2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

カテゴリー:補聴器調整

音場閾値測定で私が平均的に数値を補っている三つの理由

補聴器の調整には、現状、ルールはなく、かく各々が自分なりに調整している状態です。言い換えれば、聞こえを改善させるゴールは、共通ですが、そこにたどり着く手段が皆違う。という状態ですね。

日々、私の方では、音場閾値測定という補聴器で補えている数値を見れるもので、平均的に改善させるようにしています。その理由は、単純にこの方が改善できることが多いためです。

今回は、こちらに関して記載していきます。

続きを読む

補聴器の調整において、どのようにより良い改善を求めるか

最近、なぜか補聴器販売店の方々から、問い合わせを受けたり、補聴器の調整や改善のやり方に関して聞かれますので、こちらについて記載してみたいと思います。

あくまでも私がやっている方法ですが、このようにすると、やったことがない聴力の方でもそれなりに改善できるようになります。ただ、前もって言いますと、これをすれば完璧!という技術的なものではなく、あくまでも考え方+技術の二つが入ります。

続きを読む

軽・中等度難聴への補聴器の改善幅が上がってきた

私自身、常日頃から、どこまで改善できるのかを考えながら、改善をしていたりするのですが、このような考えで行なっていると、様々な学びがあったりします。

先日「原因不明の感音性難聴で軽・中等度難聴の方、補聴器で改善」という内容を記載したのですが、そこから感じたのは、より小さい音が聞こえるようになることで、改善の幅が徐々に上がってきているな。ということです。

続きを読む

低音障害の方を実際に対応して学んだ3つのこと

先日【実例】低音障害型感音難聴の方を補聴器で改善した方法に関して記載しました。こちらに関しては、実際に対応した内容を記載してみたのですが、難しい症例の一つですので、実際に私が対応して学んだこと、得られたことに関してもシェアできればと思い、こちらも記載してみます。

前回のものがお客さん用とするなら、こちらは、補聴器を実際に調整する方、向けと行ったところでしょうか。どちらかというと感想的なものですが、載せていきます。

続きを読む

補聴器でよりよくできるようになった3つの難聴ケース

お店には、様々な聴力の方が来られるのですが、最近、数年前の状態に比べ、聞こえを改善できるケースが増えてきたな。と感じることが多くなってきました。

少し昔の場合、うまく調整できず、改善がほぼできなかったケースもあるのですが、今現在は、改善できることが増えてきています。

実際には、聴力低下のレベルやその他の要素(音声を理解する力の有無など)によって変わり、かつ、まだうまく改善できないケースもあるのですが、改善できるようになってきたなぁと感じるケースは、徐々に増えつつあります。

今回は、こちらのケースについてまとめていきます。

続きを読む

もらった質問から補聴器販売の本質とすべきことについて考える

最近、様々な問い合わせをいただくことと自分自身を内省していることもあり、補聴器販売に関して思うことがあります。0ベースから考え、どのようにすることがもっとも理想的なのか、それをよく考えます。

これに関しては、補聴器の販売という仕事はどうあるべきか。というところに焦点を当て、考えているわけですが、自分が考える補聴器販売とは、やはり聞こえの改善度を重視した、もしくは、そのほかの要素を網羅した上で、対応者(販売員)と受け手(お客さん)が一緒になって目的に向かい、歩めるようにすること。だと考えるようになりました。

こちらに関して感じることを載せていきます。

続きを読む

補聴器の調整を感覚だけでやるとうまくいかない理由

前回は、補聴器を調整するやり方として、感覚を重視する人、感覚、数値、両方とも見ながら調整する人、数字を重視する人、様々な人がいることを知りました。著者(深井)は、感覚だけでやっていた頃、全然うまくいくことはなく、両方とも見ることによって良くなってきたと言いました。

その際、クロブタが気になっていたのは、感覚だけではなぜうまくいかないのだろう?ということでした。深井に聞くと「正解はわからない」というので「どんなことが考えられるのか」と、状況に関して、聞いてみました。

続きを読む

補聴器の調整における感覚派と数値派

前回より補聴器の調整に関することについて記載してみました。色々とわかってくる中、少しクロブタは、またしても思うところがあるようです。

前回の内容を整理してみると、感覚と数値、この2つがカギとなっているのではないか。そのようなことをクロブタは感じました。

ただ、ちょっとわからないところもあります。実は、クロブタ、このお店に行く前に他のお店にも行っていました。しかし、そこで行われたのは、補聴器を装用して「大きいですか」「響きとかはないですか」という感覚だけの確認しかありませんでした。

