改善

感音性難聴を理解する 4つの要点と8つの聴力別、聞こえの改善方法

感音性難聴は、耳の中の器官の一つである内耳(ないじ)と呼ばれる部分が何らかの要因によって、聞きにくくなる難聴です。

感音性難聴により、聞きにくくなった場合は、今現在、治療する方法がないため、聞きにくさを改善していくには、補聴器を装用して、聞こえを改善していきます。

このページでは、感音性難聴になってしまい、お困りの方へ

  • 感音性難聴を理解する事
  • 感音性難聴を改善する事

について、まとめていきます。

改善方法については、感音性難聴は、様々な聴力になるため、なるべく状況を改善できるように8つの聴力に分け、記載していきます。

改善ページでは、実際の改善事例についても載せていますので、聞きにくさにお悩みの方や聞こえを改善したいという方へお役に立てば幸いです。

目次

感音性難聴の概要

感音性難聴とは

感音性難聴とは、冒頭の通り、耳の中の器官の一つ、内耳(ないじ)と呼ばれる部分が悪化することによって、起こる難聴です。

耳は、外耳、中耳、内耳の3つに分けられ、それぞれに役割があり、耳として機能しています。耳は、外耳、中耳、内耳の3つに分けられ、それぞれに役割があり、耳として機能しています。

耳は、外耳(がいじ)、中耳(ちゅうじ)、内耳(ないじ)の3つで成り立っており

基本的に、耳から入った音は、外耳(がいじ)、中耳(ちゅうじ)、内耳(ないじ)を通って、頭の中へ伝わります。そして、内耳(ないじ)で、音を受け取り、頭の中に音の情報を送ることで、音声やら音を理解しています。

外耳(がいじ)、中耳(ちゅうじ)、内耳(ないじ)、どれが欠けても、耳は、聞こえにくくなるのですが、その中の内耳(ないじ)が悪化することによって、起こるのが、感音性難聴になります。

感音性難聴 症状

感音性難聴の症状は、主に2つで

  • 音が聞こえにくくなる(聴力が下がる、低下する)
  • 言葉の明瞭性が悪くなる(言葉の明瞭性が欠ける)

の2つです。

人によっては、これにプラスして、

  • 耳鳴りがする
  • 耳の中に水が入ったような感覚がする(こもった感覚が常時する)
  • めまいがある

などありますが、基本的に感音性難聴の場合は、音が聞こえにくくなる事と言葉の明瞭性が悪くなる事、この2つが中心に出てきます。

聴力の正常の範囲は、0〜25dBまでになります。それよりも、聴力が落ちると、落ちるだけ、聞きにくさが出てきます。聴力の正常の範囲は、0〜25dBまでになります。それよりも、聴力が落ちると、落ちるだけ、聞きにくさが出てきます。

音が聞こえにくくなるのは、聴力そのものが低下していることから起こります。

そして、一番厄介なのは、音は、聞こえるけれども、言葉がわかりづらくなる。という部分です。

耳の穴を通ってきた音は、内耳で受け止め、そこで脳が理解できる電気信号に変換されます。それをしているのが内耳の役割です。耳の穴を通ってきた音は、内耳で受け止め、そこで脳が理解できる電気信号に変換されます。それをしているのが内耳の役割です。

感音性難聴は、耳の中の器官、内耳が悪化することによって起こる難聴ですが、内耳は、耳の穴を通ってきた音をキャッチし、脳に送る働きをしています。

その際、脳は、音のままでは、理解ができないため、内耳の中にある有毛細胞(ゆうもうさいぼう)という部分が音をキャッチし、脳が理解できる電気信号に変換し、脳に送ります。

しかし、内耳が悪化していると、うまく音を受け取れなかったり、受け取ったものを誤変換して、脳に送ってしまいます。

そうすると、言葉がうまく理解できなかったり、音は、聞こえるけれども、何を言っているのかわからない。ということが起こります。

それが、感音性難聴の症状です。

感音性難聴 改善(治療)

