操作性に優れ、スマホと通信できる耳あな形補聴器、バートM-312

バートM-312は、耳あな形補聴器の良いところと、形状が少し大きくなる事によるメリット。そして、スマホと通信できるのが、特徴です。

そのことから、マスクやメガネ。そういったものの邪魔にならず、かつ操作性に優れた耳あな形補聴器が良い人や、スマホと通信できる耳あな形補聴器を希望する方にオススメの補聴器になります。

ただ、性能がすごいあまり、それ相応の欠点もありますので、こちらでは、バートM-312の概要から、メリット、デメリットに関して、まとめていきます。

バートM-312の概要

  • 聴力:軽度〜高度難聴まで
  • 形状:準小型、標準サイズ
  • 種類:カナルサイズ、タイプ
  • 金額:@218,000〜570,000円
  • 保証:2年間。※M90のみ3年間
  • 特徴:操作性に優れ、様々な事ができる補聴器
  • 色合:青・赤・クリア・肌色
  • 電池:PR41電池(312電池)
  • 備考:一つの電池で、約50〜75時間保ちます
補聴器名金額チャンネル
※1
抑制機能
※2
指向性機能
※3
バートB90-312片耳:570,000
両耳:1,140,000
20 ch
バートB70-312片耳:400,000
両耳:800,000
16 ch
バートB50-312片耳:310,000
両耳:620,000
12 ch
バートB30-312片耳:218,000
両耳:436,000
8 ch 

※1、チャンネルとは、補聴器を調整する際にどれだけ周波数別に細かく分けられているか。の数値です。多いと、それだけ、細かく調整しやすくなります。
※2、抑制機能とは、聞こえを改善した後に気になりやすい音や抑制しても問題ない音を抑制し、快適性を高めてくれる機能です。
※3、指向性機能とは、騒がしい中でもなるべく音声が邪魔されない様に支援してくれる機能です。

性能表は、こちらの通りです。どの補聴器にも、いくつか性能があり、バートM90、M70……とグレードが分かれていきます。

カラーは、赤、青、クリア、ベージュの4種類から選べるようになっています。※耳の中に入る部分になりますので、外から見える訳ではありません。

製作時にお好きな色をお選びいただけます。

対象聴力

こちらの補聴器の対象聴力は、だいたい軽度難聴〜中等度難聴。そして、一部、高度難聴の方です。

対応しやすい聴力形は、全体的に下がっている方です。

このような聴力の場合、低い音も高い音も満遍なく補う事が大事だったりするのですが、そのような事が得意な補聴器です。

ただ、このような低い音がよく聞こえている方の場合、この補聴器は、少々、使いづらさを感じるかもしれません。

このような聞こえの方の場合、この補聴器を使うと、自分の声が大きく聞こえたり、内側で大きく響いて聞こえるような感覚が強く感じやすいです。

ですので、このような聞こえの方の場合、仮に楽に使いたい場合は、CIC補聴器という少し小さめの補聴器を使うと、使い勝手は、よくなります。

バートM-312の形と使い方

この補聴器の形状は、このようになります。

耳の中に入れて使う補聴器の中では、標準サイズで、

耳の中に入れた感じは、このようになります。

使い方は、シンプルで、この部分に電池を入れて、使います。

電池が入って入れば、電源ON、電池が外れて入れば、電源OFFになります。

そのほか、この補聴器の良いところは、音を調整するボリュームや音を切り替えるボタンのプログラムスイッチ。というものがあります。

これらのものを使う事により、少し騒がしく感じるときは、自分で音量を下げ、少し聞きにくい……という時は、自分で音量をあげて聞きやすくする事もできます。

そして、この補聴器の場合は、スマートフォンと連動させる事により、電話の音声が、直接、補聴器で聞けたり、Youtube、Itunesなど、音声に関するものは、全て直接、補聴器で聞く事ができます。

