2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

補聴器で聞こえを改善させる手引き書

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こちらでは、主に耳が聞こえにくくなり、その状態を補聴器を装用して改善させる事をまとめたページとなります。聞こえの改善以外にも補聴器を装用して起こることやその他の内容もまとめていますので、聞きにくい現状を改善させる手助けとなれば幸いです。

なお、こちらの内容はあくまでも補聴器で聞こえにくさを改善させるためのページになります。耳を改善させるプロセスとしては、

  • 治療ができれば治療
  • できなければ補聴器で補う

という順番になります。もし、耳鼻咽喉科に行っておらず、耳の状況についてわからなければ、まずは、耳鼻咽喉科を受診しましょう。もしかしたら、耳の状況が改善されるかもしれません。

そして、残念ながら改善できなかった場合は、こちらの内容でなるべく耳の状況を改善させて行きましょう。

補聴器で耳を補う基本と測定結果の見方

こちらでは、聞こえを補う基本ということで、どのように改善させていくのか。こちらに関して載せていきます。

まず、補聴器で耳の改善をしていく場合ですが、考えるプロセスは

  1. 耳の状況を把握し、どのように補うのかの方針を決める
  2. その補い方ができる補聴器の形状選定
  3. その補い方ができる補聴器の性能選定

というように流れていきます。ほとんどの方は、いきなりどのような形状を選ぼうか、どのような性能のものにしようかと考えるのですが、はじめに考えなければならないのは、耳の状況に関して理解し、どのように補ったら良いかを考えることです。

ということで、はじめは

  • 耳の補い方
  • 測定結果の見方

の2つについてみていきましょう。補聴器で耳を良くさせる場合、はじめにどのように補ったら良いのか。そこからスタートします。その部分は、耳の状態により、異なります。

耳の補い方

耳の補い方に関しては、大きく分けて

  • 両耳とも聞こえにくい場合
  • 片耳のみ聞こえにくい場合

の2つしかありません。それぞれの補い方に関しては、以下の通りです。

補い方が重要なのは、どんな耳にも補聴器を装用すればたちまち良くなるということがないためです。中には、補聴器を装用しても効果が見込めない耳というのもあります。

測定結果の見方

耳は、見た目では、どのくらい聞こえているのかはわかりませんので、それぞれ耳の状況を見るための測定があります。その見方については、以下の通りです。

なお、オージオグラムとは、

このような聴力図のことです。それ以外に耳には、音声の理解度を調べるものもあります。それを語音明瞭度測定(語音弁別能検査)となります。このような測定があるのは、音が聞こえることと理解できることは異なるためです。

一般的な補聴器を使用して改善

こちらは、両耳とも補聴器を装用して改善していく、もしくは、片側のみ補聴器を装用して改善させていく場合に当てはまるものになります。このケースでは、聞こえの改善度が、調整>形状>性能の順に重要、かつ影響を受けます。

補聴器には、主に

  • 出力
  • 調整
  • 形状
  • 性能

の4つの要素があり、それぞれ

  • 出力→自分の耳を補える補聴器か、補えない補聴器なのか
  • 調整→どのように補えれば良いのか、どう判断すれば良いのか
  • 形状→形状ごとにどのような違いがあるのか
  • 性能→性能には、どの要素がどう聞こえに影響するのか

という部分がわかるようになります。

補聴器の基本

補聴器の効果とは、どのような要素により、決まるのでしょうか。こちらは、補聴器で聞こえを改善させる上での基本の部分を載せていきます。

補聴器の出力

こちらでは、まず補聴器の全体像を見るために自分が使用できる補聴器、できない補聴器を見分けるための内容です。自分の耳を補えない補聴器は、最終的に聞きにくさを感じやすくなりますので、お勧めできません。

補聴器の調整

こちらでは、補聴器の調整に関して、載せていきます。重要なのは、補聴器を装用した感覚だけでなく、どこまで聞こえさせるか。という点になります。補聴器は、目標を決めて調整していきます。

なお、補聴器の調整の良し悪しを理解するために使われる測定は、以下の2つがあります。それぞれの見方、そして、目標値に関して理解しておくとより状況を判断しやすくなります。主に行うのは、音場域値測定ですが、語音明瞭度測定もあります。