感音性難聴ですが、今現在、有効な治療方法がありません。

こちらは、補聴器の種類の一つ、RIC補聴器(リックほちょうき)になります。こちらは、補聴器の種類の一つ、RIC補聴器(リックほちょうき)になります。

そのため、聞きにくさがある場合は、補聴器で聞こえを改善していきます。

感音性難聴の原因である内耳(ないじ)は、耳の神経であり、その神経を治す薬。そして、治療する手術がありません。

そのことから、難聴の治療。という部分に関しては、今現在、iPS細胞などによる治療の研究が進んでいます。

しかし、これを書き直している2019年3月22日現在、iPS細胞、もしくは、それに変わる遺伝子治療によるものは、まだまだ研究段階で、実際に治験や治療が開始されるには、20年先、30年先とも言われており、全く見通しがたっていません。

そもそもの問題として、本当に聞こえが改善できるのかも、よくわかっていない状態ですので、全てが未知数となっています。

こちらは、耳の中に入れる補聴器の一つ、CIC補聴器(シーアイシーほちょうき)になります。こちらは、耳の中に入れる補聴器の一つ、CIC補聴器(シーアイシーほちょうき)になります。

その事から、今現在、聞こえにくさを改善させる場合は、補聴器で聞こえを改善していきます。

幸い、補聴器も、聞こえの改善度は、徐々によくなってきており、軽度〜中等度難聴くらいであれば、少し聞きにくさは、感じることがあるものの、70〜80%くらいは、改善できるようになってきています。

感音性難聴を理解する難聴の種類

感音性難聴をより理解するために難聴の種類に関しても理解してみましょう。

難聴は、必ず、感音性難聴と伝音性難聴に分かれます。それぞれ、主要の難聴は、このようになります。難聴は、必ず、感音性難聴と伝音性難聴に分かれます。それぞれ、主要の難聴は、このようになります。

難聴を分類すると、基本的にこのようになります。全ての難聴は、必ず、感音性難聴、もしくは、伝音性難聴に分類されます。重要なのは、感音性難聴とは、内耳が悪化した際の総称であることです。

伝音性難聴は、外耳、中耳のどちらかが悪化することで、起こる難聴で、感音性難聴は、内耳が悪化することによって、起こる難聴です。

伝音性難聴に分類されるものは、どれも、外耳、もしくは、中耳が悪化することによって起こる難聴ですし、感音性難聴に分類されるものは、内耳が悪化することによって、起こる難聴です。

感音性難聴と診断されることがあるのは、

  • 生まれつきの感音性難聴(元々、聞こえていなかった方)
  • 原因不明の感音性難聴(元々、聞こえていたが、聞きにくくなった方)

となります。

感音性難聴に分類されるものは、必ず、内耳の部分が悪化することによる難聴です。ただし、よくわからないものに関しては、感音性難聴。と診断されることもあります。感音性難聴に分類されるものは、必ず、内耳の部分が悪化することによる難聴です。ただし、よくわからないものに関しては、感音性難聴。と診断されることもあります。

感音性難聴に当てはまるものには、いくつかあり、この中のどれにも当てはまらない場合に、感音性難聴。と診断されることが多いです。

よく見られるのは、生まれつき聞こえにくく、調べても原因がよくわからないので、感音性難聴と診断されたケース。

または、初めは、聞こえていたけれども、途中から聞きにくくなってしまい、聞こえにくくなった原因がよくわからず、両耳とも聞こえにくくなっているので、感音性難聴と診断されたケース。の2つです。

難聴の場合、どのような原因で聞こえにくくなったのか。が非常にわかりづらく、数ある病名の中で、当てはまらない場合は、感音性難聴と診断されることが多くなります。

感音性難聴をより理解する聞こえを理解する仕組み

感音性難聴は、音が聞こえにくくなる他、言葉の明瞭性が欠けるようになる。と、記載しました。

これは、聞こえの理解そのものが、脳の中の記録と送られてきた言葉、音のマッチングをして、音を理解していることから、起こる事です。

例えば、聞いたことがない言葉や地名、名前を言われると、いくら聞こえが良い方でも、「え?」と聞き返したり、「〇〇ですか?」と確認したりします。

聞いたことがない社名を電話で言われたりすると、その確率は、非常に高く、ほとんどの方が経験あることだと思います。

これは、その言葉自体を知らない(聞いたことがない)から起こっていることであり、耳が聞こえにくいことによって、起こっている訳では、ありません

耳には、音を記録しておく分野があり、脳の中のデータベース(記憶)と聞こえてきた音を合わせて、理解しています。

そのため、健聴の方であれば、聞いたことがない言葉でも、何度か聞いているうちに言葉を覚え、問題なく聞こえるようになります。

しかし内耳が悪化すると、耳から送られてくる情報と耳の中にあるデータが合わなくなってしまい、ところどころ、聞き間違えてしまったり、間違えて別のデータと照らし合わせてしまう事で、似た言葉に聞き間違えたりします。