それがこのバートM-312になります。

バートM-312の特徴

こちらの補聴器の特徴は、

  • 物の邪魔にならない
  • 色々な操作ができる
  • 耳あな形で、スマホと繋げられる

の3つがあります。

物の邪魔にならない

こちらの補聴器は、耳の中に入れて使用する補聴器になりますので、マスクやメガネ。といった物の邪魔にならない。というところがあります。

補聴器には、耳かけ形と耳あな形が主にあるのですが、残りの耳かけ形は、名前の通り、耳にかけて使用する補聴器になりますので、メガネやマスクを使う場合、少し気をつけながら、使う必要があります。

また、厳密には、電話をする場合も耳かけ形と比べると、自然にする事ができる。という点があります。

赤い部分が補聴器のマイクの部分です。耳かけ形の場合、ここまで受話器を上げる必要があります。

耳にかけるタイプの補聴器だと、音を拾うマイクが上にあるため、電話の受話器を上にずらして使う必要があります。

こちらの補聴器の場合は、そのようなことをすることなく使えますので、使いやすさ。というところについては、こちらの方が上になります。

これがまず一つですね。

色々な操作ができる

こちらの場合は、ボリュームや音を切り替えられるプログラムスイッチ。というものがありますので、自分で色々と音を切り替えたい、音を変えたい。という方には、向いている補聴器です。

耳あな形補聴器の場合、もう一つ、こちらより、小さい形のCIC補聴器があるのですが、こちらのタイプだと、そのような操作に制限がかかり、しづらくなります。

ですので、仮にそういった操作を希望される場合は、こちらの方が使いやすくなります。

耳あな形補聴器でスマホと繋げられる

仮にスマートフォンと繋げられる補聴器が良い。というケースで、さらにメガネやマスクの邪魔にならない補聴器が良い。という場合は、この補聴器が対象になります。

耳あな形補聴器の中では、唯一(フォナック社のなかで)繋げられる補聴器になりますので、このような補聴器を希望される場合は、このバートM-312がオススメです。

バートM-312が合わない人

合う方も入れば、合わない方がいるのも事実です。こちらでは、この補聴器が合わない人をまとめていきます。

この補聴器が合わない方は、

  • 通信機能を必要としていない方
  • 色々と操作できる事をメリットに感じない方

の2つです。

通信機能を必要としていない方

この補聴器のメリットは、スマートフォンと連動できる事になります。

しかし、このスマートフォンと連動できる事にあまりメリットを感じない方は、あまりこの補聴器は、オススメできません。

この補聴器は、スマートフォンと連動できるようにするために、電池の寿命が、50〜75時間(一つあたり)ぐらいしかなく、この補聴器より、小さい電池を使うCIC補聴器より、電池の寿命が保ちません。

ですので、あまり通信機能を必要としていない場合、メリットより、デメリットの方が大きくなる可能性が高くなります。

もちろん、それ以外の聞こえの改善効果も大きく改善しているのですが、電池の寿命の部分が許容できない方は、この補聴器を使うと、ちょっと後悔するかもしれません。

色々と操作できる事をメリットに感じない方

この補聴器の良いところは、音量を自分で自由に変えられたり、音を切り替えて使いたい。など、様々な操作ができるようになっている事です。

しかし、仮にこのような操作が必要ない方は、有っても使わないため、ただ大きいだけの補聴器になります。

大きい方が逆に良い。無くしづらい。扱いやすい。という方、以外は、そこまでオススメできる補聴器ではありません。

バートM-312のまとめ

バートM-312に関してですが、スマートフォンと連動できる耳あな形補聴器。ということもあり、それによるメリット、デメリットがある補聴器です。

スマートフォンと連動できるようになり、色々とできる事が増えてはいるのですが、逆にそれらの機能がいらない方にとっては、電池の寿命が短い補聴器になります。

それ以外にも聞こえの改善度も上がっているのは、事実ですが、電池の寿命が短いため、そこの部分が許容できる方ではないと、ちょっと難しい補聴器です。

どのような補聴器にも良いところ、悪いところはありますので、その点を把握しながら、自分に合ったものを探していきましょう。

以上、バートM-312でした。