補聴器を長持ちさせるケア方法、紛失防止と水没時の対応


補聴器を長く使っていく上で、ケア方法を知っておく事は、大変重要です。こちらでは、ケアにこだわらず、身近なアクセサリーや、補聴器が濡れてしまったときのケアも含めて紹介します。

記載する内容をまとめますと、補聴器のケア方法、保管方法、アクセサリー類の注意、補聴器が濡れた時の対処方です。より補聴器の理解が進めば幸いです。

補聴器のケア方法

基本的には、乾燥剤を使用します。

夜寝る前や長時間補聴器を外す際は、乾燥剤入のケースに補聴器をしまいます。補聴器は精密機械ですので、乾燥する事が重要です。日本は、冬でも湿気40%とか平気である国です。夏だけでなく1年を通して乾燥剤は使用した方が、補聴器は壊れにくくなります。

乾燥するものには、主に3つ種類があります。

  • 通常の乾燥剤
  • クイックエイド
  • ドライ&ストア

の三種類です。

通常の乾燥剤

こちらは、

  • シリカゲル
  • ドライカプセル

の二種類があります。ドライカプセルの方が、単体では安く、そして乾燥効果も高い傾向があります。乾燥効果期間に関しては、両方ともそう変わりはありません。シリカゲルは、補聴器購入時についてくるケースが多いのも特徴です。

クイックエイド

こちらは、乾燥+除菌効果+脱臭効果まである補聴器専用の乾燥機器です。乾燥機器そのものにファンまでついており、ファンを回して、より乾燥しやすくしています。通常の乾燥剤よりも乾燥効果も高く、そして除菌効果もあるのが特徴です。その代わり、お値段が張ります。補聴器をよく使用する方は、こちらを使用しているケースも多いです。

ドライ&ストア

大きめの乾燥機器で、最も乾燥能力が高いのがこのドライ&ストアです。その変わり最もお値段が張ります(値段が破格です……)。能力は乾燥+除菌です。乾燥効果が高いため、補聴器屋でもよく使っています。

まとめ

一般的な通常の乾燥剤を使用するものでも良いですが、よく壊れる傾向があったり、心配な方は、クイックエイドかドライ&ストアが良いでしょう。通常のものよりお値段が張りますが、その代わり乾燥能力の増加や脱臭効果もありますのでお勧めです。値段及び乾燥能力は、通常<クイックエイド<ドライ&ストアとなります。

なお、これらを使用する事で、故障の軽減はできますが、故障しない事を補償する訳ではありませんのでご注意ください。

バッテリチェッカーの注意

こちらではよくあるバッテリーチェッカーの注意点を記載していきます。知っておくとより補聴器について理解できるようになります。

バッテリーチェッカーの注意点

バッテリチェッカーとは電池残量を調べるものであり、こんな形状をしています。

バッテリーチェッカーでござる

このタイプでも白いタイプでもそうですが、メモリの見方に注意が必要です。

電池のありなしを調べる時は、電池を押しあて、2〜3秒してもバッテリーチェッカーのメモリが減らない事を確認してください。この間、2〜3秒すると容量が減る電池は、既になくなりかけている電池です。2〜3秒押し当てても容量が減らない電池が、使える電池です。

電池を押し続けると容量が目一杯あって全く降下しない電池と目一杯あるのに徐々に降下してくる電池があるのに気が付きます。この二つを覚えておくと使える電池か使えない電池かがわかるようになります。

補聴器のアラーム音

補聴器の場合、補聴器が必要としている一定の電圧が下がると、補聴器からお知らせ音がなります。

しかし、補聴器が必要としている電圧は、補聴器のプログラム事に変わります。補聴器に搭載されている騒音抑制、指向性、FM通信など常に使う機能が多いと多い程、一定の電圧値があがり、お知らせ音がなりやすくなります。