そのようなエラー(誤変換)が起こりやすくなるのが感音性難聴になります。

感音性難聴の聴力検査の結果

耳の状況を調べてもらった際、このような聴力図に聴力が記載されます。これをオージオグラムと呼ぶのですが、感音性難聴の場合は、上記のような図になります。

  • 縦軸:音の強さ
  • 横軸:音の周波数(ピッチの違い)
  • ×:ヘッドホンをつけて検査した数値(気導聴力検査)
  • [、]:黒いブルブル震えるもので検査した数値(骨導聴力検査)

数値の見方は、このようになります。

耳には、いくつかの検査があるのですが、感音性難聴は、×、そして、[ と ] の位置がほとんど同じ位置にきている場合に、診断されます。

気導聴力検査は、ヘッドホンで調べたもので、が右耳、×が左耳を表します。

骨導聴力検査は、黒いブルブル震えるもので調べたもので、[ が右側、] が左側を表します。

これらで調べたもので、気導聴力検査も骨導聴力検査も同じ位置に出ているものが、感音性難聴になります。

【解説】オージオグラムの見方と聴力検査の数値別、聞こえの状態聴力検査の結果表がオージオグラムです。見方や難聴の程度、聞こえづらさを理解できるように記載してみました。聴力図からは、様々な事がわかりますので、自分自身の状況を理解したい方は、参考にどうぞ。...
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感音性難聴と難聴レベル別、聞きにくさ

感音性難聴には、

  • 音が聞こえにくくなる
  • 言葉の明瞭性が欠ける

この2つが起こることを記載しました。

音が聞こえにくくなる事については、それぞれ難聴レベルがあり

WHOによる難聴分類(世界基準)

このように分類されています。そのレベルによっても、聞きにくさは変化しますので、こちらに関して、詳細を記載していきます。

※平均聴力につきましては、(500Hz+(1000Hz×2)+2000Hz)÷4で計算ができます。

軽度の感音性難聴の聞こえ

いわゆる軽度難聴に分類されるのが、こちらです。

  • 聴力:26〜40dB(平均聴力)
  • 特徴:対面では、問題なく、離れたところからの呼びかけや声、騒がしいところで難が出やすい
  • 備考:聞こえにくさには、困るところと困らないところで、分かれやすい

このような特徴があります。

軽度難聴の場合は、主にこのような聞こえになります。

対面での聞こえは、問題ないことが多いのですが、一部の声が小さい方は、少し聞きづらく、さらに距離が離れたり、離れたところからの呼びかけなどは、気がつかないことがあります。

それ以外には、騒がしいところでの聞きにくさが出たり、会議などで、離れたところに人がいたり、聞きにくい人が離れた位置にいたりすると、急に聞きにくさを感じやすくなります。

家の中などでは困ることは少ないのですが、仕事の際に困ったり、聞きにくさを感じやすく、困る場面と困らない場面が非常に分かれやすいのが特徴です。

軽度の難聴とはいえ、聞こえにくさは、ある状態ですので、聞こえにくさにお悩みの場合は、早々に改善した方が、お悩みも聞こえも改善できることが多くなります。

中等度の感音性難聴の聞こえ

中等度難聴に分類されるのは、主にこのような聞こえの方です。

  • 聴力:41〜60dB(平均聴力)
  • 特徴:対面でのお話、離れたところからの呼びかけ、騒がしいところでのお話がわかりづらくなる
  • 備考:日常生活、職場での仕事(対応)に支障をきたしやすい

このような特徴があります。

平均聴力50〜60dBを想定して記載しています。このくらいまで低下すると、ほとんどの方が、聞きにくさを強く感じるようになります。平均聴力50〜60dBを想定して記載しています。このくらいまで低下すると、ほとんどの方が、聞きにくさを強く感じるようになります。