話を聞くうちにそのところはどうなのか。その点に関して、また聞きにいきます。

続きを読む

補聴器販売者は実際にどのように補聴器を調整しているのか

前回より、補聴器のことや調整などに関して学んできました。補聴器の調整に関して学んでいく中、色々とクロブタには、思うところがあるようです。それは、この人は、どのように実際に調整しているのか?ということです。

色々とわかってくる補聴器のこと。でも、実際にわかったとしてもそれを提供するには、どのようにやっているのか。その点が気になるようです。理解していることとできることは、違うからでしょうか。

そしてクロブタは素直にまたお話を聞きにいくことにしました。

続きを読む

【補聴器の効果測定】音場域値測定の数値からわかる事

先日は、補聴器で聞こえを改善させるための考えという内容を記載しました。そこで記載したのは、測定や目標を決めつつ、改善できる数値まで改善させる。ということでした。このお話を聞いていたクロブタは、少しきになることがあったようです。さて、彼?は、何を思ったのでしょうか。

今回は、こちらに関して記載していきます。

続きを読む

補聴器の調整と聞こえを改善させる目安

typewriter-801921_640

補聴器には、形状や性能など、選ぶ要素がいくつかありますが、その中で、2番目に大きく聞こえの効果を変化させるのは、音の調整です。どんなに良いものを購入したとしても、補聴器の基本である音の調節ができていないと効果をしっかり出すことはできません。

補聴器の効果を決める要素にはいくつかありますが、私自身が感じている重要度は、

耳の補い方>補聴器の調整>補聴器の形状>補聴器の性能になります。こちらは、その2番目の補聴器の調整に関わる内容です。

重要なのは、補聴器は、どのような状態になれば良いのか。こちらを理解することです。そのポイントは、補聴器で聞こえさせる目標となるものを理解すること、そして、それを確認する方法を理解することです。この2つができれば、目標値まで達成できているのかを確認しつつ、回数を重ねることで、少しづつ改善に向かえます。

では、どのようにしたらより良くできるのでしょうか。補聴器の調整に関する内容を載せていきます。

続きを読む

補聴器の調整は、聴力的視点と感覚的視点の二つの視点から行う

puzzle-654957_640

補聴器を調整する際ですが、聴力に合わせるやり方と音を感じる感覚に合わせるやり方の二つがあります。基本的に、聴力に合わせるやり方で調整していくのですが、それだけでは、うまく行く事が少ないないため、聴力の観点で調整をした後に、補いすぎてしまった部分を削り、使える状態にしていきます。また、音の感覚を変えたりという事もしていたりします。

補聴器の調整といえば「お客様の耳に合わせます」という抽象的な言葉で表現される事が多いのですが、こちらでは、もう少し深堀りしていきます。

簡単に言いますと補聴器は、音響機器ですので、音響機器上の特徴が出やすく、単に聴力の観点だけで見れば良いというわけではありません。聴力の観点で行った後、音の感覚に合わせ、なるべく使用できる状態にしていきます。

続きを読む

補聴器買い換えの方に説明している聞こえを改善させる方法

cat-1438832_640

補聴器を買い換える理由は様々ですが、聞こえにくいという理由で買い換えを行う方にしている改善方法の提示は、まず始めに状況を確認し、どのようにしたら、聞こえやすくなるかを説明しています。

私の場合は、補聴器を装用した状態でどのような状態なのか、そして、そこからどのような事が言えるのか、どのようにしたらより聞こえが良くなるのか、これらを確認し、説明します。中には、すでに限界値まで補えているケースもありますが、それは、それで、そこまで補えているという説明をしてあげるだけでもお客様は安心されます。

補聴器は、耳に装用するだけでは、感覚しかわからないので、自分自身がどのような状況なのかをしっかり理解する事が重要です。個人的には、意外にも自分の聞こえを客観的に評価している人がいないように感じていますので、こちらに関して載せていきます。

続きを読む

補聴器を装用すると、語音明瞭度が上がる症例

plant-1300810_640

音を聞く事と、音声を理解できる事は、全く異なる事です。前者を調べるのは、聴力検査であり、音声の理解力は、語音弁別能検査(語音明瞭度検査)を行います。

私の場合、補聴器の効果に関して、よく数値化しているのですが、それを繰り返していると、補聴器を装用する事で、補聴器を装用していない状態の最良の明瞭度より、補聴器を装用した時の最良の明瞭度の方が高くなるケースをたまにみます。

このような症例をいくつか経験してきましたので、今現在、わかる範囲で、まとめていきます。

なお、こちらに書いているのは、あくまでも私が補聴器の調整や測定をして得られた傾向であり、エビデンスがあるわけではありません。また、まだまだ数が少ない状態ですので、その点は、ご了承ください。