補聴器の形状&種類

補聴器の形状にはいくつか種類があります。こちらについてまとめてみました。形状は、補聴器を決める要素の一つです。

基本は、こちら

詳細の細かい点は、こちら。

補聴器の性能

補聴器を決める要素には、形状と性能があります。こちらは、その一つの性能になります。基本の部分と詳細を用意しました。基本の部分では、聞こえの基本となるベースの聞こえと性能の関係と主な性能に関する説明になります。そして詳細に関しても載せて見ました。

基本

詳細

実際の改善例

こちらでは、実際の改善例に関して載せていきます。

  • 生まれつき難聴の方
  • 老人性難聴により、聴力低下した方
  • 突発性難聴により、聴力低下した方

でそれぞれまとめてみました。上記の形状や調整に関して、難聴(症状)ごとにまとめていますので、ご参考にして見てください。※随時、更新していきます〜by.2017年6月14日、現在

生まれつき難聴の症例

生まれつき難聴の場合は、耳の状況にもよるのですが、両耳とも同じような聴力の場合は、両方とも補聴器を装用し、聞こえを改善させていきます。その改善例については、以下の通りです。

高音急墜型の聴力の方

生まれつき難聴の方で、低い音は、聞こえるけれども高い音が聞こえない方の改善例です。このような聴力の場合、いかに高音を補うのかが重要になり、改善できるところとしにくいところが非常に分かれやすい聴力です。

リンク:「今まで聞きにくかった人の声が聞きやすくなった」両耳、中・高度難聴の方の改善を行いました

老人性難聴の方の症例

一般的に老人性難聴になった場合、補聴器で聞こえを最大限、改善させていくこととなります。その改善例については、以下のようになります。

高音が聞きにくくなっている方

年齢を重ねる事により、高域が聞きにくくなった方の改善例。徐々に聴力低下し、過去に補聴器は試した事はあるものの、自然と使わなく。しかし、まだ仕事をしていることもあり、聞きにくさを改善したいという例となります。

リンク:【非常に聞きやすくなった】高音急墜形感音難聴の方を改善させました

平均的な中等度難聴の方の改善例

年齢を重ねる+病気により、聴力低下した例。どのように改善させたのか、補聴器の形状選択からどのように音を補ったかまで、記載してみました。

リンク:【以前の補聴器より聞きやすく】両耳中等度難聴の方の聞こえを改善をしました

突発性難聴の症例(一般補聴器での改善例)

突発性難聴は、聴力や耳の音声の理解度により、片耳に補聴器を装用するか、クロス補聴器で改善していくかが分かれます。こちらは、耳の状況から補聴器を装用し、改善した例になります。

左耳、高域が聴力低下した例

突発性の難聴になり、なだらかに高域が聴力低下した方の改善例です。状況確認から、補聴器による改善まで一通り記載しました。

リンク:【会議で聞きやすく】左側のみ中等度難聴(突発性難聴)の方の改善を行いました

まとめ

両耳とも聞こえにくい、あるいは、一般的な補聴器を装用し(聞こえない耳を補う方針で改善させる方法)改善させた例に関しては、以下にまとめています。

上記以外のものを知りたい場合は、こちらでも調べることができます。状況改善の参考にしてみてください。

クロス補聴器を装用して改善

片耳のみ聞こえにくく、その耳の聴力が大きく低下していたり、音を入れても歪んで聞こえる、言葉が言葉として聞こえない。このような場合は、クロス補聴器という機器を装用して聞こえを補っていきます。

クロスの場合、聞こえの改善の貢献度は、形状>調整>性能の順になります。それぞれまとめていきます。

クロス補聴器の形状

こちらでは、形状についてまとめて見ました。クロス補聴器には、形状のほか、その形状の組み合わせというものがあります。そして、その組み合わせにより、聞こえの効果が異なります。

クロス補聴器の調整

クロス補聴器の調整に関しては、まだ確立されていません。しかし、ある程度、効果が出せる部分まで調整することは、できるようになってきました。その調整と補聴器が合う状態。この2つに関しては、以下の通りです。

