2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

カテゴリー:購入時の知識

言葉が理解しにくい方に高額な補聴器は、どうか?

girl-1034421_640

少し前に補聴器の機能の一つ、指向性の効果を感じにくい人という内容を記載した。こちらの内容は、音声の理解がしにくい方は、指向性の効果を感じにくくなってしまうというものだ。補聴器を装用する方は、感音性難聴の方が多く、どうしても音声が理解できない事がある。そして、その方の耳の状態により、補聴器の機能も影響を受ける。

補聴器の一つに指向性機能というものがある。これは、騒がし中での聞き取りをなるべく下げないようにする機能で、高額な補聴器は、この機能の性能が高く設定されている。

すると、一つ疑問が浮かぶ。それは、音声が理解しにくい方には、高額な補聴器は、無意味なのか、不要なのか、という点だ。結論から記載すると「必ずしもそうではない」となる。

これは、どうしてだろうか。今回はこちらについて記載していく。初めに答えを言ってしまえば、高額な補聴器は、それ以外にも色々してくれるので「その価値をどう感じるか」それによって変わる。

続きを読む

補聴器の評価には、聞こえてくる音の感覚も含まれる

feet-538245_640

お店を構え、補聴器の販売をしてきてしばらくが経った。来店されるお客さん(本当に感謝だ)を対応すると様々な事に気が付かされる。補聴器を求める方の中には、補聴器で聞こえる事もそうだが、聞こえてくる音の感覚がよい事を求める方もいる。言葉にすると当たり前のように感じるが、それが本当に理解されているのか。を考えると微妙とも言える。

私がこのように感じるのは「高額な補聴器はどこに金額の差が出るのか」である。高額な補聴器は、騒がしいところでの聞き取りをなるべく下げないような機能の他に快適性を高める効果もある。そう聞こえてくる音の感覚を楽にしてくれるのだ。

今回はそれについて記載していこう。補聴器の事について理解が深まれば幸いだ。

続きを読む

補聴器を使いこなせないとうセリフに感じる違和感

girl-619689_640

たまにこんな言葉を聞く「いや、私には、この補聴器は使いこなせない」「高い補聴器を買ってもあなたには使いこなせない」高額な補聴器を購入する際、その効果を得られやすいか、得られにくいのいかの違いはあるが、私は、使いこなせないというセリフがどうも違和感を感じる。なぜなら、今の補聴器は、使うというより補助する方にシフトしているからだ。

無論、これらの言葉の中には、高額な補聴器を購入しても治らない、あるいは、その方が感じている事を実現できないがために言われたり、無理に高額な補聴器を購入しないように言っている例もあるだろう。それらについて、とやかくいう気はない。

しかし、一部には、どうもこの言葉が誤解をされているような感覚がある。そのため、こちらに関する事を記載していく。

続きを読む

20〜40代の方に実際にしている補聴器選定方法

flowers-1338522_640

私の店舗は、基本、インターネットで集客をしている。そのため、ネット経由で相談を承るのだが、その割合は、20〜40代の方が圧倒的に多い。ほとんどの補聴器販売店のお客さんの平均年齢は、70代だが、当店は、30代だ。それほど若い。

では、実際にどのような補聴器選定をしているのか。それについて記載していく。参考になれば幸いだ。

続きを読む

自分の補聴器は耳に合っているの?という方にしている確認方法

sunflowers-268015_640

補聴器が耳に合っている、しっかり調整されている、この評価は、何と言いますか、非常に難しい問いかけですが(合っている、調整されているの定義次第でコロコロ変わりますので……)、私自身がしている確認方法は、今現在の聞こえを数値化し、目標値と比較する。ただそれだけです。

この方法には、簡易的に行うものから、みっちり行うものまであり、私自身は、お客さんにヒアリングをしつつ、使い分けています。では、どのような事を行うのでしょうか。見てみましょう。

続きを読む

補聴器を新しくする時に起こる感覚の乖離とその改善方法

girl-690717_640

さて、補聴器を新しく買い換える際、たまにですが、感覚の乖離が激しい方がいます。今まで感覚のみで合わせてきた場合によく起こるのですが、新しい補聴器を装用しても異質にしか感じず、今までの補聴器の方が良いというケースです。

今までの補聴器でもしっかり聞こえており、その状態が聞こえとしてよい状態であれば何もいう事はありませんが、仮にその状態ではなく、もっと聞こえが改善できる場合は、その感覚が時として仇になる事もあります。

この場合、私がやっているのは、補聴器の効果を数値化する事と快適性と補聴器の効果、どちらを優先するかを決めていただく事でした。この二つを行うと、目指すべきポイントがわかり、感覚だけに左右される事はなくなります。

続きを読む

補聴器を長く使用する場合の落とし穴とそれを回避する方法

bottles-1149662_640

私自身は、補聴器を長く使用するか、しないかは、個人の判断で良いと思っている人間です。聞こえていれば長く使用していいですし、平均使用年数ほどで買い換えても、その人の自由です。

