事故により、片耳が聞こえなくなったケースを補聴器で改善させる方法


片耳のみ難聴になる原因の中には、事故にあってしまい、そのまま、片耳のみ聞こえにくくなってしまうケースがあります。

事故による難聴は、非常に複雑なのですが、聞きにくさの改善の基本は、治療ができるなら、治療して治し、治療ができず、聞きにくさを感じることで、困ることがある場合は、補聴器。というように流れていきます。

しかし、事故により聴力低下した場合の耳の状況は、私の方で拝見する限り、一般的に聞きにくい耳側に補聴器を装用しても聞こえが改善できないケースを多く感じます。そのような場合は、一般的な補聴器の効果が見込めない方、用のクロス補聴器というもので、改善させることができます

クロス補聴器は、聞こえる耳側に聞こえない耳側の音が来るようにする変わった補聴器で、片耳のみ聞こえていれば、もう片方の耳がどのような状況でも改善させることができます。

片耳のみ聞こえなくなってしまい、一部、大変お困りの方をお見受けしますので、こちらの改善についてまとめていきます。

なお、こちらが当てはまるのは、あくまでも、耳の治療を行なったけれども改善できなかった人や元々の状況により、改善のしようがなかったケースになります。耳は、治せれば、そちらが一番良い状態になりますので、その点にご注意ください。

事故の場合の耳の状況とその改善方法

事故により、聞こえにくくなるケースは、非常に様々です。頭を耳側から地面に打ち付けたケースもあれば、交通事故に巻き込まれてしまい、強打したようなケースもあります。

強打したケース以外にも聞きにくくなるケースは様々ですので、事故といっても非常に多くの状況になります。

その際に重要になるのは、耳のどこが悪化してしまったか。という部分です。耳には、大きく分けて、伝音性の難聴と感音性の難聴があります。

外傷的な難聴の場合、例えば、鼓膜が傷ついてしまった、破れてしまった。という外耳、中耳の部分の難聴については、伝音性の難聴となり、今現在、多くの場合において、治療させる方法があります

そのような場合は、治療を優先して、治していくのですが、問題は、内耳と呼ばれる耳の神経部分が損傷してしまったケースです。

内耳は、一番右側にあるのですが、耳の場合、外耳、中耳と音が通ってきて、内耳で音を感知し、脳に音の情報を送っています。この神経の部分に関しては、今の所、悪化すると治療する方法がありません

事故状況によっては、この内耳の部分が損傷し、治療できないケースがあります。

事故によって聞きにくくなったケースを私の方でいくつか見てきたのですが、多くのケースにて、高度の難聴、もしくは、重度難聴になっていることがあり、このように大きく聴力低下している傾向をみています。

片耳のみ聞こえにくい場合、補聴器で聞こえを改善させる方法には、

  • 聞こえない側に補聴器を装用する
  • クロス補聴器で聞こえる耳側で全てを聞く

の2つの方法があります

しかし、聴力が大きく低下しているケースでは、聞こえない耳側に補聴器を装用しても、改善ができません

聴力が低下しすぎると、音声が聞こえるレベルまで、聞こえさせる事が困難になりますので、聞こえない耳側の音を聞こえる耳側へ転送するクロス補聴器、という少し変わった機器であれば、改善させることができます

クロス補聴器とは、このような形をしている補聴器です。一般的な補聴器と形は、同じなのですが、聞こえない耳にクロスと呼ばれる音の送信機をつけ、聞こえる耳側には、補聴器をつけて使用します。

この2つを耳につけると、聞こえない側から来る音を常時、聞こえる耳側へ送ってくれます。クロスに入ってきた音を補聴器に転送してくれる。といえば、わかりやすいかもしれません。

こちらは、右側が聞こえないことを想定しているのですが、右側にクロスをつけ、左側に補聴器をつけると、右側にきた音を常に左側へ転送されるようになります。

聞こえる耳側は、聞こえにくくならないようにこのような耳せんを使い、聞こえる耳側の音を通すようにしてあげます。

このようにすることで、聞こえる耳側で全ての音を聞くのが、クロス補聴器です。

MEMO
事故による難聴は、様々な耳の状況が考えられますので、こちらでは、医師にかかったけれども補聴器でも改善できなかった例。ということを想定して記載しています。もし、聞こえない耳側に補聴器を装用して、改善できるのでしたら、そちらの方が効果は高くなりやすいです

