2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

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補聴器が合っているのか、そうでないのかを見る3つの要素

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補聴器が自分の耳に合っているのか、そうでないのか。それを見るのには、どのようにしたら良いのでしょうか。こちらでは、補聴器を販売している私自身が見ている基準に関して、載せていきます。

基本的にこれらの部分を確認すれば、少なからず失敗することはありません。そしてここからが重要ですが、補聴器は、自分の耳に合わないものより、合うものの方が多くなります。

以下の内容をご覧になり、自分の耳に合う補聴器について、ご自身と補聴器屋さんで探していきましょう。

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補聴器の効果を見る語音明瞭度測定の基本

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語音明瞭度測定には、補聴器を考える前に耳の状態を理解する測定と、補聴器装用後の効果を見るための測定の2つがあります。こちらの内容は、後者になります。

補聴器の効果の確認には、音場閾値測定とこの語音明瞭度測定があります。補聴器の効果を知る一種の測定ですので、どのように効果を確認するのか。そして、どのような状況であれば、良いと言えるのか。それについて見ていきましょう。

なお、この測定は、あくまでも軽度~中等度難聴、一部高度難聴(70dB付近くらいまで)の方までが対象です。重い高度~重度難聴までいくと補聴器を装用しても、補える部分に限りがあり、この数値は、低いままになります。その場合は、測定してもあまり参考になりませんので、ご注意ください。

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どの補聴器が良いかぐだぐだ悩んでいる方へ送る2つのアドバイス

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ブログを書いていますと、多々ある相談は「A、B、Cの補聴器を試したけれども、どれがいいのかよくわかりません」という内容です。お店に来てくれれば状況などもわかり、よりアドバイスができるのですが、そうではなくメールですと、確認できない事が多いため、うまく回答ができません。

これらの方々から連絡いただいた時に、彼ら、彼女らに共通する要素を感じます。それは、補聴器はどのようなものなのか、そして、補聴器を決める上でどのようにしたら良いかが不明なことです。

そして、その悩みを改善させるのにアドバイスするとしたら、

  • 基準を合わせたら購入できる範囲内のものを買う
  • 耳ベースで改善を考えてくれる人に改善を依頼する

の2つになります。

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補聴器を使っている私が補聴器の効果をすぐ出せる調整にする理由

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昨日、補聴器は、すぐに効果は出ない。は本当なのか?という内容を記載しましたが、その続きになります。私自身は、なるべく補聴器の効果は、早く出すようにしています。それには、幾つか理由がありますが、一番感じているところは、早ければ早いほど、負担もかかりにくく、かつ生活の質が良い状態を長くできるためです。

補聴器の調整は長くかかるというのは、個人的には、お客さんや患者さんの負担を考えていないようであまり好きになれない考えです。中には、長くなるケースはありますが、短くできるところは、短くし、負担を軽減することも必要ではないかと、私は思います。補聴器は、聞こえにくい人のためにあるものであり、補聴器のために聞こえにくい人がいるわけではありません。

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補聴器の効果が期待できる聞こえを補える範囲

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補聴器は、耳の聞こえを補える機器ですが、残念ながら上限があります。それは、あまりにも聴力が軽い場合は、補聴器で補える範囲以上の聞こえとなり、効果を感じにくくなりますし、逆に、あまりにも重い場合は、耳を補いにくくなりますので、人工内耳という機器の方が、聞こえの改善度が高まります。

では、補聴器の効果が(概ね)期待できる聴力や補聴器で補える範囲は、どのあたりなのでしょうか。こちらに関して載せていきます。軽すぎても、重すぎても補聴器は、効果が期待できません。しかし、試してみてどう感じるのか。それを確認することは、とても重要です。

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語音明瞭度で安易に補聴器の適性判断を行うべきではないのかもしれない

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私の場合、測定できる方には、基本的に補聴器の効果を数値に落とし込んで、評価をしているのですが、最近、語音明瞭度の測定結果で、むやみやたらに補聴器の適性判断を行うべきではないのかもしれない……と思う事があります。それは、補聴器を装用する事で、耳(ヘッドフォン使用)の語音明瞭度の最良値を超える事があるためです。

語音明瞭度測定とは、どのくらい音声が理解できるかの数値化したものであり、補聴器の効果を見定める一種の測定となります。音が聞こえる事と、音が理解できる事は、異なり、中には、音を大きくしても聞き取りに貢献しない方もいます。このような傾向が出ると、残念ながら補聴器を装用しても効果が得られる事は少なくなります。

しかし、最近、補聴器の効果を測定したり、その方の耳の理解度を測定する内に、耳の測定をした数値の最良値より、補聴器を装用して得られる聞こえの最良値が上回る事が増えてきました。仮にそのような事が起こるのであれば、適切に判断できていると言えないのではないか、そして、仮にこの数値が低くても、諦める必要はないのではないか、そんな風にも考えるようになりました。

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補聴器の効果を測定するのは、仮説を検証するため

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確かに!と思わず納得してしまったものが、こちら:目標は何でも数値化すればいいってものでもない

仕事に関して有意義な事が多く書かれているため、私自身よく見ているブログなのですが、こちらを見て「うんうん、そうだよね〜」思わず思ってしまいました。これは、補聴器にも言える事です。

補聴器には、装用した時の状態を測定し、どのくらい聞こえるようになっているのか、どのような状況なのか、と確認するものがあります。これは、補聴器を装用した際、どのようにお客様が感じているかわからない、目標値に対して現状はどうなのか、を見るために行うのですが、数値にこだわりすぎると、あらぬ方向へ行ってしまいます。

こちらを見て感じた、補聴器の測定の数値に関して、記載していきます。初めに結論を言いますと、数値化する本当の目的は、どこまで目指せて、どこが最終地点なのかを見極めるためになります。数値を出す事ではありません。

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補聴器を使用する気がない人に、補聴器は難しい

先日は、「補聴器の効果が残念ながら見込めない人」というエントリーを記載しました。こちらは、補聴器そのものの効果が見込めない人がいるという内容でした。しかし、補聴器が合わない人を広い範囲で考えてみると、効果が見込めない人以外にも、タイトル通り、使用する気がない人も当てはまります。

では、なぜそんな事が言えるのでしょうか。仮に聞こえにくいのであれば、補聴器を装用させてあげる事で、聞こえが改善し、その人にとっても良いのではないか……このように考えている方もいらっしゃると思います。この点は、私自身難聴だからこそわかる事と補聴器が行う補聴の方法にヒントがあります。今回は、こちらについて記載していきます。

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補聴器の効果が残念ながら見込みにくい人

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補聴器を装用する事で、聞こえるようになる……というのは、その通りです。しかし、中には、補聴器の効果が残念ながら見込めない人、あるいは、効果が薄い人がいます。補聴器そのものの性能が悪いという事ではなく、耳の状況によっては、補聴器が提供する補聴方法では、効果がありません。

では、どのような方がそれに当てはまるのでしょうか。今回は、こちらについて、記載していきます。なお、こちらの効果がないというのは、状況的に聞きたい音が非常に聞き取りにくい、理解するのが難しい場合を指します。

早速見ていきましょう。

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