そして、規定の電圧より下になると補聴器からお知らせ音がなります。この電圧が低くなっているとバッテリーチェッカーでもメモリが降下しやすくなります。中の電池容量が少なくなってくると一定の電圧を保てなくなるためです。

補聴器のアラーム音は、一定の電圧低下により、鳴るようになっています。

減らない電池を使おう

そのため、一番わかりやすい目安は、電池をバッテリーチェッカーに押し当てた時、2〜3秒しても減らない電池がまだ使える電池となります。

少しずつ下がってくる電池はすぐに交換してしまいましょう。そのうち電池が切れます。

特に最近のデジタル補聴器は、独自に高度な音声処理をしています。昔に比べて補聴器の稼働時間は、短くなってきました。

補聴器を水の中に落とした場合

こちらでは、補聴器を水の中に落とした場合に備えて、記載していきます。慌てやすい環境ですので、まずは落ち着く事が重要です。

やって良い事、やってはいけない事

水の中に落としてしまった場合は、すぐに取り出し、乾燥させる事が大切です。タオルなどで目に見える水はふきとりましょう。たまにドライヤーで乾かす方もいますが、補聴器に熱のダメージと内部精密機器の腐食を早める事になりますので、使用禁止です。

また、水を拭き取り、1日中乾燥させた後で音を入れてください。水に濡れた状態でスイッチ入れると、中でショートしてしまい、壊れかけの補聴器にとどめを刺すことになります。水の中に入れてしまった後、故障していないかを確かめるため、早々に電源を入れてたくなる事はわかりますが、これによって壊れるケースが多いです。水の中に入れてしまっても慌てず、対応する事が重要です。

心配な場合は、補聴器屋へ

最近の補聴器は、内部もナノコーティング(水滴を弾く加工)をしているケースが多く、以前よりは壊れにくくなってきました。しかし、長い間使っていると、その加工も劣化したり、過酷な環境だと壊れるのは、変わりありません。

乾燥しても音が出なかった、又は音は出ているけど心配な方は、補聴器屋さんで見てもらいましょう。水没後は、その場で症状が出てこなくても、後々水が入った事による内部の腐食が進み、壊れるケースもあります。

補聴器の紛失を防ぐ

紛失は、どこに置いたかがわからない事でなくされる事が多いです。

外出先で外して、そのまま紛失、家でとって、そのまま紛失……。これらを少なくするためには、

  • 置く場所を決める
  • しまう場所を決める

この二つです。

私の場合は、外出先で外す場合必ず持いているケースに入れてしまいます。少し大きめのケースにする事で、存在感もありますし、ケースをバックにしまう事で、確認できる様にしています。

補聴器の外すタイミングを調べると、外はちょっとしたとき、家では電話に出るときが多い様に思います。

電話に出る際補聴器を外すなら、小さい箱でも作り、そこに入れる様にすると「ない!ない!」と騒ぐ事がなくなるかもしれません。

上記では、乾燥剤のお話をしました。できれば、乾燥用のケースと持ち運びよう分けた方が良いかもしれません。乾燥用のケースは大きすぎるのでちょっと外出という時は持ち運びに不便です。

どこやったけな〜と探す事があれば、要注意です。補聴器を紛失する一歩手前まできています。なんらかの対策をした方が良いでしょう。

なお、より詳しい内容を知りたい場合は、こちらをお勧めします。

リンク:補聴器落下防止器具は必要?原因から紛失防止策を考える

あとがき

ふと思ったので書いてみました。

上記のものは、聞かれる事がありましたので、記載してみました。いずれも重要な事です。

特にバッテリーチェッカーは、当てにならないので、電池の容量が目一杯あるか、ないかだけで判断しましょう。

意外に誤解されている方が多いので、要注意です。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:損をしないための補聴器電池の注意点と性能の良い電池

リンク:耳かけ形補聴器の必需品イヤモールドの利点、欠点

リンク:夏場における補聴器注意事項、大切な補聴器を守ろう

リンク:故障原因の元?電池のショートについて理解しよう