クロス補聴器で改善できるところ、できないところ

結論から記載しますと

このような部分で改善ができるようになります。

片耳のみ聞こえにくい状態になりますと、

  1. 聞こえにくい側から話された時に気づきにくい、わからない
  2. 騒がしいところでの聞き取りが難しい
  3. 複数の方とのお話の時、特に聞きにくい側にいる人の声がわかりづらい
  4. 音の方向感覚がわからない

の4つが出てきます。

そのうち、①〜③については、改善ができるのですが、④の部分は、残念ながら改善ができません

④の部分に関しては、聞きにくくなった耳側、そのものを改善させて、両耳とも聞こえる状態にしないと、方向感覚は、わからないためです。

クロス補聴器は、あくまでも片耳のみで全ての音を聞くため、聞こえやすい側で音を取ることで、聞きにくい側にきた音も聞きやすくなります。

なお、厳密には、効果の部分も状況により変化します。①は、非常に改善しやすく、②、③に関しては、周りの状況によって異なります。

少し騒がしい程度やファミレスクラスの騒がしさであればよくなることが多いのですが、居酒屋さんレベルでうるさかったり、地下鉄の電車の中クラスまで騒がしいと、改善が難しくなってきます。

会議や打ち合わせ、というような場面では、改善しやすいのですが、周囲が騒がしかったり、人が、20人、30人と多い場合は、音が分散してしまい、少しずつ、聞きにくくなりがちです。

【そのような場面でも聞きやすくなった】という声をいただくケースもありますが、騒がしすぎたりすると、それにより、音声が邪魔されやすくなり、聞きにくさが上がりやすくなります。

このように全ての部分でよくなるわけではないのですが、聞きにくさの改善をしてくれるのが、クロス補聴器です。

事故により、聞こえなくなったケースの改善例

こちらでは、事故により、失聴してしまったケースの改善の症例解説に関して載せていきます。お悩みの方は、ご参考にしてみてください。

事故により、左耳が聞きにくくなったケース(重度難聴)

こちらの方は、小学生の頃に事故にあってしまい、それ以降、左耳が聞こえなくなってしまった方となります。事故にあった後、当然、病院にもいきましたが、聞こえの部分は、治療することができませんでした。

今現在ですが、特に仕事の際に聞きにくさを感じやすく、聞きにくい側から話されたり、呼びかけられたりすると気がつかないことがあり、職場でのコミュニケーションに関して、お悩みでした。それらの状況をよくしたい。とのご相談でした。

聴力低下が大きい事から、一般的な補聴器では、聞きにくさを改善できないため、クロス補聴器で改善を行いました。

どのようなことでお困りでしたか

実際にクロス補聴器を使ってみていかがでしょうか

販売後のアンケート

クロス補聴器を使用して改善を行うことで、主に職場での聞きにくさを減らすことができました。

以前は、どうしても、聞こえない側から話されると気がつかなかったり、聞きにくかったりして、曖昧な返答をしてしまうことがあったようですが、クロス補聴器をつけるようになり、反対側からの音声や音がわかるようになると、返答もしやすくなり、聞きにくいことによる心の負担も少しずつ和らいできたようです。

より良くすることができ、こちらとしては、何よりです。

改善したケースの解説に関しては【聞き返しが少なく】事故で片耳が聞こえなくなった方、クロス補聴器で改善をどうぞ。

事故により、左耳が聞きにくくなったケース(高度難聴)

こちらの方も、事故により、左耳が聞こえなくなってしまった方となります。事故の後、様々な病院に行くものの、治療は、残念ながらできない状況でした。

今現在の状況ですが、お仕事をしている状況ではなかったため、強く困る。ということはあまりないようでしたが、友人と囲んでお話をする際や聞きにくい側に人が来るような、ちょっとしたことで、聞きにくさを感じてしまうため、それらの部分をよくしたい、と、お考えでした。