クロス補聴器の性能

クロス補聴器の性能に関して、まとめてみました。補聴器には、主に3つの性能の部分があります。この部分の機能により、金額も変化します。

クロス補聴器での改善例

こちらでは、実際の改善例について載せていきます。片耳のみ難聴でよく相談いただく

  • 生まれつき片耳のみ聞こえにくいケース
  • ムンプス難聴により、聴力低下したケース
  • 突発性難聴により、聴力低下したケース

の三つに加え、外リンパ瘻により、聴力低下したケースについても載せていきます。

なお、ムンプス難聴と生まれつき片耳のみ難聴のケースについては、一緒に紹介していきます。この二つは、選別が非常に難しいため、ほぼ同じ難聴として、ここでは取り扱っていきます。

生まれつき及び、ムンプス難聴により、聴力低下した方の症例

こちらでは、生まれつき難聴の方、ムンプス難聴の方の例です。生まれつきなのか、ムンプス難聴なのかわからないケースが多いため、こちらは、一緒にご紹介していきます。

生まれつきの難聴で、左耳が聞こえない症例①

こちらの方は、幼少の頃、左側が聞こえないことに気がついたようですが、医師にかかるものの聞こえは改善できず。職場が少々騒がしいため、聞きにくさを感じやすく、それらの点に関して、ご相談に来られました。聞こえない耳側が全く聞こえないため、クロスで改善したケースになります。

リンク:【騒がしい職場で聞きやすく】左耳のみ片耳難聴の方、クロス補聴器にて改善を行いました

生まれつきの難聴で、右耳が聞こえない症例②

こちらの方も、幼少の頃、聞こえないことに気がつき、医師に相談したものの、改善ができなかったケースです。学生の頃は、なんとか工夫しながらやって来れたようですが、社会人になり、聞きにくさを感じ、ご相談に来られました。こちらの方も、聞こえない側が全く聞こえないため、クロスで改善した例です。

リンク:【聞きにくい側からの話がわかりやすく】生まれつき左耳が聞こえない方をクロス補聴器にて改善しました

聞こえにくくなった原因は不明、右側が聞こえない症例

こちらの方も、幼少の頃から聞こえにくい方です。医師からは、出生児から聞こえにくかったかもしれないということでしたが、いまいち、聞こえないことによる原因ははっきりしない状態でした。仕事から学校行事など、人と関わる際に聞きにくくなることが多々あり、それらの改善のため、ご相談に来られました。聞こえない耳側が全く聞こえないため、クロスにて改善した例です。

リンク:「難聴側に来られてもスムーズに会話できるように」右耳片耳難聴の方、クロス補聴器にて改善しました

幼少の頃、聞きにくいことが発覚したが、原因不明の症例

幼少の頃、右耳が聞きにくいことがわかりましたが、改善はできず。そのまま聞こえにくいままお過ごしではありましたが、社会人になり、職場での聞き取りで難しい場面が増えてきてしまい、その点に関して、改善を希望され、ご来店されました。片側が全く聞こえない状態なため、クロスで改善を行いました。

リンク:生まれつき右耳が聞こえない方をクロス補聴器で改善しました

突発性難聴により、聴力低下した症例

突発性の難聴の場合、耳の状況により、補聴器で改善させたり、クロス補聴器で改善させたりします。こちらは、あくまでもクロスにて改善させた例になります。

突発性難聴により、右耳が聞こえなくなった症例

突発性難聴により、聞こえない耳が全く聞こえなくなってしまったケースです。耳の異変に気がつき、医師に相談するものの、治療では改善できず、そのままの聴力となってしまった方です。聴力低下した側の耳が全く聞こえないため、クロスで改善させた例になります。

リンク:【生活の質が明らかに上がった】突発性難聴になった耳をクロス補聴器で改善しました

突発性難聴により、聴力低下した症例

突発性難聴になり、早期の治療を行うことで、少々改善しましたが、以前聞きにくさを感じていた症例です。耳の状況を調べてみると、聴力は、全損ではなく、少し残っていることがわかりました。しかし、音声の聞き取りのテストを行うと、わからないことが多かったため、クロスにて改善させた例になります。