中等度難聴の聞こえに関しては、このようになります。

対面でのお話もわかりづらくなり、半分理解できるか、できないかぐらいにまで聞きにくさが強くなります。

対面でのお話は、わりかし大きい音の部類に入りますので、その部分でも聞きにくさが出てきますと、離れたところからの呼びかけや周囲の音に関しては、聞きにくく、さらに囲んでお話する機会や騒がしいところでのお話も、かなりわかりづらくなります。

この辺りから、日常生活や仕事での対応で支障をきたす事が多くなります。そのため、補聴器を装用して、聞こえにくさを改善する方が多くなります。

高度の感音性難聴の聞こえ

高度難聴に分類されるのは、主にこのような聞こえの方です。

  • 聴力:61〜80dB(平均聴力)
  • 特徴:対面でのお話は、わからなくなり、呼びかけには、まず反応できず。
  • 備考:日常生活に大きく支障が出やすい

このような特徴があります。

だいたい、平均聴力が、70〜80dBを想定して、記載しています。このくらいまで、下がってくると、聞きにくさは、かなり強くなります。だいたい、平均聴力が、70〜80dBを想定して、記載しています。このくらいまで、下がってくると、聞きにくさは、かなり強くなります。

高度難聴の聞こえに関しては、このようになります。

高度難聴の場合、耳元で話された会話がいくらかわかる程度になりますので、対面でのお話は、ほとんどわからなくなります。

対面でのお話がわからなくなるレベルまで低下しますと、そのほかの騒がしいところでのお話、複数の人と囲んでお話するのもわからなくなり、かつ、離れたところから呼ばれても、まず気がつきません。

この辺りまで、低下しますと、周囲の音もかなり聞こえにくくなりますので、非常に世の中が静かになってきます。

そのため、日常生活や職場では、控えめに言っても、大きく支障が出てしまいます。

重度の感音性難聴の聞こえ

重度難聴に分類されるのは、主にこのような聞こえの方です。

  • 聴力:81dB〜(平均聴力)
  • 特徴:ほとんど音が聞こえない

このような特徴があります。

重度難聴の聞こえに関しては、このようになります。

もしかしたら薄々察しがついていたかもしれませんが、重度の感音性難聴になると、音そのものに関して、聞こえない状態になってきます。

何も聞こえないわけではありませんが、ほとんど音を感じない世界が、重度難聴です。

高い音(高音域)が聞こえにくい感音性難聴の聞こえ

難聴の中には、上記のような高い音が大きく聞こえにくいケースもあります。

そのような耳は、

  • 聴力:高い音が聞こえにくい
  • 特徴:一部のアラーム音や音に気がつかず、言葉の聞き取りが悪くなりやすい
  • 備考:聞こえる音と聞こえない音が分かれやすく、言葉の明瞭性が欠けやすい

このような特徴があります。

感音性難聴で高音域が下がっているケースは、特定の音が聞こえづらいため、対面での会話も、聞こえる人と、非常に理解しにくい人がおり、離れたところからの呼びかけや音も、同等の傾向が出ます。

さらに騒がしいところでの会話は、かなりわかりづらくなる事が多く、かつ、周囲とのお話も聞きにくい人がいるだけで、非常にストレスになったり、聞こえづらさが出てしまい、会話に参加しづらくなってしまいます。

音に関しても、一部のアラーム音や合図してくれる音。例えば、炊飯器でのアラームや洗濯が終わった時のアラーム音が聞こえない。など、日常生活上で地味に困る事が多いのも特徴です。

家の中だけであれば、少し困ることはあるものの、問題は、深刻化しにくいのですが、仕事をしていたり、職場では、電話が聞こえなかったり、電話の呼び出しがわかりづらかったりなど、支障が出やすくなります。

独特な聞こえの方の場合は、その方、独特の困りやすい部分や悩みやすい部分があります

低い音が聞きにくい感音性難聴の聞こえ

難聴の中には、低い音が中心となって聞きにくいケースがあります。

そのような耳の方は

  • 聴力:低い音が中心に聞こえにくい
  • 特徴:主に男性の声や音声を中心として、聞きにくさを感じやすい
  • 備考:聞こえる音と聞こえづらい音が分かれやすい聴力