耳の状況に関しては、音を大きく聞こえさせても、音声が聞こえやすくなる感覚がなかったため、クロス補聴器で聞きにくさを改善させていきました。

どのようなことでお困りでしたか

実際にクロス補聴器を使ってみていかがでしょうか

販売後のアンケート

主に騒がしい中での聞こえを改善。ということでしたので、なるべくその部分を改善できるように対応させていただきました。実際には、騒がしい中は、難しいこともあるのですが、聞きやすくなることにより、少しずつ前向きになってきたのは、非常に良いことだと思います。

こちらも聞こえの改善に関して、貢献でき、何よりでした。

改善したケースの解説に関しては【囲んで話す場合に聞きやすく】事故により、左耳、高度難聴の方、クロス補聴器で改善をどうぞ。

その他の改善解説ケース

事故により、片耳のみ聞きにくくなった方を改善したケースで、今のところ、ご紹介できるのは、上記のもののみとなります。症例が少なく、申し訳ございません。こちらに関しては、ご紹介できるものができ次第、随時追加していきます。

それ以外には、改善方法として同じもの。クロス補聴器を使用して改善したケースでよければ、クロス補聴器による改善解説症例ページにまとめています。

どのようなケースも、今回のように、耳が治療できなかったもの、そして、片耳のみ聞こえていて、一般的な補聴器で改善できなかったケースをクロス補聴器で改善させています。

また、片耳のみ難聴のケースの改善例に関しては、片耳のみ難聴の症例改善解説ページにまとめています。

クロス補聴器をより知りたい方へ

こちらは、クロス補聴器についてより詳しく知りたい方へ向けたクロス補聴器に関する内容をまとめたリンク集です。見たいところからご覧ください。

片耳のみ難聴の方が気になりやすい補聴器の金額や耳の事、そして、よく質問いただく内容に関しては、【クロス補聴器のFAQ】片耳のみ難聴の方がご相談前に気になる9つの事の回答にまとめています。

【クロス補聴器のFAQ】片耳のみ難聴の方がご相談前に気になる9つの事の回答

クロス補聴器の対象者から基本や効果について

クロス補聴器の種類や性能を理解する

クロス補聴器を使用する時に知りたい事

クロス補聴器の音の調節について

クロス補聴器、購入前に気になる事

クロス補聴器を購入した後は?

こちらが、聞きにくさやお悩みの改善にお役に立てば幸いです。

無料で改善のご相談、補聴器のレンタル、行なっています

事故により、聞きにくくなった場合、補聴器で聞こえにくさを改善する方法について記載してみました。

事故による聴力低下、失聴は、耳の状況や事故の状況により変化するため、状況を限定することが難しいのですが、治療ができるのであれば、治療し、残念ながら治療ができない場合は、聞きにくさにお困りなら、補聴器で改善させる。という方法があります。

特に今現在は、補聴器で聞こえにくさを改善できない方でも、片耳のみ聞こえていれば、クロス補聴器で聞きにくさを改善できるようになってきました

片耳のみ難聴の場合、人によって、強く困っている方もいれば、あまり困っていないケースもあったりします。そのため、治療ができないケースにおいては、より良くするのか、そのままにするのかは、ご本人様の状況次第には、なります。

もし、お困りの場合は、このようにして改善する。という方法もありますので、耳鼻科さんに相談したり、補聴器屋さんで相談したりして、聞きにくさを改善してみてはいかがでしょうか。

ただ、珍しい機器ですので、実際に経験があるお店、病院さん、と、そうでないところがあります。その点に関しては、外見ではわからないため「このような耳の状況なのですが、みていただけますか?」と、来店前にご相談してみると良いかもしれません。

私のところでも改善のご相談に関しては承っています。聞きにくさの改善のご相談も補聴器のレンタルも、無料で行なっておりますので、もし、お困りの場合は、ご利用ください。

その場合は、お問い合わせフォームより、お問い合わせ願います。

無料で改善のご相談、お引き受けしています

またお店の内容につきましては適切な補聴器を安心して提供する補聴器専門店、パートナーズ補聴器【墨田区】にまとめています。

適切な補聴器を安心して提供する補聴器専門店、パートナーズ補聴器【墨田区】

こちらをご覧になり、少しでも聞きにくさの改善につながれば幸いです。