しやすくなるのかを考えながら、行なっていくこととなります。

まとめ

さて、今回のまとめですが、クロス補聴器に慣れるには、とにかく使っていただく事が重要です。そして、できるなら、一日、1日を長く使用していただくと慣れやすくはなります。

ただし、使用している時に頭が重くなったり、疲れた感覚がある場合は、補聴器の使用を一旦、中止し、休んでいただくことが大切です。そして、体調がよくなった後にまた、使い続ければ大丈夫です。

上記には、あくまでも私のやり方に関しても記載してみました。私の場合は、自分が補聴器を使っている。という事もあり、どちらかというと、補聴器を使っている側の視点で、補聴器の選定から調整を行う事が多いです。

クロス補聴器を含む、補聴器についてですが、慣れやすい方は、比較的に慣れやすかったりするのですが、中には、慣れにくい方もいるのも事実です。

そのような事から、私の場合は、きつい状態を無理に使うというよりも、はじめに負担となりやすい部分を軽減する事で、使用時間を伸ばし、慣れてきた頃に徐々に戻す。というようなやり方をして、改善させるようには、しています。楽に改善できた方が、使用する人にとっては、負担が少ないためです。

改善に関する考え方やこのような点は、病院さんの方針や補聴器屋さんの考えによって左右されますので、私自身がしている事は、あくまでも参考程度にしていただければとは、思います。

クロス補聴器をより知りたい方へ

こちらは、クロス補聴器についてより詳しく知りたい方へ向けたクロス補聴器に関する内容をまとめたリンク集です。見たいところからご覧ください。

片耳のみ難聴の方が気になりやすい補聴器の金額や耳の事、そして、よく質問いただく内容に関しては、【クロス補聴器のFAQ】片耳のみ難聴の方がご相談前に気になる9つの事の回答にまとめています。

【クロス補聴器のFAQ】片耳のみ難聴の方がご相談前に気になる9つの事の回答

また、片耳のみ難聴の方を改善したお客様の症例解説ページもご用意していますので、お悩みの方は、参考にしてみてください。

お客様の症例改善解説ページは、こちら
聞きにくさの改善方法から補聴器の選定まで、実際にお客様の聞こえを改善させた解説付き症例集は、片耳のみ聞こえにくい方を良くさせた症例改善集(改善解説付)、にまとめています。

また、お客様の聞こえを改善させた例、全体は、お客様の症例改善解説ページにまとめています。

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こちらが、聞きにくさやお悩みの改善にお役に立てば幸いです。