このような特徴があります。

感音性難聴で低い音を中心に下がっている場合、音声を中心に聞こえにくさを感じやすく、離れたところからの呼びかけや、騒がしいところでの会話がしづらくなる傾向が出ます。

低い音を中心に聞こえにくい耳は、1000Hzが40dBより下の場合は、全体的に音声が聞きにくくなりやすく、1000hzが30dBくらいですと、男性の声を中心として、聞きにくい傾向があります。低い音を中心に聞こえにくい耳は、1000Hzが40dBより下の場合は、全体的に音声が聞きにくくなりやすく、1000hzが30dBくらいですと、男性の声を中心として、聞きにくい傾向があります。

音声の聞きにくさに関しては、聴力によってしまうのですが、1000Hzあたりが40dBよりも下がってくると、男性の声および、一部の女性の声すらも、全体的に聞きにくさが出るようになってきます。

高い音は、聞こえているため、アラームやらチャイムの音は、比較的、聞こえやすいのですが、音声を中心に聞きにくくなりやすいため、聞こえにくさを強く感じてしまう人もいます。

そのため、家の中などでは、あまり困ることはないのですが、仕事の際には、どうしても、聞きにくい人がいたり、わかりづらい部分が出てしまいます。

そのような場面で困りやすいのが、低い音が聞こえにくい方の特徴です。

感音性難聴の改善と補聴器の効果

感音性難聴を改善する方法は、補聴器を装用する事です。はじめに記載した通り、今現在、感音性難聴を治療する有効な方法は、ありません。

そのため、聞こえにくさがある場合は、補聴器を装用して、聞こえを改善していきます。

補聴器は、耳を治すレベルまでは、改善できないのですが、今現在の聞こえより、より良くする事は、できます

軽度の感音性難聴に対する補聴器の効果

軽度難聴の場合、補聴器に関する概要は

  • 効果:聞こえづらい部分が全体的に改善される傾向あり
  • 装用:使用する方、半分。使用しない方、半分。
  • 備考:聞こえにくさを感じやすい人は、使う傾向があり、感じにくい人は、使用せず

このようになります。

軽度難聴の場合、聞こえづらかった音が全体的に聞きやすくなり、離れたところからのお話、周囲の人との会話、それらが改善しやすくなります。

全体的に改善される傾向があるのですが、騒がしいところだけ、あまりにも騒がしいと聞きにくさを感じやすくなります。逆に言えば、これ以外は、改善度が大きくなります。

補聴器を使用する事については、ご自身がどれだけ困っているか。によって左右されます

例えば、ご自宅の中にいることが多い方ですと、困る機会がそこまで多くないことから、あまり使用せず、仕事をしてる方や人と会う機会が多い方などは、困る機会がそれなりにあるため、使うことが多くなります。

もし聞こえにくさを感じているのであれば、早々に改善させてしまいましょう。聞こえが良い状態で聞こえを改善させると、それだけ、聞きにくさも改善しやすくなります。

中等度の感音性難聴に対する補聴器の効果

中等度難聴の場合、補聴器に関する概要は

  • 効果:聞こえにくさを感じている部分を全体的に改善してくれる
  • 装用:使用する方が多い
  • 備考:日常生活から仕事上での聞きにくさは、大きく改善される

このようになります。

中等度難聴の場合、対面でのお話も半分くらいの聞こえになるのですが、それが大きく改善され、さらに離れたところからの音や呼びかけにも反応できるようになります。

周囲の人とのコミュニケーション、お話は、あった方が明らかに聞きやすくなり、複数の人とのお話もかなりしやすくなります。

騒がしいところだけは、あまりにも周囲が騒がしいと聞きにくさを感じやすいのですが、それ以外の部分は、全体的に改善され、補聴器があるのとないのとでは、大きく差が出るのが、中等度難聴です。

もし、聞きにくさを感じているのであれば、早々に補聴器を検討し、聞きにくさを改善できると、お悩みも深刻化せず、聞こえも改善しやすくなります。

高度の感音性難聴に対する補聴器の効果

高度難聴の場合、補聴器に関する概要は

  • 効果:聞こえづらい部分が全体的に改善される傾向あり
  • 装用:使用する方が多い
  • 備考:全体的に改善されますが、聴力低下が大きくなると効果は、落ちる