ただ、補聴器を長く使用する場合、ちょっとした落とし穴がありますので、その点だけご注意ください。それは、補聴器の修理が効かなくなる頃合いがあるという事です。

そして一番最悪なパターンは、補聴器が故障し、高額修理になるため、買い換えを検討せざるを得なくなったが、前のデータがなく、補聴器がなかなか耳に馴染まないというパターンです。このようになると、場合によっては、補聴器を活用できなくなったりします。

こちらでは、このような落とし穴にはまらないよう、最低限の注意として回避方法に関して載せていきます。なお、初めに結論を書きますと、修理対応期間中に買い換える事と長く付き合える販売店を探す事となります。こちらを意識いただければ、困る事は軽減できます。

続きを読む

補聴器を買い換えるタイミングの実際のところ

summer-still-life-783347_640

補聴器を買い換えるタイミングに関しては、様々です。平均5年とはよく言われますが、これよりも早く買い換える方もいれば、もっと長く使われる方もいます。私自身、タイミングとしては、いつでも良いと考えています。

ただし、これには条件があり、補聴器でしっかりと耳を補えている場合となります。聞こえにくい補聴器を使っており、かつ新しくする事によって聞こえが改善するのであれば、それは新しい補聴器の方が、よりよい生活が手に入ります。その場合は、新しい補聴器に買い換えた方が、使っている方にとってよい事になります。

初めに結論を書くとタイミングはいつでもよいけれども聞こえている事が条件、となります。

続きを読む

補聴器の買い換え時、同じメーカーが良いのか、別メーカーが良いのか

apple-256263_640

補聴器を買い換える際、同じメーカーにする方が良いのか、それとも別メーカーにした方が良いのか。たまに迷ってらっしゃる方がいます。この内容の結論としては「装用して使えて、効果が出れば何でも良い」となります。

今現在の補聴器は、良くも悪くも調整が自由になってきていますので、おおよそではありますが、前の補聴器を参考にして、音の調整をする事ができます。それにより、以前の補聴器のような装用感覚で別メーカーでも使用できるようにもできます。

今回は、買い換え時に関する事をまとめていきます。

続きを読む

営業とは、困っている事を改善させる仕事

person-1357485_640

営業とは、何でしょうか。私は、困っている事を改善させる仕事だと思っています。表面的には、それで物を販売しているのですが、やっている事は、困っている事を改善させる。ただそれだけになります。

世の中には、様々なものがあり、それぞれ異なった特性を持ちます。それらを理解し、お客様に適切なものを提供するのが営業ですね。私のブログをご覧になって来店された方の中で「深井さんがブログで書いている事ってかなり特殊ですよね?」とたまに言われる事がありますので、私自身が考えている営業に関して載せていきます。

続きを読む

生まれつき聞こえにくい私は、自分の聴力をどう改善させたか

bw-934485_640

補聴器を装用していると様々な方に耳の事を聞かれるのですが、その際に話題にでるのは「どのように耳を良くしたのか」「どのように考えて改善しているのか」という事でした。難聴者であり、かつ補聴器の販売をしているとなると、気になる方が多いようですね。

そこで、こちらでは、自分自身の耳をどのように改善させたのか。それについて記載していきます。基本的に私の場合、耳の状況を確認し、できるところまで改善させるという方法で、改善させていきます。これは、自分の耳に関してもかわりありません。

では、見ていきましょう。

続きを読む

補聴器を使う覚悟を決めた方に伝える3つの事

friends-640096_640

何らか聞こえにくくなり、その改善方法が補聴器を装用する事だった。今まで聞きにくかったけれども、これ以上、聞こえにくい事を放置するのは、マズいかもしれない……。そのようにお考え、使う覚悟を決めたのでしたら、その場合におけるアドバイスとしては、三つあります。

それは、相談にかかる時間、補聴器を使うと起こる事、補聴器を使い続ける事の重要性、の三つです。これらの内容で今現在、お困りの事が改善できれば幸いです。

続きを読む

中等度の感音性難聴の私が自分に合った補聴器を選んだ方法

girls-984154_640

難聴の人間が補聴器の販売をしていますと「深井さんはどのように自分の補聴器を考えたのですか?」と言われたり「深井さんが耳かけ形補聴器を装用しているので、やっぱり耳かけ形補聴器が良いんですね!」と言われる事があります。私自身、生まれつきの感音性難聴なのですが、耳かけ形補聴器や耳あな形補聴器を実際に耳で試した経験から、最終結果として、耳かけ形補聴器を選択しました。言い換えれば、自分の耳で色々試した結果とも言えます。

ここで私がどのようにして補聴器を選定したのか、そしてなぜそのように選定したのかを記載していきます。中等度難聴の方の選定ではありますが、軽度難聴の方やギリ高度難聴の方にも当てはまり、年齢層としても、20〜50代くらいまでは適応します。補聴器を選ぶうえでの参考になれば幸いです。