続きを読む

片耳のみ聞こえる感覚に違和感を感じる方に行った改善のプロセス

paper-1100254_640

つい先日、両耳とも聞こえにくく、かつ片耳の聞こえの感覚が、もう片方の耳と比較すると、通常の状態で、響く、こもるなどの違和感を感じる方にお会いしました。その方に行った事は、初め補聴器を両耳に試聴してみましたが、片耳から感じる違和感が強いため、補い方を変更し、バイクロス仕様にしました。このようにする事で違和感を感じる耳に音を入れる事無く、かつその耳に来る音を反対側の耳で補う事ができました。

補聴器を選ぶ際、補聴器の種類や性能の部分に目がいきがちですが、重要なのは、初めに補い方を決める事です。その後、形状や性能に関して煮詰めていきます。

今回は、少し特殊な無いようになりますが、補聴器でどのように聞こえを改善させるのか、そして、そのプロセスに関して記載していきます。特に当店の場合、特殊な方が来店されるケースが多く、この補い方を初めに理解する事が非常に重要となる事が多くあります。

続きを読む

補聴器は、補聴器を使った状態の検査でも評価しよう

kid-1365105_640

販売店をしていますと、日々、色々な人が来ます。その中で補聴器の調整依頼をしてくださる方々もいらっしゃるのですが、その中で多いのは、補聴器を装用した状態でどのように聞こえているのかを測定していない。補聴器を装用した状態の客観評価をした事がないという方です。

補聴器は、自分の感覚だけでは、音が大きい、音が小さい、音質が固い、音がふにゃふにゃするなど、自分で感じた事しかわからず、どの音がどれだけ聞こえていて、目標値に対して、ちゃんと補えているのか、そうでないのかがわかりません。本当に重要なのは、どれだけ聞こえを補えているのかを数値化する事です。こちらの結果と自分が感じる音の感覚を評価する事で、良い調整にしていく事ができます。

一部の方は、測定できなかったり(聴力検査が難しい方)、意味をなさなかったり(クロス補聴器装用者)、感覚が特殊な方には、別の調整方法を行うため、対象にはならない方もいますが、軽度〜一部高度難聴の方には、当てはまる内容となります。

続きを読む

聞こえる音が辛いという方へ送る3つのパターンとその改善方法

kids_tools_hires

補聴器を使用している方の中には、全体的に聞こえてくる音が辛い、聞こえてくる音がキツいという方がいます。補聴器を装用すると、機械で大きくしているせいか、様々な音も聞こえてきますし、中には、聞こえてくる音そのものが辛い方もいらっしゃいます。この場合、耳の状況が特殊なケースから、単に補聴器から音が強すぎる場合まで様々です。

どのような状況下も現状をお伺いし、その状況から考えられる事を推測。そして、調整に繋げていきます。あくまでも当店でやっている事ですが、参考になれば幸いです。

続きを読む

補聴器を耳に合わせる際に使われる不快閾値測定とその活用方法

person-1435768_640

補聴器の世界には、不快閾値測定というものがある。不快閾値測定とは、大きな音を聞かせ、この音を長く聞くには辛いと思う音は、どこかを調べる測定である。主に、補聴器を装用する前に行うもので、補聴器から聞こえてくる音に制限をかけるために行う。

補聴器は、良くも悪くも音を大きくする。そのため、大きな音が入る部分をある程度制限する必要がある。その値は、おおよそ補聴器の方で決めているが、不快閾値を測定すると、その人ごとに合わせやすいという特性を持つ。

今回は、こちらに関して記載していこう。補聴器に関して理解が進めば幸いだ。

続きを読む

補聴器の調整をしすぎてうまくいかない場合は、一度白紙に

flowers-190866_640

補聴器の調整は、地道に行っていくケースが多いと思いますが、もし仮に調整のしすぎで、よくわからなくなってしまった、逆に聞きにくくなってしまった場合、一度調整をリセットすると、状況を改善するケースがあります。

調整をリセットとは、補聴器の調整を一度白紙に戻すという事です。聴力から計算された数値に戻すと言う方がわかりやすいかもしれません。補聴器の調整は、煮詰めれば煮詰めるほど、良いとお考えの方もいらっしゃるのですが、それは、半分本当で、半分嘘です。調整にも善し悪しがあり、よくなるケースもあれば、悪くなるケースもあります。

そのような場合は、一度白紙に戻し、そこから調整する……というのも状況改善の一つとなります。

続きを読む

検索フォーム