このようになります。

高度難聴の場合、耳元でお話しないとわからない状態から一気に聞こえるようになることで、対面での会話、複数の人との会話、そして、離れたところからの呼びかけ、音に気がつくようになります。

中等度難聴と同じく、高度難聴の方も補聴器をつけた事による聞こえの改善度は、大きい方が多いです。そのため、そのまま使用し、聞こえにくさの改善をされる方が多くなります。

しかし、基本的に補聴器は、聴力が下がると下がるほど、聞こえを改善しづらくなりますので、聞こえは改善されるものの、同時に聞こえにくさも少々、出やすくなります。

もし、聞こえにくさにより悩んでいるのであれば、早々に改善させ、なるべく聞こえる状態にした方が、聞こえにくさに悩むことは、少なくできます。

重度の感音性難聴に対する補聴器の効果

重度難聴の場合、補聴器に関する概要は

  • 効果:音声及び、聞こえは、改善しにくい
  • 装用:人工内耳と補聴器、どちらが良いか考える必要あり
  • 備考:補聴器での効果が見込みづらくなるため、人工内耳という改善方法がある

このようになります。

重度難聴の場合、補聴器を装用しても、聴力低下が大きすぎるため、うまく改善できない事が増えてきます。

補聴器は、聴力低下が大きすぎると、音声が聞き取れる位置まで、改善させることが難しくなるため、補聴器の効果は、限定的になってきます

そのため、重度難聴の方の場合、しっかり改善させることを一番にお考えの際は、人工内耳という改善方法があります。

人工内耳と補聴器の比較から見る人工内耳の凄まじい効果人工内耳と補聴器を比較した際の人工内耳のメリット、デメリットを主に記載してみました。人工内耳は、手術するデメリットがありますが、それ以上に聞こえるようになるメリットが大きい機器です。...

手術をする必要こそありますが、補聴器よりも大きな改善効果がありますので、聞こえの改善度を優先する場合は、人工内耳の方がオススメです。

仮に重度難聴の方で補聴器を装用する場合は、目で物事を理解しつつ、補聴器は、補助で使用する。という方が多くなります。

高音域が聞こえにくい感音性難聴への補聴器の効果

高い音が聞こえにくい難聴へ補聴器に関する概要は、

  • 効果:聞こえづらい部分が全体的に改善される傾向あり
  • 装用:使用する方が多い
  • 備考:日常生活や仕事上での聞きにくさは改善しやすくなる

このようになります。

高い音が聞こえにくい方の場合、どのくらい聴力が低下しているかにもよるのですが、高い音に分類される2000〜8000Hzまでが、70dB、80dBくらいまでであれば、それなりに改善されます。

対面でのお話も全体的に改善されることで今まで以上によくなりやすく、かつ周りの人との会話、会議など、複数の人との会話でも、聞こえやすくなります。

アラーム系も今現在は、聞こえるようになることが多く、各種アラーム系が聞きやすくなり、地味に生活が改善されます。

ただ、騒がしい中での会話のみ、依然として改善が少々、難しく、騒がしくなりすぎると、聞きにくさを感じやすくなります。

逆に言えば、それ以外の部分に関しては、改善しやすくなりますので、補聴器あり、なしの差が大きい部類にもなります

もし、聞きにくさを感じているのであれば、早々に改善しましょう。補聴器で現状をより良くすることは、できる部分は、多いです。

低い音が聞こえにくい感音性難聴への補聴器の効果

低い音が聞こえにくい耳への補聴器の概要は、

  • 効果:聞こえづらい部分が全体的に改善される傾向あり
  • 装用:使用する方は、半分半分
  • 備考:改善される部分は、多いものの量は、少ない傾向がある

このようになります。

低い音が聞こえにくい場合、こちらも聴力によるのですが、1000Hzあたりが40dBより下がっている場合は、聞こえの改善度が少々、上がります。

逆に1000Hzあたりが30dBなど、比較的、軽い場合は、補聴器を装用しても、変化は感じにくくなります。

低い音が聞こえにくい方の場合、低い音の部分を補うことで、確かに聞こえやすくなるのですが、低下している部分が、騒音の部分に該当する傾向が強い低い音なため、それにより、音声が聞きやすくなるというよりも、周囲の音がより聞きやすくなる傾向も出てしまいます。