続きを読む

片耳が聞こえない方にクロス補聴器をご購入いただいた実例

cat-1225760_640

補聴器の中には、クロス補聴器という少し変わった機器があります。主に片耳のみの難聴の方で、難聴側の聴力低下が大きい方に有効な補聴器です。

おかげさまでいくつか試聴や販売もありましたので、実際にどのようにお客様が決めたのか、どう効果があったのか、クロス補聴器の選定はどのようにしたのか、それに関して記載していきます。ご購入に迷っている方の参考になれば幸いです。

※プライバシーを守るため、聴力に関しては少々変更しています。その他に関しては、一切変更しておりません。また、こちらは、耳かけ形のクロスを販売した例となります。

続きを読む

耳に補聴器を合わせる基本的な調整スタンスと二つの軸

newspaper-412452_640

補聴器を装用すると、良くも悪くも聞こえるようになるわけですが、補聴器を調整するうえで、耳に合わせる軸というものが存在します。それは、音声が理解しやすくなっているのか、周囲の音は、我慢できる範囲内かの二つです。

補聴器を装用する人のほとんどの望みは「音声が理解できるようになりたい」となります。しかし、日々の日常には、人の声以外にも様々な音が存在しています。むしろ、人の声以上に多いですし、大きい音であるものも多々あります。そのため「音を大きくはするが、耐えられないほど大きくはしない」という風に考えて調整をしていきます。

続きを読む

適した補聴器を提供するために私がしている二つの事

sunset-1331088_640

どのような人も、適した補聴器を購入したい。耳に合う補聴器が欲しいと考えます。では、適した補聴器を得るには、どのようにしたら良いのでしょうか。こちらでは、一旦視点を変えて、私自身がしている適した補聴器を提供するためにしている事を記載してみます。

初めに結論を書いてしまいますと、耳を理解するために二つの測定を行い、その結果から、どのように補うのが最もベストかを考えます。そして、その方針に沿って、補聴器の形状、性能に関して決めていきます。私の場合、補聴器の検討をするのは、方針を決めた後になります。

さて、これだけでは、チンプンカンプンだと思いますので、以下に詳細を記載していきます。では、早速見ていきましょう。

続きを読む

どの補聴器メーカーがおすすめか……とお悩みの方へ

dog-624951_640

補聴器を購入しようとWebサイトを調べていると様々な補聴器メーカーがある事に気が付きます。補聴器のメーカー一つでも様々な補聴器があり、さらに補聴器メーカーにもたくさん種類があると、どれを選んだら良いのか正直よくわからないのではないでしょうか。

その問いに答える内容としては、新しく補聴器を考える方は、補聴器メーカーはあまり関係なく、補聴器をすでに使っている方は、その補聴器がうまく耳に合っている事が前提ですが、同じメーカーの方がすんなり行く事があります。そして、それ以上に大切な事もあります。

今回は、こちらの内容に関してお答えしていきます。

続きを読む

初めて補聴器の相談をする際に意識したい3つのポイント

girls-1312750_640

初めて補聴器の相談をする際に意識したいのは、お店に行った経緯について話す事、耳の状態に関して話す事、耳のデータがあれば持っていく、この三つです。その理由は、耳の状況によって現状の改善方法が異なるためです。この三つを意識していただければ、良い相談をする事ができます。

なお、耳鼻咽喉科で補聴器販売店を紹介された時も同様です。早速見ていきましょう。

続きを読む

補聴器を装用している私が初めに語音明瞭度を測定する2つの理由

trees-1279452_640

耳を調べる測定には、聴力検査と語音明瞭度測定(語音弁別能検査)の二つがあります。聴力検査は、どのくらいの聴力なのかを見る検査であり、語音明瞭度測定は、音声がどのくらい理解できるかを調べる測定です。

私自身、補聴器の相談が初めての場合、音声がどのくらい理解できるのかを調べる測定を行います。それには、補聴器を装用して目標値を定めるため、そして、どこまで改善できるのかを予めお客様に提示するため、この二つの理由があります。

こちらは補聴器を理解するうえでは非常に重要な内容です。では、なぜそんな事を行っているのか。見ていきましょう。こちらが理解できると、補聴器の実態を理解する事ができます。

続きを読む

どの補聴器が合うの?とお悩み方へ伝える難聴別に合う補聴器一覧

cat-1285634_640

補聴器には、様々な種類があり、いまいちどれを選んだら良いかわからない。そのような声も聞きます。特にインターネットで調べ物をしていると、情報が多すぎて、根本的な”自分に合う補聴器”の定義が曖昧になり、どの中から選んだら良いか、わからなくなりがちです。

そこで、こちらでは、難聴別に適合する補聴器について記載していきます。補聴器は、耳の状態によって初めの補う方針が異なります。その事を理解してから、補聴器を見ていくと非常に理解しやすくなります。

なお、こちらではあくまでも病名につく難聴であり、聴力低下の程度を表す、中等度難聴、高度難聴などとは、別になりますので、その点だけご注意ください。

では、早速見ていきましょう。

続きを読む

検索フォーム