リンク:【聞きにくい側の音声が理解しやすく】突発性難聴、片耳中等度難聴の方をクロス補聴器にて改善しました

外リンパ瘻にて聴力低下した症例

外リンパ瘻になり、手術を行なったことで、右耳が全く聞こえなくなってしまった方の症例です。生まれつきではなく、途中からの失聴で、主に仕事場で聞きにくさを感じていました。それらの改善のため、こちらでご相談を承りました。片側が全く聞こえないため、クロスにて改善を行いました。

リンク:【仕事が楽に】外リンパ瘻にて右耳失聴の方、クロス補聴器で改善しました

まとめ

クロス補聴器にて改善した例は、以上になります。これ以外にも

リンク:クロス補聴器にて改善した症例集

こちらでまとめています。なお、片耳難聴の場合における改善例の症例まとめは、

リンク:片耳難聴の改善症例集

こちらをご覧ください。状況に合わせて補聴器を選定していくことが必要ですので、耳の状況により、どう改善させるかが異なります。

バイクロス補聴器で改善

バイクロス補聴器とは、両耳とも聞こえにくいけれども片耳の聞こえが大きく低下している方に有効な機器です。聞こえの効果に関しては、調整>形状>性能になりますが、形状により、クロス同様、大きく効果が変化します。

バイクロス補聴器の特徴は、一般的な補聴器の要素にクロスの要素が加わった形となります。

バイクロス補聴器の調整

バイクロス補聴器の調整は、主に一般的な補聴器と同じです。補聴器は、聞こえを改善させる目標値を定め、そこを目指しつつ、日常生活上でも使用できる音量に調整していきます。

バイクロス補聴器の形状

バイクロス補聴器で使える形状の特徴と組み合わせに関して載せてみました。バイクロス補聴器は、調整も重要ですが、形状によっても大きく聞こえの効果が変化するため、非常に重要な要素になります。

バイクロス補聴器の性能

バイクロス補聴器の性能は、クロス補聴器と同様になりますので、クロス補聴器の性能欄をご覧ください。

補聴器を使用する

こちらでは、補聴器を使用することによって起こることや使い方などを載せていきます。

補聴器から聞こえる音

さて、補聴器をつけるとどのような事が起こるのでしょうか。こちらについてまとめてみました。補聴器をつけると色々な音が聞こえるようになります。

操作&機能を使う

補聴器には、いくつか機能があります。機能は正しく使いましょう。

慣れる

補聴器を装用すると今までの音の感覚が変化します。音を聞き、慣れるにはどうしたら良いか。それについてまとめてみました。

使ううえでの注意

補聴器は様々なものの影響を受けます。

Q&A

私の耳に補聴器は合いますか?

補聴器は、どのくらい使えるものですか?

補聴器を使用していく上で、維持費はどのくらいかかりますか?

補聴器購入後は、そのままで良いのですか?

補聴器に保証はありますか?

補聴器の貸出はどうなんですか?

補聴器は紛失しそうなのですが、どうなんでしょうか?

補聴器購入後

こちらは、補聴器を購入した後のお話しです。主にメンテナンスや自分でケアする事、守る事などが入ります。

メンテナンス

補聴器には定期的なメンテナンスが必要です。3ヶ月〜6か月に1度は、行うことをお勧めします。ただし、自分でもできることはあります。

自分でケア

補聴器はケアする事も大切です。補聴器のケアをすれば最終的にご自身が困る回数を減らせます。

異常&不調を感じたら

補聴器を使い続ければ、不調や異常を感じる事もあります。わからない場合は、素直に補聴器販売店へ相談しましょう。

補聴器の調整

不調といえば補聴器の調整もあります。それを改善するものについて一部、記載してみました。

既に補聴器をお使いの方へ

こちらは既に補聴器をお使いの方に向けた内容です。お使いでも不自由を感じたり、お辛い部分がありましたら、ご参考にどうぞ。

お気軽にご相談ください

聞こえにくい事でお悩みだったり、今の聞こえの状態を良くしたいとお考えの方は、一度ご相談下さい。どこに相談したら良いかわからない方も、お引き受けしています。ご希望の方は、お電話か、お問い合わせフォームより、ご連絡ください。

※当店は、完全予約制となります。大変お手数ですが、ご希望の場合は、一度ご連絡いただきますようお願い申し上げます。