さらに、音声の聞き取りで重要になる高い音(1500〜4000Hz)は、元々聞こえていることが多く、補聴器をつけると、すごいよく聞こえる。という感覚には、なりづらい状態です。

今まで聞きにくかった人の声、会議での会話、複数の人と囲んででのお話、呼びかけ。それらの部分は、今現在の状態より、改善するものの、劇的には、変わりづらい状態になります。

仮に聞こえにくさにお悩みの場合は、聞こえの改善にチャレンジし、補聴器があると良い場合は、つけて、日々の生活や仕事でより良くしていけるとベストです。

感音性難聴の方の実際の改善事例

当店では、実際の感音性難聴の方を改善した事例があります。お悩みの方は、参考にしてみてください。

原因不明の感音性難聴で高音域が聞きにくい方の改善

どのような事でお困りでしたか?

補聴器を実際にお使いになってみていかがでしょうか?

アンケート内容

【職場での会話がスムーズに】高い音が聞こえにくい感音性難聴の方、補聴器で改善40代、女性。両耳とも感音性難聴で、軽・中等度難聴の方ですが、補聴器にて改善を行いました。高い音から急に聞きにくくなる聴力の方です。どのように改善させたのか、形状の選定、補聴器で聞こえを補ったレベルなど載せてみました。改善の参考にどうぞ。...

生まれつきの感音性難聴で左右の聴力が違う方の改善

どのような事でお困りでしたか?

補聴器を実際にお使いになってみていかがでしょうか?

アンケート内容

【実例、左右聴力違う】両耳とも軽・中等度難聴の方を補聴器で改善20代、女性。両耳とも軽・中等度の感音性難聴で、左右の聞こえが違う方を補聴器で改善しました。どのように改善したのか、実例を使って、解説しています。お悩みの方は、ご参考にどうぞ。...

生まれつきの感音性難聴で、高音域が聞こえにくい方

どのような事でお困りでしたか?

補聴器を実際にお使いになってみていかがでしょうか?

アンケート内容

【実例】感音性難聴で高い音が聞こえない方を補聴器で改善した方法両耳とも生まれつきの感音性難聴の方を補聴器で改善しました。どのように改善していったのか。その点を中心に記載しました。同じような方は、ご参考にしてみてください。...

感音性難聴を補聴器で改善(聴力別、改善方法まとめ)

上記では、いくつか実例をご紹介いたしましたが、感音性難聴を補聴器で改善する場合、実際には、様々な聴力が考えられます。そして、聴力や耳の状況ごとに合う補聴器や気をつけるべきことは、変化します。

そのため、聴力別に改善方法をまとめてみました。ご自身に合うものをご覧いただければ幸いです。

両耳とも感音性難聴の改善

軽度難聴の改善

【改善実例付】軽度難聴に合う補聴器と聞こえを改善させる4つの要点軽度難聴を改善させるための聞こえを改善する基本、軽度難聴に合う補聴器の種類(形状)、補聴器の性能、改善に重要な補聴器の調整。この4つに関してまとめました。実際の改善事例ものせてみましたので、お悩みの方は、ご参考にどうぞ。...

中等度難聴の改善

【実例付】中等度難聴に合う補聴器と聞こえを改善させる4つの要点中等度難聴を改善させるための聞こえを改善する基本、中等度難聴に合う補聴器の種類(形状)、補聴器の性能、改善に重要な補聴器の調整。この4つに関してまとめてみました。改善実例をのせ、理解しやすくしてみました。...

高い音が聞こえにくい耳の改善

高音漸傾型の難聴に合う補聴器と聞こえを改善させる4つの要点高音が聞こえにくいのが、高音漸傾型の聴力です。この難聴を改善させる基本、聞こえを改善しやすい補聴器の種類(形状)、補聴器の性能、補聴器の調整、改善に必要なものをまとめてみました。改善実例ものせ、理解しやすくしてみました。...

低い音が聞こえにくい耳の改善

【実例付】低音性難聴に合う補聴器と聞こえを改善させる4つの要点低音性難聴を改善させるための聞こえを改善する基本、この聴力に合う補聴器の種類(形状)、補聴器の性能、改善に重要な補聴器の調整。この4つに関してまとめてみました。改善実例をのせ、理解しやすくしてみました。...

感音性難聴で左右差があるケースの改善

左右の聴力が少し異なる方の改善

左右の聴力が違う耳の補聴器選定と聞こえを改善する4つの要点左右の聴力が異なる方を補聴器で改善させる際に重要になる改善方針、補聴器の形状、性能、そして、補聴器の調整の4つをまとめました。改善への注意点も含みつつ、記載し、聞きにくさにお悩みの方へ、参考になれば幸いです。...

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左右の聴力差が非常に大きい耳に合う補聴器と聞こえを改善する4つの要点左右の聴力が大きく異なる方を補聴器で改善する際の改善方針、補聴器の形状ごとの特徴、性能の違い、聞こえを改善させる補聴器の調整についてまとめてみました。実例も記載し、より理解しやすくしてみました。...

片耳のみ感音性難聴の改善

片耳のみ大きく聞きにくい方の改善

【改善実例付】片耳難聴の方に合う補聴器と聞こえを改善する4つの要点片耳難聴の方を改善する基本方針、合う補聴器の形状、性能。そして、調整まで、まとめてみました。片耳が全く聞こえないような方でも、クロス補聴器。というものが出てきており、今現在。、何かしらで聞こえを改善できるようになってきています。...

片耳のみ中等度くらいの聞きにくさの改善

【片耳難聴】片耳、中等度難聴に合う補聴器と聞こえを改善する4つの要点片耳のみ中等度難聴ほどの聞こえを補聴器でしっかり改善する方法についてまとめました。改善に重要になる、補う方法、補聴器の種類の違い、性能、そして、補聴器の調整まで、まとめています。聞きにくさにお悩みの方へ、参考になれば幸いです。...

感音性難聴のまとめ

こちらでは、

  • 感音性難聴を理解する事
  • 感音性難聴を改善する事

の2つに関して、まとめてみました。

感音性難聴は、今現在、残念ながら治療する方法がありません。そのため、聞こえにくさがある場合は、補聴器で聞こえを改善していきます。

耳の聞こえにくさは、難聴レベルによって変化しますが、聴力低下が大きくなるとなるほど、聞きにくさが強くなります。

そして、聴力は低下すると低下するほど、補聴器による聞こえの改善度も低下します。そのため、聞きにくさがある場合は、早々に改善することが大切になります。

もし、聞こえにくさがあり、現状、お困りの部分があれば、早々に改善しましょう。早々に改善できれば、お悩みが深刻化せずに済みますし、早く楽になります。

補聴器は、耳を治す。ということはできないのですが、軽度〜中等度難聴くらいであれば、7〜8割くらいは、改善できるようになってきています。

改善されると、聞きにくさによって、悩んでいた部分も、改善しやすくなりますので、お悩みの場合は、早々に行動し、より良くしていきましょう

聞こえにくさにお悩みの方へ、こちらの内容が参考になったのであれば幸いです。

ABOUT ME
深井 順一
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者で補聴器を使っている事、補聴器の販売を行っている事、この二つの視点で、ブログを書いています。書いている人の詳細は、”書いている人のページ”こちらをどうぞ。また、連絡先は、”お問い合わせページにあります。
【お悩みの方へ】補聴器のご相談、無料トライアル行なっています

当店は、東京都墨田区で生まれつきの難聴者が対応している補聴器専門店です。補聴器使用者の視点も含めて、補聴器のご相談や聞きにくさの改善について、承っています。

主に

  • どこに相談したら良いかわからない方
  • 別の場所で、うまくご相談ができなかった方
  • ご自身のペースで一つずつ理解しながら補聴器のご相談をしたい方

などいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。聞こえの改善相談や補聴器の無料トライアルも行なっており、日常生活から、職場で実際にご体験いただけます。

当店の特徴については、以下の通りです。お店の特徴以外に、実際にお客様をどのように改善したかの事例もまとめています。

なお、聞こえの改善に関しては、聴力別、聞こえを補聴器で改善させる方法まとめに、まとめています。

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